埼玉県小鹿野町の福寿草と節分草 

朝起きると陽気が一段と春めいています。折角の休みの一日を無為に過ごすのが何とももったいない気がして、前から見たかった埼玉県秩父・小鹿野町に節分草と福寿草を見に行く事にしました。

関越自動車・花園インターで降りてまず最初に農協の直売所に直行します。花園インターから秩父方面へ5分ほど、140号バイパスの道の駅の隣にあるJA花園農産物直売所に向かいます。ここはかなり品揃が豊富です。大根、白菜、カブ、ニンジン、切干大根、ねぎ・・・大量に買い込みました。続いて140号バイパスを深谷市方面に向かって5キロほど、『JAふかや川本農産物直売所』へ向かいます。ここも量、種類共に豊富です。美味しそうなナバナ等の葉物を中心に思い切り買い込みました。地物の新鮮な野菜類はお土産にも喜ばれます。2010.02.23

農産物直売所には地元の人々も買いに来るので(それだけ新鮮で安価だということでしょうか)出来る限り朝・早目に行かないと良いものが売り切れてしまいます。このJAの直売所については下記ウエッブ・サイトをご覧ください。両方の直売所共、価格・品種が平均点以上です。
http://www.pref.saitama.lg.jp/A06/BR00/chokubai/06/06index.html

小鹿野町堂上(どうじょう)・節分草園 2013年3月11の節分草

『JAふかや川本農産物直売所』から再度花園インターを超えて140号線を秩父方面へと進みます。東京湾に流れ込む大河・荒川に沿ってカーブの多い道です。小鹿野町へは、長瀞から37号線で皆野町を通り、手作りロケット花火で有名な龍勢まつりの町・秩父市吉田を経て巣掛峠を越えて進みます。道は空いていて快適です。両神温泉薬師の湯が併設された道の駅があります。ここまで来ると目的地は指呼の間、一息入れて看板の地図を確認しました。
そこから少し進んだ小森を右に入ると367号線となりダンプの通りの激しい道になります。狭い山道を堂上(どうじょう)に進むと道路の右側に駐車場(無料)・左に節分草園(入園料¥300)があります。

 

インターネットで小鹿野町のサイトを見ると節分草園と言うところは雪が一面に残っています。はたしてどうかと思ったのですが秩父まで行けば他の楽しみもあるだろうと腰を上げました。2010.02.23

 

節分草の盛りはあと10日ほど後のようです。僅かな花を探して園内を歩いてみました。満開になったらさぞかしきれいな事でしょう。節分草は写真で見た時はヤブイチゲに類似した花を想像していましたが、オシベとメシベの様子が明らかに異なります。この日自生地に咲く節分草は僅かでした。2010.02.23

かなり広い小山の傾斜地が広がっています。日当たりの良い場所には僅かに花びらを開かせた節分草が見られます。時期には一面が可憐な花で埋まるそうです。それも見事でしょうが、目を凝らして探すような咲き具合も野草には似合っているようなきがすのです。

春を待ちきれずに訪れる人がぽつぽつと続きます。入り口で入園料を払おうとすると、まだ咲いていないから要らないと言われました。良心的な対応が私に楽しい旅の思い出を一つ増やしてくれました。この町を歩くとどこかのんびりとした対応が心地良いのです。世知辛い街での暮らしに飽いた私が最も旅で接したいのはそれなのです。係りの方にお礼を申して福寿草の方へ向かいました。

四阿屋(あずまや)山・両神国民休養地の福寿草とロウバイ
参照・2013年3月12日の福寿草

節分草園からは尾根一つ向こう、四阿屋(あずまや)山の麓に国民休養地があります。そこにロウバイと福寿草が咲いています。

一旦、37号線へ戻り道の駅を過ぎた法養寺の角を左折して坂道を登ります。坂道の終わりに駐車場があります。案内看板の通りに進んでいくとロウバイと福寿草の咲く一帯に出ます。私は四阿屋(あずまや)山への山道をたどり途中から福寿草の場所に下りました。

ロウバイと福寿草は四阿屋(あずまや)山の斜面に咲いているのです見晴らしが良いのも特徴です。一際目立つのが武甲山です。あたりにロウバイの香りが充満しています。ロウバイの木々の下には福寿草が咲いています。2010.02.23

山道から左に折れて福寿草とロウバイの咲く一帯に出ました。左側の斜面一杯に咲いています。下の道は駐車場からのアスファルト道路です。山道の途中に小さな社、木々に囲まれた薄暗い辺りの景色の中で目立ちます。手を合わせます。

これは赤い福寿草です。確かではありませんが秩父紅と呼ばれる種類だと思います。濃い赤の福寿草が広範囲に咲いています。この様子から見ると人工的に植えられたようには思えないのですが、どうなのでしょうか。

福寿草が植えられている一帯はかなり広い面積です。ただ植え方を見るに多くが人間の手で植えられたように見えます。それを言っては贅沢かもしれませんが、少しでも良いから自然に増えた福寿草が形作る自然層を見てみたかった気がします。

ロウバイについても、余りにもロウバイだらけで森の気配が感じれません。手入れが容易で人々の関心を呼ぶでしょうが、単層の植物の群れに私はすぐ飽きてしまいました(これ全く個人的な趣味ですが)。

小鹿野町・蕎麦屋『とみた』

昼飯には蕎麦を食べようと思いインターネットで丹念に調べてみました。秩父の人のブログを読んでこの『とみた』を訪れてみました。秩父市は蕎麦で売り出していると言う文章を読んで、混雑・高価という事が頭に浮かんできました。それで秩父市を避けてこの小鹿野町で食べてみる事にしたのです。ブログの方に感謝しなくてはなりません。大当たりでした。『大もり』とブログで推薦の『もり・小天丼付き』を頼みました、確か共に¥960位だったと思います。のど越し、香り、硬さ、量全てに満足、出先で久しぶりに旨い蕎麦を食べました。お客さんが地元の人々である事も良心的な証です。もりに付属した小天丼に海老が2匹も入っています。これでなくては地元の人の人気は呼べません。

店先に水車小屋が無い、大きな看板が無い、店に骨董品が無い、店名が嫌らしく凝っていない、大げさな庭が無い、地元の人が多い、簡素な作り等が私の旅先で蕎麦屋を選ぶ基準ですがまさにぴったり、ブログの人の評価に導かれて大正解です。小鹿野再訪の楽しみが一つ増えた次第です。

旨い・満腹・親切と感じたのはあくまでも個人的な好みです。多分ご主人が一人で作っているようですので体調・温度・湿度・季節などで多少のばらつきがある事をご考慮ください。下記にカー・ナビに入力するご参考に住所等を記載しました。定休日は月曜日、営業は11時から午後4時だそうです。

秩父郡小鹿野町下小鹿野378-8・0494-75-3351

秩父に行くのはたしか数十年ぶりです。当時は多くの場所にその地独特の風土の色合いが残っていた時代に思えます、山が近く道がくねくねと続く秩父の雰囲気に惹かれた記憶があります。かなり不便で観光地としてはまだ発展途上だっだような気がします。それだけにのんびりしていて人々が親切だった思い出があります。今回は観光客が多くなったと聞く秩父市を避けて隣の小鹿野町で一日を過ごす事にしました。

私の個人的な好みから言えば、小鹿野町は奥深い興味を抱かせる町に感じました。薄っぺらな観光だけを売り物にする町ではなく、両神山を初めとした山々の姿、のんびりとした人気(当然接する人々の親切が裏にくっついています)、草花、そしてなにより秩父34札所の幾つかの寺院(近日中に掲載予定です)、私には全てが心にしみこむような感動を得られるものに満ちているように思えました。四季折々に訪れてみたいと思う場所(それが以外に近くて便利だったのです)に出会った幸運に感謝した旅でした。2010.02.23

03/01/2015
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