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街歩く秩父札所・桜の花遍路・その②   その①
長瀞桜並木
長瀞町桜並木

4月1日、秩父の札所も桜が咲いたとの事、明日から天気が崩れそうなので出かける事にしました。札所を巡りながら桜の花びらを浴びるなど、観音様の御利益に違いありません。桜の頃に出かけた事がないのであれこれ想像を楽しんでいます。まさに花遍路です。たった一日の旅にしてはその感動は随分大きなものでした。撮影日2013.04.01

13番札所・慈眼寺

13番札所・慈眼寺秩父神社を出て再度29番・長泉院の方向に戻ります。途中幾つかの札所を訪れることにします。

最初に近くの13番・慈眼寺に行く事にします。140号線の1本西側の道を通って、家の建て込んだ中に建つ慈眼寺を見つけました。境内の駐車場に車を入れて本堂でお参りをします。住所:秩父市東町26-7撮影日2013.04.01

13番札所・慈眼寺 13番札所・慈眼寺

13番札所・慈眼寺13番札所・慈眼寺

 

 

 

 

 

慈眼寺は幼稚園を経営しているらしく、丁度帰宅の時間らしく母親達が迎えに来ていました。秩父の札所を巡るとそのような俗っぽい一面が見られて一時緊張が解けるのです。最も秩父の札所には威圧するような雰囲気は微塵も感じられません。観音様も仏様も私たちの身近にいてくれるように思えます。桜が1本、本堂の前に花を咲かせていました。本堂の彫刻がたいそう立派で迫力があります。お参りをしてから納経をお願いしました。

12番・野坂寺
野坂寺

清潔な感じのお寺です。説明板の通り重厚な山門が目立ちます。桜は何本かあるようですが、大木と言うわけではありません。それでも私には札所めぐりの思い出にはその花で十分です。野坂寺住所:秩父市野坂町2-12-25撮影日2013.04.01

 

 

野坂寺野坂寺
野坂寺

野坂寺

↑上の写真は重厚な野坂寺の山門です。山門の中には昭和6年ごろ実在した”怪力柳生の牛”の木造がありました。迫力のある姿です。

 

桜は何本かありましたがこれが最も大きなもののようです。山を背にしたかなり広大な境内の格好の目印になります。

野坂寺野坂寺

27番・大淵寺を目指して野坂寺の駐車場を出ます。すると辺りに朗々と唱和する人声が通り過ぎて行きました。あわてて追うと通りのかどで僧侶の一団が経文を唱えていました。久しぶりに目にした懐かしい光景です。辺りに響きわたる経文は耳にした人々に安心を与える事でしょう。良いものに遭遇できた幸運をかみしめながら大渕寺に向かいました。撮影日2013.04.01

27番・大淵寺(だいえんじ)

昌福寺この札所は家が立て込んだ町中に違和感なく溶け込んだお寺です。私達が参拝している間に一組の家族連れの方が来ただけで、直ぐに静寂があたりを包みます。この静かに咲く桜にまた何時の日にか相まみえる事が出来るよう祈りました。撮影日2013.04.01

昌福寺 昌福寺
昌福寺
昌福寺札所の山門の前を電車が轟音を響かせて通り過ぎて行きました。このような俗っぽい所にあるお寺に親近感を覚えます。撮影日2013.04.01
28番札所・橋立堂

法雲寺急な山道を登って行くと鍾乳洞の看板が出てきます。どうも札所と鍾乳洞が一緒になっているのかもしれません。

納経する場所で鍾乳洞(大人¥200)の切符が売られていました。秩父の山の札所らしく鍾乳洞・焼き物・土産物屋・食べ物屋等が雑多に同居しています。無料と書かれた駐車場に車を置いて岩壁の下にあるお堂に向かいます。

法雲寺

高さが80メートルもある大岩壁の下のお堂は今にも押しつぶされるかと思えるようです。垂直にそそり立つ岩壁と一体となった札所はそれだけでも思わず祈りたくなる雰囲気を醸し出してます。

法雲寺法雲寺鍾乳洞の入場券売り場と一体になったように見える所で納経をおねがいしました。辺りの山の景色と一体になって建つ秩父札所は少なくありませんが橋立堂は、若干の猥雑な環境も含めて、その中でも特にその特徴が表れています。撮影日2013.04.01
秩父25番札所・久昌寺(きゅうしょうじ)
久昌寺久昌寺25番札所の久昌寺の駐車場に車を入れて山門をくぐります。山門は桜に囲まれて静かにそこにあるだけです。山門の先にはアスファルトの道路があるばかり。寺があるのかどうかも判然としません。通る人も車も、説明板もありません。もしかしたら納経の場所だけが別にあってこれが寺ではないかと思ったりもしました。二人ずれの方が歩いてきて寺はあるのですかと聞くとこの先にあるとのこと、更にカタクリの群生地が満開だと教えてくれました。振り返った辺りから更に50メートル進むと右手に蔵が見えてきました。果たしてこれがお寺なのかと半信半疑で坂を登ります。撮影日2013.04.01

久昌寺久昌寺

 
久昌寺

坂を登りきると驚くべき景色が眼前に広がっています。坂は池をせき止めた堤防の為に出来たもので、さざ波のたつ大きな池が寺の前面に広がっていました。多分灌漑用の溜池ではないかと思われます。

普通の家と寺院の一部が一体化したような部分が久昌寺観音堂のようです。お参りをして納経をお願いしました。カタクリは池の反対側の斜面にあるとの事でした。この池の縁を回って山の斜面に向かいます。

 
久昌寺さざ波の立つ池を前面にしつらえた久昌寺は山里の景色に溶け込んでいます。いかめしく威容を誇る事のない寺のたたずまいは、肩ひじを張る事はないと諭してくれます。私に柔らかい心を思い出させてくれたようです。振り返り振り返りしながら池の縁の道を歩いていきます。この写真の池の上にも更に別の池がありました。  
久昌寺上の池水芭蕉が咲いていました。  
久昌寺前面に水芭蕉を見て後ろを振り返りながら山の斜面を見て見ると、既に薄暗くなってきた林の中に小さな紫の花の群生が見えました。野生のカタクリはただ春が来て咲いただけなのです。私には同じ生きる者としての共感を感じてしまいます。管理された見世物の野草にはそれを感じないのです。勿論それは花のせいではなく、利用する商業主義、そうせざるを得ない事情は分かっていても、が透けて見えるせいなのです。無造作にそこにある高貴な紫の花房は秩父の山の寺にお似合いです。  
久昌寺久昌寺  

山の寺にどこか夕方の近い気配が漂ってきました。出来たら江戸時代の古い巡礼の道でつながる24番法泉寺を訪ねたいと思っているので山門の方に戻ります。道の際に真新しい堂の屋根をふき替えている寺がありました。それでこれが久昌寺の本堂かもしれないと思いました。桜で囲まれた山門に戻ります。桜の花の向こうに武甲山の尖った山頂がせまる夕方の気配のなかにたっていました。江戸時代の巡礼の古道案内板があります。久昌寺住所:埼玉県秩父市久那2215

24番法泉寺
25番久昌寺から続く江戸時代の巡礼古道を一部でも通ってみたいと思ったのですが、夕暮れが迫っていたことや山の中に入るとカーナビの正確度が落ちるらしく道に迷ってしまいました。江戸時代の巡礼古道を歩くのも大変興味深いものがあります。それは次回の楽しみにしたいと思います。狭い境内の椿の花弁が散っていました。
カーナビも山に入ると正確度が落ちるようで寺の裏側の細い山道で迷ってしまいました。寺に着いたのは5時10分前、納経が終わります。117段の石段を大急ぎで登ります。
秩父神社 入船蕎麦
納経を始め春の巡礼を迎える時期は地元の人達が寺を守っているようです。既に閉まってしまった納経の道具を取り出して記入してくれました。寺に飾られていた綺麗な扁額の説明をしてくました。観音を信仰する慈悲深い遊女が、僧侶の柳の枝で口をそそぎなさいと言われて、言いつけを守っていると口の中の腫れものが治ったという物語のものだそうです。

小高い場所にあるこの寺からは武甲山が一際きれいに見えます。これで今日一日の札所巡りの旅は無事終わりました。本堂で頭を垂れて再度の訪問の願いと、楽しい旅のお礼を申し述べました。上越道花園ICに向かう途中長瀞の法善寺に寄るつもりです。

おなかも空かないのですが、秩父の道の駅の立ち食いそばが前回大変美味しかったので早目の夕食を撮る事にしました。撮影日2013.04.01

 
秩父道の駅の立ち食いそば
道の駅のそば 道の駅のそば 前回の札所巡りの旅で立ち食いそばとは思えない味に感激して是非立ち寄りたいと思っていました。前回はかなり空腹でしたが今回は遅い昼食、それも蕎麦を食べています。どうかなと思ったのですが、やはり現金なもので前回ほどの感激はありませんでした。
道の駅のそば

 

私はもり蕎麦¥450、家人は天麩羅蕎麦¥550、二人で¥1,000の夕食です。家人はかなり美味しいという感想でした。私も普通の蕎麦屋との差が感じられない味だと思いました。

私には注文も券売機、そっけないのが嬉しい事です。どこか気取った感じの蕎麦屋にいささか辟易としているところがあるからです。蕎麦はもっと手軽な食べ物だった気がするのです。

道の駅のそば
 
長瀞町・法善寺の枝垂れ桜法善寺地図
法善寺

秩父市から140号線を上越道花園ICに向かって進みます。少しでも明るい内に長瀞に着きたいと思ったのですがどうもそうもいかないようです。

左に宝登山の参道、右に長瀞駅の標識を右折して線路を渡ります。既に夕暮れ、ライト・アップされた眩しい程の桜並木が見えてきました。T字路になっているところを左折すると延々と桜のトンネルが続きます。止まって桜を見たい誘惑を振り切ってまず法善寺に向かいます。

法善寺既に夕闇に包まれた枝垂れ桜が白く浮かんできました。どこがどこやら分からないので大きそうな桜の木を撮影しました。秩父に向かう朝に見るべきだったと後悔しました。来年の楽しみが出来ました。

長瀞町・桜並木桜並木地図

長瀞桜並木

長瀞桜並木法善寺から通り過ぎて来た桜並木に戻ります。ライト・アップされた長い長い幻想的な桜の並木が続いています。

それ程多くの人が見ているわけでもなく、心ゆくまで桜を堪能できます。

長瀞桜並木車を駐車場に入れて暫く桜の下を歩きました。辺りは浮き立つような花弁の波ですが、見ている人は少なく静かに闇に浮き出る豪華な花を愛でる事が出来ました。

家に帰る事にして車を走らせます。たった一日なのに随分沢山の思い出が残った秩父の旅でした。私には桜を見るに加えて、札所を詣でる事が旅の喜びの眼目のように思いました。撮影日2013.04.01

 
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地図
秩父桜の花遍路訪問先
花見桜等の花が見られる

その①掲載分

花見 29番・長泉院
花見 清雲寺
花見 昌福寺
花見 30番・法雲寺
  秩父神社
その②掲載分
花見 13番・慈眼寺
花見 12番・野坂寺
花見 27番・大淵寺
  28番・橋立堂
花見 25番・久昌寺
花見 24番・法泉寺
花見 長瀞町・法善寺
花見 長瀞町桜並木