2023年7月のイワナ釣り     
7月のイワナ釣り・10cm程の小さなイワナとヤマメがほぼ毛ばりを流すたびに掛かります

7月10日と11日、県境の村での草刈り、植木の剪定、畑仕事と目一杯体を動かした後、カゲロウの飛び立つ夕方の時間に合わせ、峠を越えて渓流に出かける事にしました。

絶好の時間の渓流では、毛ばりを流すたびにイワナとヤマメが掛かるのですが、一匹を除き今年孵化した10㎝程の小さなサイズばかりが限りなく掛かりました。毛ばりに掛かった魚を傷つけないように針から外して渓流に戻す作業に追われる釣りでした。

2023.07.11

7月10日

朝一番に農産物直売場に出かけて美味しい野菜を買い込みます。値段も安価なのですが、それぞれの野菜の独特の味が極めて美味なのが私を惹きつけます。

街で買う野菜は何だったのかと思う香味豊かなこれらの美味しい畑の産物は、野菜を食べる楽しさを思い出させてくれます。

翌日は別の野菜売り場でかなり大量のトマト類を買い込みました。これらも又、街のトマトがただ色と形だけがトマトに似ている別物の野菜だと思わせる味と香りなのです。

2023.07.10

ここまで来たので昼食をとろうとイタリアンの”イッテミッカ”に立ち寄ってみましたが生憎定休日でした。知り合いの方が教えてくれた白河市の南湖神社近くの”湖畔亭”に行ってみました。お蕎麦屋さんですが手打ちラーメンの暖簾が下がっています。

店に入るとほぼ地元の人が食事を楽しんでいます。数人の方がラーメンを食べいたので私も頼んでみました。家人は天ぷらそばを頼みました。芭蕉ゆかりの白河市から須賀川市周辺までの町は、かっての城下町の面影が残る私には大変好ましい場所です。どこか薄っぺらな観光地に比べて心が癒される居心地の良さを感じます。それを求めてしばしば尋ねています。

2023.07.10

出てきたラーメンが極めて昔の姿を保った懐かしい姿が食欲をそそります。年齢を重ねて好みが変わったのか、近ごろ何故かラーメンの臭いが鼻について暫く遠ざかっていました。

一口スープを口に含んでみました、これが濃い目で臭みのない懐かしくも美味しい味です。麺もチャーシューも私の口に極めて馴染みます。

地元の人達が中心の店は一般的に私には合うので、今回も店選びがあたったようです。大変美味しいラーメンに出会いました。

昼食を終わってから村で再度草刈りに精を出しました。

2023.07.10

5時31分:高原の村での草刈りや植木の剪定に追われてしまい、峠を越えて釣り場近くにやってきたのは夕方の5時31分、雨雲が空に広がっていました。

2023.07.10

釣り場を探しながら途中の小沢の流れだしでフキを摘みました。流れ落ちる沢水の脇に茎を伸ばしたフキは青く美しい姿です。まるでワサビのようだと見惚れてしまいました。

2023.07.10

ウバユリではないかと思われる大きな花芽が小沢への山道の脇に数本咲いていました。

2023.07.10

一旦車に戻り近ごろ馴染んだ場所から川に降り立ちました。ここぞと思う場所からは10cm程の小さなイワナやヤマメがかなり頻繁に毛ばりに飛び出してきます。出来る限り魚を痛めないように毛ばりを丁寧に外して流れに戻しながら目的の場所に向かいます。

今日は釣れそうな気がしてきました。その内大きなイワナが出てくる予感がしてきました。薄暗くなった中雨が落ちてきて体を濡らします。

2023.07.10

魚は毛ばりに掛かるのですがやはり今年孵化した10㎝程の小さなヤマメとイワナばかりが呆れるほど頻繁に姿をみせてくれます。丁寧に毛ばりを外して沢に戻しました。

少し深みのある流れの場所で大きな手応え、これで今日の目的は達したと安堵しながら強烈なイワナの引きを堪能しながらネットを取り出しました。姿を見せたイワナはかなりの大きなサイズです。強い引きで激しい流れの中に身を入れた途端魚の強烈な引きが消え去りました。たった一度のチャンスを逃してしまいました。暫く川を遡りながら毛ばりを流しますが、この後は殆どイワナの姿を見る事が出来ませんでした。夕闇がせまってくる気配が高まってきたので出発点に引き返すことにしました。

2023.07.10

かなり薄暗さが増す川を下りながら道への出口へと向かいました。最後の淵で今日最後のチャンスをと一縷の望みをかけて毛ばりを投げ入れますがやはり10cm程の小さなイワナがほぼ投げる度に毛ばりに掛かるばかりでした。10回毛ばりを流し、10匹の小さなイワナを掛けて今日の釣りを切り上げる事にしました。

2023.07.10

車を停めた場所に戻り濡れた衣類を脱変え県境の村に戻る事にします。雨足は更に激しさを増してきました。

2023.07.10

村に帰ってから今日の収穫の沢で採ったフキを簡単に水で洗いました。

2023.07.10

7月11日

7月10日に続いて11日も草刈りと植木の剪定に追われながら何とか渓流に出かける事ができました。峠を越えて目的の川に向かっています。

5時24分、山の頂きに太陽が隠れだしました。

2023.07.11

5時42分、他の場所で様子を見がてら毛ばりを流しましたが魚の気配がありませんでした。前日訪れた目的の場所に再度向かい車を停めました。

車の横には大きなヤマユリが咲いていました。

2023.07.11

川に降り立ち毛鉤を流すと、そのたびに昨日と同じ10cm程のイワナやヤマメが飛び出してきます。どれ程の魚が潜んでいるのかと不思議な気がしてきます。

毛鉤を投げるごとにイワナが掛かるので外して流に戻す手間が大変です。この場所を諦めて違う場所に移動する事にしました。

途中、沢の際に生えた綺麗なフキを採りながら進みます。

2023.07.11

移動中も毛鉤を流すたびに10cm程のイワナが毛鉤に掛かります。一匹はお腹に毛鉤が刺さってしまいました。

2023.07.11

6時17分:夕暮れが迫り絶好の条件ですが中々大きな魚が掛かりません。昨日大きなイワナを伸ばした場所で姿を見せないように毛鉤を流してみました。

少し大き目のヤマメが毛鉤を咥えてくれました。

2023.07.11

6時31分:かなり沢を遡り今日の引き返し点で念入りに流に毛鉤を流しながらイワナを誘います。20cm程のヤマメが毛鉤を加えて水面をジャンプします。ネットに収めて写真を撮りました。暗くなる前に車に戻る事にしました。

2023.07.11

6時38分:慎重に沢の岸に沿って下って行きました。岸に沿った藪の際に青いガクアジサイが咲いていました。

花を見ながら慎重下っていましたが水中の石の上で滑って転んでしまいました。長靴の中にも水が入ってしまい不快な気分になります。この時胸にかけたニコンの防水カメラが水没して不調となったようです。跡からきずきましたが、この時折角摘んだフキを殆ど落としてしまいました。

2023.07.11

道の登り口にやって来ました。最後の希望を金得るべく毛鉤を20回程流します。その都度手応えが竿に伝わりますが全て10cm程の小さなヤマメでした。

2023.07.11

辺りには夕方の気配が漂いだしています。増水時には水がかぶる沢沿いの藪の中に艶やかな赤紫の花が咲いていました。

ムシトリナデシコではないかと思われますが確かではありません。

2023.07.11

7時21分:すっかり暗くなった沢を振り返ってみました。流れる水の音だけが暗闇に響きます。慎重に沢を歩いて道に出る事にします。

2023.07.11

7時52分:道路に登る前に沢筋の見事なフキを数本切り取りました。

暗闇の迫る中、車に戻り転んで水に塗れた衣類を取り替えます。峠を越えて細い道をうすんでいきます。山道の都有でヘッド・ライトに道を横切る鹿の姿が表れました。慌てる様子もなく車の前を横切り山の斜面に姿をぼsdしました。

2023.07.11

街での後始末

結局街に戻り調べたところ、現在愛用のニコンの防水カメラ、クールピックス(写真真ん中)はレンズの曇りが抜けず、ピントが合わなくなりました。近ごろピントが合わずに調子の悪さが分かっていたので寿命が来たと思われます。再度ニコンを買おうと思いネットで探しましたが、既にニコンでは小さなデジカメの製造を止めていて入手が出来ませんでした。2019年に購入しているので約5年程愛用した事になります。

そこで、写真左の2代目のオリンパス防水カメラ・TG850の新しいモデルを買うことにしました。新しく購入した写真右の4代目の防水・カメラ、オリンパスTGー6がこれからの私の旅の道連れになりました。どれほどの思い出が詰め込むことが出来るか楽しみにしているところです。そして野山の旅に必要な防水カメラもこれが最後になるのではと少し寂しい思いが胸に湧いてきました。

2023.07.13

街に持ち帰ったイワナ釣りの沢の水際に生える綺麗なフキを金タワシで綺麗に筋を取りながら水洗いをしました。口に入る食べ物にするまでにはかなりの手間を掛けなくてはなりません。

2023.07.13

三日ほど煮込みながらキャラブキを作ります。沢に生えるフキからつくれらたキャラブキは私の大好物の一つです。イワナ釣りの思い出を胸に浮かべながら飽きの来ないキャラブキの味を堪能しています。

2023.06.15

7月のイワナ釣りの唯一の収穫物が出来上がりました。冷蔵庫に保管しながら暫くの間はお陰でご飯を食べる楽しみが出来ました。

07/22/2023
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