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さいたま市岩槻区尾ヶ崎・八幡宮・安永7年・1778年狛犬・阿像

知人の墓参りに出かけた帰りに近くにある神社に寄ってみました。さいたま市には江戸の狛犬が残っている事が幾つかのサイトに書かれていたので興味を惹かれたのです。交通機関がないので車で行く以外ないのですが、静かで落ち着いた神社の佇まいの中に、江戸の狛犬がかなり多く見られた事は驚きでした。

最初に訪れた足立神社の周りでアカシヤの花が満開でした。2017.05.09

 
緑区・足立神社

足立神社住所:さいたま市緑区寺山1137。今回は土地勘が全くないため何処の神社も探すのに大変苦労をしました。多くが静かな場所にある為目印が少ない上に、人通りが殆どなく道を聞く事が難しくなります。この神社も偶然行き当たりましたが、東北道が南北に通り東西の道を分断している為に東西の行き来が大変難しくなります。

東京方面から来た場合は東北道の側道である122号国道から狭い道を左折すると50m程で広場状の駐車場が神社の下にありました。小山の上にある静かな大変気分の良い神社でした。

足立神社・社殿前の狛犬

社殿の前に小型ながらバランスの取れた狛犬が置かれていました。状態もかなり綺麗で破損などはほとんど見られません。

右に置かれた狛犬は僅かに口を開いているので阿像と思われます。子供の狛犬が足下に彫られています。

ひょとすると台座は新しいものに交換されたかもしれない気がします。残念ながら台座は後ろが見えない事と横には文字らしきものが彫られていないので年代は特定が出来ませんでした。

こちらは左に置かれた吽像と思われる狛犬です。足下には玉が彫られているように見えます。

2017.05.09

右の阿像から左の吽像を写しました。やはり小型ながらすっきりした彫りと造形に見えます。2017.05.09
足立神社狛犬吽像・嘉永二年(己酉)1849年

右に置かれた狛犬ですが、残念ながら胴体部分で石が地滑りを起こしたように切断されています。

顔面もかなり欠落していますが口を開き、玉が彫られた阿像を思われます。

台座には”嘉永2年”と”酉”の文字が見られます。2017.05.09

左の狛犬ですがこちらも顔面部分が若干破損しているようです。こちらも口を開いているように見えるので、阿像なのかとも思うのですがはっきり確定が出来ません。

台座に”日光道中瓦曽根”と彫られていますが、現在の埼玉県越谷市近辺にあったようです。随分離れた場所の人が寄進したものだとすると、多くの信仰を集めた社だったのかもしれません。

どうもこの辺りは”日光御成街道”が近かったようで、このように江戸の狛犬が点々と残っているのかもしれないと推測します。東京都北区赤羽の狛犬を訪ねた折にも”日光御成街道”に沿って神社と狛犬を見る事が出来た事を思い出しました。2017.05.09

 

自然の残る小高い岡の上にある境内ではトチキノ木の花が満開でした。何故か巨大なタケノコが空に向かって伸びていました。最初から今回の狛犬巡りは想像以上の楽しみが待っているような予感がします。2017.05.09

岩槻区・神明宮

神明宮住所:さいたま市岩槻区釣上220。カーナビに従って122号国道を北に進んで東北道・浦和ICの手前の信号で左に分れ次の信号を右折しました。左に埼玉スタジアムの建物が見えます。カーナビに従って進むと神明宮の左横の駐車場に出ました。神社の後ろ辺りには田植えの終わった田圃が広がっていました。

神明宮狛犬

私達は拝殿に向かって左側にある駐車場から境内に入りました。拝殿から真っすぐ通りまで伸びる参道を歩いて、入り口の赤い鳥居まで出ました。古い時代の良い狛犬が3対と1体だけの狛犬が奉納されていました。

これは一番入り口に近い狛犬です。注連縄と呼んでよいのか、首から落ちていました。どうもかなり古そうな感じがしますが、ハッキリした年代の文字を見つける事が出来ませんでした。こちらは右に置かれた狛犬で口を開けている事から阿蔵ではないかと推測しました。

台座に”五”らしい文字が見えますが果たして年号を表したものか不明です。文字が彫られているのですがハッキリ識別できませんでした。 ”石工”らしき文字が見えます。多分名前が彫られているようですが正確には判読できませんでした。
こちらは左に置かれた吽像を思われる狛犬です。サイズは一般的に見られる大きさだとおもいます。阿吽像とも表情に親しみを覚える優し気な表情です。
 

参道を拝殿向かって進むと更に一対の古そうな狛犬が奉納されていました。縦に埋め込まれた切石の台座の上に置かれていました。

神明宮二つ目の狛犬

中々変わったデザインで背中を丸めて上から見下ろしているように見えます。狛犬の顔を見るためには若干かがみ込む必要があります。中々の腕を持つ石工の人々が居たんだろうと推測しました。

もしかすると、最初は台座が最も高かったのかとも想像しました。狛犬としても役目を果たすには訪れる人間と顔を合わせる高さが必要なのではとも思いました。台座には確かではありませんが”応x九”らしき文字が見られます。

拝殿前の狛犬

拝殿の前に、屋根で覆われている狛犬が置かれていました。台座を見回したが年号等は見つける事が出来ませんでした。随分大切に保護されていることからかなり古い時代の狛犬のように見えます。どちらかと言えば少し大きめです。

拝殿奥の狛犬

拝殿の左に赤い橋の掛かる池と小さな社がありました。一周してみました。池の左奥の岩組の上に中々の狛犬が置かれていました。顔面が一部剥離しているので確かではありませんが阿像と思われます。四肢を張った姿がリアルです。

木立に覆われた薄暗い場所に多分阿像と思われる狛犬だけが置かれています。多分左側の吽像と思われる狛犬は壊れてしまったのかもしれません。

木立の奥に進んでみると神社の裏に出ました。そこには一面の田圃が広がっています。

神明宮拝殿の木彫が中々のもので見惚れてしまいました。狛犬と龍なのでしょうか、これだけの細工の飾りがあるのはびっくりしました。
岩槻区・笹久保八幡宮

笹久保八幡宮住所:さいたま市岩槻区笹久保820。この神社は比較的に簡単に見つける事が出来ました。車は鳥居の右側の空き地のスペースに止めました。長い参道の奥に拝殿と狛犬が見えました。2017.05.09

かなり迫力のありそうな狛犬が拝殿の前に置かれていました。2017.05.09
   
笹久保八幡宮の狛犬・安永7年・1778年

右に置かれた阿像と思われる若干大型の迫力のある狛犬。牙がむき出しています。頭には擬宝珠らしき丸い物が乗っています。

江戸の狛犬しては状態が大変綺麗です、石の材料の選択が良かったのかもしれません。2017.05.09

安永七年の文字が見られることから1778年に奉納された狛犬のようです。

左に置かれた吽像と推測される狛犬です。こちらも牙が見えます、頭には擬宝珠が乗っているようです。2017.05.09

右の阿像から吽像の方向を撮りました。。尻尾の形と模様がかなりユニークに見えます。知合いの墓参りの帰りに立ち寄った神社でこれほど楽しい経験が出来るとは想像も出来ませんでした。江戸の狛犬がまだまだ残っているようです。2017.05.09
 
笹久保八幡神社で今日の狛犬巡りは終わりとする事にしました。神社の少し先にある農協に立ち寄り新鮮な野菜を買うことが出来ました。2017.05.09
05/27/2017
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