街の狛犬江戸の狛犬・埼玉県の狛犬・戸田市・美女木八幡神社① 

戸田市・八幡宮狛犬 天保6年(1835年・乙未)石工・宇之助(蕨・大門)

土手のジョギングの後、家の帰路社を回りました。戸田市・美女木八幡⇒さいたま市・辻熊野神社蕨市・和楽備神社

埼玉県の狛犬スライド 日光御成街道やその脇街道の街には嬉しい事に江戸の狛犬がかなり残っています。無駄な飾りを省いた粋な江戸の職人らしい(地元の石工を含めて)狛犬が多く見られるのも大変嬉しい事です。◉埼玉県の狛犬マップ参照ください。

 

何時もの中土手にジョギングんに来ました。川と水源地に囲まれた中土手は空いているのと広大な景色が気にっています。訪れるのにかなりの時間が掛かるのですが、時速6kmでのろのろしている私には人の目が恥ずかしいので、ここは絶好の場所になります。

土手の彼方此方で菜の花が咲いているのが目に入ります。折り返し点の5km先の橋を目指してスタートします。2018.02.19

菜の花の土手

枯草の土手を降りてみました。日当たりの良い斜面に菜花が点々と咲いています。

冬を越して咲いている花も、新たに蕾を開かせている花も、由来はまちまちです。カラシナと思われる葉を摘む人々が居て、多くの新しい蕾は切り取った後から茎を伸ばしています。2018.02.19

 

それにしても一面の雪で覆われたのは少し前の1月29日こと、厳しい冬をものともせずに花を咲かせる野の花の美しさに見惚れています。

雪景色が幻のように消えた土手のラインの上には大きな青空が広がっている今日は絶好のジョギング日和。2018.02.19

やがて土手一面が黄色に染められる春が来ますが、未だ冬を越した花が点々と咲いているだけです。私は菜の花だらけも良いのですが、見つける程度も大好きです。お陰でイヌイのフグリを見つけました。2018.02.19

   

ジョギングをしながら写真を撮ります。花を見つけると土手を降りて花を摘みながら持ってきたビニール袋に花を入れます。

腰に括り付けたビニール袋が重くなり走るたびに左右揺れます。

出発から5kmの折り返し点が近くなりました。好天の今日はスカイツリーが見えました(矢印)。少し進んでから折り返す事にします。2018.02.19

往復10kmのジョギングの途中の花摘みの成果です。出来る限り蕾の多いものを摘みました。夢中で摘んでいたのでこれ程の量になってしまいました。2018.02.19

家人が手持ちの花瓶に入りきれない菜花を見て、蕾の花でお浸しを作りました。これが絶品です。一足先に春を味わいました。

ジョギングの後、グーグルで探した近くの社を訪ねてみる事にしました。果たして良い姿の狛犬が見られるでしょうか。2018.02.19

戸田市・美女木八幡宮

美女木(びじょぎ)八幡宮住所:埼玉県戸田市美女木7丁目9−1。旧道からや宿場から離れたこのような場所にこれだけの神社と江戸の狛犬があるのを知りませんでした。

ジョギングの帰りに何の気なしに訪れたのですが、望外の幸運に巡り合いました。広く静かな境内と、威嚇するほどの威容ではありませんが十分に格式を保った楼門、更に2対の狛犬が奉納されていました。その内の一つは天保6年の江戸の見応えのある狛犬です。加えて隣接する氷川神社の屋根の上に小型ながら美しい狛犬が奉納されていました。2018.02.19

戸田市・八幡宮狛犬 天保6年(1835年・乙未)石工・宇之助(蕨・大門)

拝殿の前には2対の狛犬が奉納されています。拝殿に近い方に置かれている風格を感じる江戸の狛犬です。若干お手玉のように上下が潰れた玉の形が上手いと思いました、そしてさりげない彫りも昔の職人らしい感じがします。全体に細見ですが素晴らしい躍動感と彫りの美しさに感じ入りました。同年5月28日、白河市関辺・稲荷神社・狛犬・昭和14年(1939年)・石工 三国次郎のよく似た特異な意匠の玉が添えられた狛犬を見て驚きました。芭蕉が奥の細道の途次、白河の関を経て立ち寄った関山の麓の神社です。

台座も江戸の時代のまま残っているようで、細部に手を抜かない彫りが施されています。右に置かれた吽像のように思われます。2018.02.19

非常に見ごたえのある台座には殆どの文字が綺麗に残っています。伊勢講の人々の奉納であることが書かれています。年代は天保6年(1835年・乙未)で石工・宇之助(蕨・大門)が見えます。近くの当時の中山道の宿場町蕨宿の石工宇之助の作品と書かれています。

 

右の阿像から左の吽像を写しています。台座の高さも若干高めで見やすい角度になり、石組の作りが大変凝っています。2018.02.19

左に置かれた吽像と思われます。子供の狛犬が彫られています。細身の体の彫りと活き活きとした顔の表情が石像に動きを与えてくれているように見えます。

2018.02.19

 

拝殿の前に奉納されている2対の狛犬はこのように置かれています。綺麗に総司が行き届いた清々しい境内の中に佇む狛犬です。2018.02.19

美女木八幡・昭和19年狛犬

参道の手前側に置かれている狛犬です。後には天保6年(1835年)の江戸の狛犬がこちらを見つめています。何とも満たされた気分です。

右に置かれた阿像と思われます。それにしても奉納されたのが戦時中の昭和19年(1944年)とは驚きました。石工など力仕事をする若者は居なかったとおもわれるので大変事だったでしょう。

こちらは左に置かれた吽像。この居丈高な形の狛犬より、後の人懐こそうな江戸の狛犬の意匠が好ましく思えます。2018.02.19

拝殿の左に柱の周囲に美しい木彫の飾りを施した鐘楼が見えます。阿吽の二つの狛犬がそれぞれの柱を挟んで飾られています。2018.02.19
氷川神社

鐘楼の左に綺麗な神社が見えます。氷川神社の扁額、社の屋根に姿の美しい小さな狛犬が乗っています。2018.02.19

右側の狛犬です、ちょっとピンボケです。小さくても綺麗な彫りの狛犬です。2018.02.19
左の狛犬、こちらはハッキリと写っています。屋根に乗るほどのサイズですが手を抜かない彫りが美しい狛犬です。2018.02.19
戸田市の狛犬
笹目神社 美女木八幡(江戸と昭和) 上戸田氷川神社(明治と江戸) 新曽氷川神社(大正)
早瀬浅間社 (極めて小型ですが大量生産タイプではないようです・数から除きました)

土手のジョギングや春の桜の頃に海までジョギングする折に通りがかるだけの戸田市ですが、荒川(隅田川上流部)を挟んだ板橋区と共にこの町には6つの江戸又は江戸の雰囲気を感じさせる見応えのある狛犬が残っている事に驚いています。私はジョギングの折に車で通るのでしかとは分かりませんがJR埼京線を使う事で下記記載の多くの狛犬に出会えるのではないかと思います。

行きつけの土手のジョギングの帰り道に立ち寄った美女木八幡宮は想像以上の神社でした。境内の静寂、氏子の人々の信仰の厚さを思わせる社の建造物、そして素晴らしい狛犬が3対も奉納されているのです。

ジョギング中は菜の花を摘んで春の気配の中に身を置いて心が豊かな気持ちになった上にこの神社です。何とも豊かな気分の一日でした。2018.02.19

埼玉の狛犬①
11/09/2018
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