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板橋区・城山熊野神社狛犬阿像・安政二年(1855年・乙卯)・石工 村田清八

久し振りに板橋区の狛犬を見る機会が出来ました。仕事先の地元の人に駐車や道路の情報を得たので仕事の途中に立ち寄ってみる事にします。板橋区は中仙道の宿場町だったので江戸の狛犬がかなり残っている事を知っていたので楽しみにしながら車で神社に向かいました。2018.06.16

 
板橋区・城山熊野神社

城山熊野神社住所: 板橋区志村2丁目16−2。(都営地下鉄三田線・志村三丁目駅・約5分)

丘陵地帯にある志村城山公園の北側に神社はありました。参詣用に車は止められると聞いていたのですが、ハッキリしません。地元の人に伺って幼稚園の看板のある所からそろそろと入っていくと車が止める場所がありました。2018.06.16

一の鳥居は長い石畳の参道の先に見える拝殿の北側にあり、となりは小学校です。辺りは坂道が多いので車で来るときは注意が必要なようです。境内は都内にもかかわらず美しい鎮守の森で覆われている清々しい神域です。2018.06.16

招魂社と思われる社 幾つかの末社が祀られていました    神楽殿も見られます
城山熊野神社狛犬阿像・安政二年(1855年・乙卯)・石工 村田清八

鎮守の森の美登利が覆う境内に静かに江戸の狛犬が佇んでいました。

神域に満ちている静寂に紛れるように置かれた狛犬は好みの姿です。語りかけてくる力の強い躍動的な狛犬も良いのですが、会話が一方通行になります。静かな狛犬とは会話と心の交流が持てるような気がするのです。

心を静めてくれる静寂こそが私に最も好ましい神社での気分です。2018.06.16

 

 

城山熊野神社狛犬には法のされた安政二年(1855年・乙卯)と石工 村田清八 の文字が確りと残っていました。板橋区前野町・東熊野町神社狛犬の嘉永2年(1849年)の石工と同じくこの神社近くの蓮沼村の石工・村田清八の作品のようです。

個人的にはこの6年後の狛犬は随分洗練された造形に見えます(代替わりした可能性もありますが)。多分、寛永2年の東熊野町神社の狛犬を知る氏子の人々や奉納した人の意向がこの清楚な意匠を生み出す決定を左右したのかもしれません。2018.06.16

阿像から吽像を写しています。やはり私には静かに佇む静寂の美しさが感じられます。2018.06.16

左に置かれた吽像と思われます。ツツジの枝がからの後ろまで迫っています。お決まりの子供が彫られていません。意図的なのかどうかは不明ですが、江戸の職人らしい感じが私には好ましく思へました。

2018.06.16

この小山の辺りにあった志村城跡地と熊野神社の説明版が一の鳥居の横にありました。鳥居の左には小学校があります。父兄の集まりがあるのか沢山の自転車が参道に並んでいました。2018.06.16

 

拝殿の右にかなり大きな絵馬堂、説明版を見て中を覗いてみました。薄暗いお堂の正面に上の写真に写っている大きな絵馬が見えます。

ここに書かれている寛政7年(1795年)の”伊勢大々神楽奉奏絵馬”と思われます。2018.06.16

仕事途中の立ち寄りとしては想像以上の良い江戸の狛犬に巡り合る事が出来ました。2018.06.16
板橋区狛犬
06/22/2018
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