群馬県四万温泉への旅   

高崎市・箕郷(みさと)梅林と中央・相馬山、左・榛名山 2023.2.20 ()無断転載

ステイナビの特典が使用できる期限の3月末が迫った来ました。3月末頃は天候と体のコンデイションを見ながら、恒例の中山道からの海までのジョギングを予定しています。

早い方が良いだろうと天候の様子を見ながらステイナビを利用する最後の温泉巡りを楽しむ事にしました。それなら今まで余り馴染みの無い群馬県の温泉を探したところ、友人の助言もあり情緒がある静かな温泉と言う四万温泉に目的地を定めました。

旅の大きな楽しみである、地元の農産物等の買い出しと神社を訪ねるルートを詳細に調べた後、快晴の3月6日、旅の出発です。尚、神社巡りは後日別項で掲載申し上げます。

途中、榛名山の山麓に広がる箕郷(みさと)梅林の白梅が見頃の時を迎えていました。2023.03.06

四万温泉逍遥のマップとアルバム

群馬県四万温泉を尋ねた旅の地図とその折の画像アルバムをご紹介申し上げます 。四万温泉への途中初めて群馬県の神社を巡り狛犬を見せてもらいましたが、それらは後日別項で掲載申し上げます。2023.03.06

四万温泉への旅・スライドをご覧ください。
JA花園 農産物直売所

9:14・JA花園 農産物直売所住所:深谷市小前田553。関越道を通る折には花園ICで降りてしばしば立ち寄るJA花園農産物直売所に立ち寄ります。今回も大いに楽しみしながら開店に合わせて訪ねましたが、季節が合わなかったのか残念ながら殆ど欲しいものが有りませんでした。

今回は少しだけ農産物を買って次の販売所に向かうことにしました。2023.03.06

ガトーフェスタ ハラダ 直売所と本社工場

10:25・ガトーフェスタ ハラダ 本社工場住所:群馬県高崎市新町1207。

直売所と工場の見学が出来る洋菓子の”ガトーフェスタ ハラダ”に興味をひかれて往路に立ち寄ることにしました。グーグル・マップで関越道上里ICから5km程と思われる事もあり復路尋ねる折の下見と言う目論見です。

開店の10時に合わせて、その前に上里IC近くの神社とJAの農産物直売所を訪ねようとカーナビを頼りに向かいましたが、IC近くの込み入った道で迷って関係の無い神社に出てしまいました。仕方なく急遽予定を変更して最初にガトーフェスタ ハラダを訪問して再度上里IC近くの目的地を尋ねる事にしました。2023.03.06

目的地を変更するとカーナビが迷うことなく連れて行ってくれたガトーフェスタ ハラダ 直売所は既に開店していて車も20台ほどが止まっていました。

右側の直売所に入ると嬉しい事に入口でラスクと思われるサンプルを手渡してくれます。買い物が終わって、直売所の片隅にある無料のドリンク・バーでコーヒーを頂きながら味わいました。旅の出だしで行き届いた嬉しいサービスに出会い心が和みます。

2023.03.06

お土産は帰路に再度買うことにして旅の途中で味見をするために4種類ほどの焼き菓子類を購入しました。

2023.03.06

様子が分かったので帰路の買い物の品の見当も付きました。折角なので隣接する工場を見学することにしました。工場でも社員の方が焼いてくれたフラン・パンを手渡してくれました。

再度コーヒーをいただきながら工場のサンプルも味わいました。

2023.03.06

上里IC近くの散策に戻るために外に出ると広い駐車場には観光バスが止まって団体の人達が店に向かっていました。これだけのサービスを楽しめるなら無理もないと早めに店を訪ねた事が正解だったと思いました。

2023.03.06

関越道・上里IC周辺の散策
ガトーフェスタ ハラダ 直売所から再度上里IC付近での買い物と散策の為に道を戻ります。今度は迷いながらも直ぐに目的の神社や農産物直売所に到着できました。地図を改めて確認すると神流川を境にした高崎市の南端と埼玉県の北端で互いが接して事が分かります。

11:29・JA埼玉ひびきの アグリパーク上里農産物直売所住所:埼玉県児玉郡上里町勅使河原1000−7。

関越道を通る折には立ち寄ることにしている花園農協農産物直売所(道の駅はなぞの内)に今回も旅の最初に尋ねてみましたが残念ながら季節外れらしくそれ程多くの農産物を買うことが出来ませんでした。その事もあり余り期待もせずに立ち寄りました。
2023.03.06

花園の農産物直売所よりかなり小さな店舗の入口には沢山の白菜が並んでいます。早速一つ買い込みました。

2023.03.06

ヤツガシラこそ売っていませんでしたが珍しい里芋類など、土地の野菜類をかなり購入することが出来ました。これで旅の目的の一つが叶ったようです。

朝食用に売店で買った赤飯を販売所横にあるテーブルでお茶を飲みながら食べます。

2023.03.06

12:09・朝食を済ませて農産物直売所の近くの中央軒煎餅の工場直売所を尋ねてみます。車を停めて辺りを見回すと先程の農産直売所からなら歩いてく来れる距離でした。

更に見回すと中央軒煎餅の隣はケーキ類の工場が建っていました。上里ICの近くには直売所が集まっているようです。見ると農産物直売所から買い物を終わった人達が歩いてケーキ工場に向かう姿が多くみられます。私達も、煎餅購入後車を停めて歩いてケーキ工場に行ってみることにしました。2023.03.06

自家用に3袋¥540のアウトレット用の割れた煎餅を2セット買い込みます。買った煎餅を車に入れて歩いて隣のケーキ工場に行くことにします。

2023.03.06

12:24・洒落れた大きな建物の壁に”CANTARE”の文字が見られます。中に入るとケーキやパン等と共にアウトレット用の安いケーキ類が置かれていました。差し当たり車の中で食べるためにケーキの切れ端を2パックだけ買いました。

これで一応買い物を終えたので榛名山山麓の箕郷(みさと)梅林を目指すことにしました。途中幾つかの神社に立ち寄ったので梅林に着いたのはかなり遅くなりました。

2023.03.06

14:04・大空の中に榛名山とそれに連なる山並みが望まれます。目指す梅林はそのその山麓にあるのでかなり遠いように感じてしまいます。

2023.03.06

高崎市・箕郷(みさと)梅林

14:21・カーナビに導かれて何処をどう走ったのか辺りが白い梅の花で満たされ、斜面の狭い道が続く場所にやってきました。

2023.03.06

14:24・箕郷(みさと)梅林の駐車場に到着、平日のせいか、加えて時間が遅いせいもあり駐車場にはかなりのスペースが残っていました。駐車場料金¥300.

中央の尖った山が相馬山で榛名山はその左奥の凹凸の見られる山ではないかと思いますが、違っているかもしれません。

2023.03.06

梅林の土手に沿って河津サクラらしい早咲きのサクラの花が満開でした。

個人的な好みですが早咲きの桜は可憐で静かな咲き方のカンヒザクラとマメザクラ(フジザクラ)から作られた根府川のおかめ桜の姿が忘れられません。澄んだ花びらの美しさが思い出されます。

2023.03.06

駐車スペースの隅の小高い丘の上から榛名山を見ています。

2023.03.06

この広大な梅林は見せるために植えられた梅ではなく梅の実を採るための大量の白梅の林との事。小田原市の曽我梅林と同じく見せるために植えられた梅より個人的な好みにも合うのが訪れた一つの理由です。

この花の咲く季節は農地を開放しているように見えました。白い花を付けた梅の木が農地に整然と並んでいました。

2023.03.06

梅の実を収穫すために枝が横に伸びた梅林の中を、目の高さに辺りに咲いた白い梅の花をまじかに見ながら散策を楽しみます。梅林の広さが人影をまばらに散らしてくれているのでのんびりと花を見ることが出来ました。

2023.03.06

高原の村に咲く梅の花が思い出されます。果たして誰も見る者の居ない梅はどのように春の準備をしているのか・・・・。

2023.03.06

下に枝を伸ばした芳しい梅の花に目を近づけてしみじみと見ていると春の訪れを告げる白い花と同化してしまそうです。広い農地の中では多くの場所で人影は見えません、静かな花房の下で如何なる想像も楽しむ事が可能です。

2023.03.06

未だ今夜の宿への道の途中で有ることを思い出しました。宿に行くには榛名山を超えなくてはなりません。まず榛名湖を目指すことにして蓑郷梅林を出発しました。

2023.03.06

榛名湖

15:12・蓑郷梅林から榛名湖に登る126号線を進みます。途中一台の車ともすれ違うことなく榛名湖の見える場所まで登ってきました。

2023.03.06

15:19・2車線の33号線とのT字路にぶつかると眼前が開けて榛名湖の湖面と榛名山のケーブルカーの景色が目に飛び込んできました。未だ冬の気配が強いこの地では殆どが休業状態でケーブルカーも店も休業中の様でした。

2023.03.06

15:23・シーズンオフのせいか人影は殆ど見られません。静まり返った青い榛名湖の湖面が夕方の近い事を知らせてくれているようです。

2023.03.06

16:47・榛名湖から榛名神社へと山道を下り参拝をさせてもらいました。途中、岩櫃山の特異な岩峰が道路から見えました。

2023.03.06

四万温泉

17:27・宿の四万温泉四萬館に到着、想像した以上の宿の風情に驚かされました。

2023.03.06

廊下の窓から下を見下ろすと風情のある日本庭園が眼下に広がっていました。贅沢な庭を供えた良い旅館に泊まることが出来たと改めに嬉しくなりました。

2023.03.06

遅く宿に到着したので急ぎ温泉で疲れを癒してから夕食の食堂に向かいました。もっとも簡素な宿泊プランを予約したのですが案内された食堂の作りと雰囲気にびっくりです。

2023.03.06

お品書きまで渡されて予約が違っているのではないかと案じたほどです。

2023.03.06

出だしはこれなら予約通りと安心していると、後から色々と食事が出てきてゲーブルの上があふれる程でした。それぞれの食事はよく吟味された食材を丁寧に料理された事が味と見た目から分かります。

2023.03.06

食べきれないほどの料理の後にイワナのフライと思われる串刺しの魚が出てきました。骨まで食べられますとの説明に大いに驚かされました。

思いもよらない心のこもった美味しい料理にこの宿での楽しい一夜が過ごせそうです。

2023.03.06

食後は今夜温泉に何度入れるかが興味の対象です。24時間入浴が可能との事存分に楽しみたいと思います。

湯量が豊富なこの旅館ではシャワーも全てに温泉が使用されているとの事大きな浴槽にも竹筒から温泉が流れ込んでいました。

2023.03.06

二つに分かれた大きな男の浴場、何度かの入浴時滅多に人に合いませんでした。不思議な気がしながらも広い浴場を独り占めにして楽しみました。

2023.03.06

朝風呂を出てから貸切風呂が有ると聞いてい居たので興味を惹かれて大浴場近くの廊下を奥に進むと二つの浴場がありました。

入浴可の札が掛かっていたので扉を開けて見ました。丸い湯船に温泉が流れ込んでいます、大浴場で他の人に合わない理由が分かりました。この旅館には6個所程のこのようなお風呂に自由に入れるのですが説明を確り聞いていなかったので残念な事をしました。

2023.03.06

風呂からは眼下に四万川の渓流の流れが望まれます。貸切風呂を存分に堪能しました。

2023.03.06

丸い風呂を出て隣の風呂の扉を見ると此方も入れそうなので中に入ってみると丸い風呂より少し広めの四角い風呂がありました。折角の機会なので再度温泉を楽しみました。

2023.03.06

部屋に戻る折に注意しながら廊下を歩いているとエレベーター乗り場の前に案内が置かれていました。左方向の女性用の亀の湯の先にある”そよ風”が丸い風呂で”風の谷”が四角の風呂だと推測されます(逆かもしれませんが)。そうすると右方向には4つの風呂がある事になります。

部屋に戻ると早速家人がこの情報を元に通常の”亀の湯”と”風の谷”と”そかぜ”の入浴を楽しんできました。入れ替わりに私は右の4つの温泉に入るべく向かいましたが残念ながら朝8時から大きな風呂を除いて掃除の為に入浴が出来ないとの事で諦めざるを得ませんでした。

2023.03.06

存分に温泉を堪能した後朝食をとる為に昨晩夕食を堪能した心が落ち着く木造の雰囲気が充満した豪華な作りの食堂に向かいました。

朝食もこの後に幾つか料理が出てきて大いに楽しみました。

2023.03.06

昨晩フロントに飾られた多くの絵画と一緒に古いモノクロ写真を見付けました。もしやと説明を読むと昭和15年(1940年)4月、旧四萬館に滞在した井伏鱒二と太宰治の師弟の入浴風景でした。

以前、太宰治の富嶽百景を読んでこの師弟の見た富士山を見たく思い三つ峠を登り天下茶屋を尋ねた事を懐かしく思い出しました。

偶然とは言え二人の泊まった宿で一夜を過ごした事は、私達にとってこの旅の大きな思い出になります。旅館のこの一角は幾つかの熱気を感じる絵が飾られている場所でした、大いにそれらを楽しませてもらいました。

2023.03.06

太宰治が庭を散策する写真も飾られていました。私達も当時とは変わってしまったかもしれませんが、未だ雪の残る庭を歩いてみました

2023.03.06

”文人の湯”の案内板い導かれて庭の片隅に建つ小屋に行って見ました。当時を再現した建物と思われますが、既にチェックアウトしたので再度入館するのも面倒なので外から眺める事で今回は諦めました。

2023.03.06

15:03・四万温泉からの帰路幾つかの神社に建ちより狛犬を見る事が出来ました。すっかり時間がとられて高崎駅前のケーキのアウトレット・”ドンレミ”に着いたのは午後3時、買物をしてから往路立ち寄ったガトーフェスタ ハラダ 直売所に午後4時の終業までに到着する事は難しいと判断しました。ドンレミはビルの1階の道路に面した店で反対側に駐車場がありました。

高崎駅2階の土産物屋”いろは”に併設された直売店での購入を決断して、取りあえずドンレミの店内に入ってみました。初めて知った店ですが安価なアウトレット品が各種並んでいました。群馬で有名な煎餅、”旅がらす”も¥150で売られていました。チーズ・ケーキ類を中心に一枚目のクーポンを使っての買い物が出来ました。知り合いにお土産としてあげたところかなり評判が良く、個人的にも値段を考えると十分デザートとして楽しめる味だと感じました。街に戻り上野駅裏にこのドンレミがある事をしり早速訪ねてみました。2023.03.06

ドンレミでの買い物後、隣のヤマダ電機でUSBメモリーを買い、その序に高崎駅2階のアーケードにある”いろは”に併設された”ガトーフェスタ ハラダ 直売所”で2枚目のクーポンを使用して私の好きなラスクなどのお土産を買う事が出来ました。暫くデザートには不自由しないだけの品添えとなりました。

 

 

当方の予約のプランからは想像も出来ないおもてなしと木造感に満ちた落ち着いて宿での一泊を堪能する事ができた素晴らしい旅でした。加えて最後に井伏鱒二と太宰治の師弟が足跡を残した地であることが加わり忘れがたい思い出の地への旅となりました。チェックアウト時には申しわけない程のサービスだったとお礼を申し上げました。どうなるか分かりませんが再度訪れて見たいと思わせる四万温泉の一夜でした。2023.03.06

03/16/2023
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