狛犬を訪ねてNo.12・白河・須賀川の狛犬を訪ねて・B須賀川の狛犬 @ A   
 

↑須賀川市・神炊舘神社狛犬・昭和7年・石工鈴木勝治

2017年1月3日、正月から暖かい晴天の日が続き高原の村でも日中は暖房が要りませんでした。3日、家人が知り合いを訪ねると言うので送りがてら、近辺の正月風景を見ながら狛犬を見物することにしました。2017.1.3

宗祇戻し碑文
グーグル・マップ訪問地点明細(地図のポイント表示マークは色分けされています)
  各回のホーム・ページ見出し名一覧 実施期間
第1回 @関の城下町 A小峰城と金毘羅神社 B借宿・羽黒神社 2015.6.29〜30
第2回 @中島村周辺 B白河の関周辺 B浅川町周辺 2015.7.13〜14
第3回 @西郷村~白河市 A国津神社・羽黒神社 B鐘鋳神社と貫秀寺

2015.7.27~28

第4回 @白河市大信 A白河市近津神社他 B二つの角折神社

2015.8.17〜18

第5回 @西郷村4つの社 A石川町八幡神社他   2015.9.7〜8
第9回 @玉川村・田村市 A那須の狛犬・1 B那須の狛犬・2 2016.4.19
第10回 @白河市・棚倉町 A白河市・棚倉町   2016.12.5〜6
第11回 @西郷村・那須町 A那須町黒田原神社   2016.12.31
第12回 @白河の関 A須賀川市・1 B須賀川市・2 2016.1.3
須賀川市・神炊舘神社(諏訪神社)

神炊舘神社住所: 須賀川市諏訪町53。諏訪神社とも呼ばれる市内有数の神社、さすが初詣の人々で混雑していました。桜の名所でもあり芭蕉縁の神社でもあります。

私も何度か訪れていますが、狛犬には気付きませんでした。

何時もはひっそりとしているのですが、正月ばかりは華やかな雰囲気が溢れています。駐車場に何とか車を止める事が出来ました。参道の芭蕉の句碑です、曽良の旅日記も一緒です。この句碑の詳細は別冊の奥の細道をご参照ください。2017.1.3

須賀川市・神炊舘神社・昭和13年(1938)阿像

鳥居を潜るとかなり大きな狛犬が置かれています。こちらは右に置かれた狛犬で口を開けていることから阿像だと思います。 状態もかなり綺麗で、目がはっきりとしているからか迫力のある造形だと思いました。2017.1.3

石工の名前が3名刻まれています。熊田龍五郎、熊田竜太郎、有我幸太郎、全て3文字で綺麗に郎が付いて揃っています。阿像から吽像を見ています。台座もしっかりとしています。

須賀川市・神炊舘神社・昭和13年(1938)吽像

須賀川の狛犬には牙が彫られているようです。こちらは左に置かれた吽像、足下に子供が彫られていました。こちらも活き活きとした表情が好ましい狛犬です。これでも80年以上風雪に耐えていたことになります。2017.1.3。

三八稲荷神社 

初詣の行列が続く拝殿の左側に綺麗な稲荷神社がありました。扁額には三八稲荷と書かれています。お参りはこちらで済ませました。大きな狐の石像が目を惹きます、、昭和一〇年に奉納されたようです。2017.1.3

 

左の狐には子供が彫られているようです。

右側の狐は宝珠を足下に納めているようです。
須賀川市・鎌足神社

鎌足神社住所: 須賀川市中宿2。太い通りのすぐ横に車が5台程止められる駐車場がありました。急な石段を登ると境内です。今更間に合わないかもしれませんが、知恵の輪を潜ってお参りをしました。初詣を迎えた花やいだ余韻を残す境内は今は静まり返っていました。2017.1.3

鎌足神社狛犬・昭和19年・石工鈴木勝治

少し小型の狛犬ですが細部にわたり確りした彫りに見えます。左に置かれた吽像の頭部に牡丹が彫られています。

石工の名前の鈴木勝治という人は朝日稲荷神社の日露戦役岩石傷痍軍人会の狛犬の作者と同じようです。

鎌足神社狛犬・石工松川要吉・昭和61年

拝殿に向かって参道を進むともう一対狛犬が置かれていました。かなり小型の狛犬です。彫りは石工なので確りしているようですが、形が少し稚拙な印象を受けました。ただ、個人的には形式に収まった隙の無い狛犬は勿論見て楽しいのですが、このようなユニークな形も捨てがたく好ましく思います。白河市大信・春日神社の鉄砲玉のような狛犬が人気があるのと同じで、見ていてほっとするようです。

神社のへはかなり急な石段を一直線に登ります。

それだけに境内から須賀川の街が一望できる楽しみがあります。

 

須賀川市・神炊舘神社

神炊舘神社住所: 須賀川市新町133。もう一つの神炊舘神社(おたきや)神社を訪ねて新年最初の狛犬巡りを終わりとする事にしました。

須賀川市・神炊舘神社狛犬・昭和7年・石工・鈴木勝治

石工・鈴木勝治と彫られた居ます。この名前は朝日稲荷神社の日露戦役岩石傷痍軍人会の狛犬もそうですし、上段の鎌足神社の狛犬の石工も同じ名前でした。須賀川では知られた石工だったようです。

この狛犬は右に置かれています。彫りもかなり緻密で見応えのある狛犬です。そしてこの狛犬も氏子の人の手助けをしています、初詣の提灯を首で支えていました。このような景色を目にできて幸運でした、私には有難い国宝の遺物より提灯持ちの狛犬に余程感動してしまいました。

右側の狛犬から左側の狛犬を見ています。後から見ると緻密な彫りが分かります。鈴木勝治という石工の人は当時、この辺りでは腕の良い職人として評価された人だったのではないかと思いました。阿吽の区別が私には付けられませんでしたがどうも一般的な位置とは逆で、右に吽像・左が阿像ではないかと思われます。

左に置かれた狛犬も中々の彫りで動きを感じさせる作品に見えます。そして顔で提灯の紐を支えています。

祀られる神様も、奉る氏子の人も一緒になって新しい年を迎えたのでしょう。遠く除夜の鐘の流れる参道で狛犬は楽し気な年越しを見守った事でしょう。2017.1.3

 
 

震災で崩れた古い鳥居が参道に置かれていました。氏子の人々が協力して巨大な鳥居を再建したようです。

私達は正月3日となり静まり返った神社で今年の藤をお願いしました。今日の白河から須賀川の狛犬巡りは、年末の那須町の旅より沢山の狛犬に巡り合うことが出来ました。

国道4号線に出て南進、県境の村に着いたのはまだ空に明るさが残る時間でした。明日からはまた街での忙しない生活が始まります。時間に追われない村でののんびりした間隔に封印をしなくてはなりません。2017.1.3

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