狛犬を訪ねてNo.15・会津高原の狛犬@ Aへ Bへ 
 

↑福島県南会津郡下郷町・嶽観音・狛犬阿像・昭和27年(1952年)

2017年8月1日、昨日登った那須・朝日岳の山なみを超えて南会津にやって来ました。イワナ釣りをしながら神社を巡り狛犬を訪ねようという目論見です。川が増水して居たら、釣りを諦めて3つの社を回ろうと思いました。

長大な甲子トンネルを抜けて最初に訪れた嶽観音は前から気になっていたのでとても楽しみです。現在は観音沼森林公園の中になった観音沼(みたらせ沼)湖畔にあるお堂のようです。2017.08.01

 
グーグル・マップ訪問地点明細(地図のポイント表示マークは色分けされています)
  各回のホーム・ページ見出し名一覧 実施期間
第1回 @関の城下町 A小峰城と金毘羅神社 B借宿・羽黒神社 2015.6.29〜30
第2回 @中島村周辺 B白河の関周辺 B浅川町周辺 2015.7.13〜14
第3回 @西郷村~白河市 A国津神社・羽黒神社 B鐘鋳神社と貫秀寺

2015.7.27~28

第4回 @白河市大信 A白河市近津神社他 B二つの角折神社

2015.8.17〜18

第5回 @西郷村4つの社 A石川町八幡神社他   2015.9.7〜8
第9回 @玉川村・田村市 A那須の狛犬・1 B那須の狛犬・2 2016.4.19
第10回 @白河市・棚倉町 A白河市・棚倉町   2016.12.5〜6
第11回 @西郷村・那須町 A那須町黒田原神社   2016.12.31
第12回 @白河の関 A須賀川市・1 B須賀川市・2 2016.1.3
第13回 @那須・白河 A鏡石町   2017.3.6~7
第14回 @白河市庭渡神社 A白河天神 B杜八幡神社 2017.7.3~4
第15回 @下郷町嶽観音 A田出宇賀神社 B岩上神社 2017.08.01
南会津郡下郷町・嶽観音

嶽観音住所:南会津郡下郷町野際新田・観音沼森林公園。甲子街道を進むと長い甲子トンネル、抜けると会津に向かって坂が下ります。僅かで左に下郷の道の駅があります。14時14分、パンフレット貰ってから出発、1km程も道を下ると左に観音沼森林公園の標識。左折して曲がりくねった細い道路を進みます。暫くすると南会津町から登ってくる道にぶつかり、標識に従って左折。2017.08.01

 

14:31、オンダテのような群落が見えたので車を止めました。対向車が一台も通りません。少し不安になりました。越えて来た那須の山並み、何か随分遠くに来てしまった気分です。2017.08.01

14:36、道路に左に駐車場と入り口がありました。車を止めて沼に向かって進むと看板があります。嶽観音は対面方向にあるようです。赤い線を右回りに散策しました。観音堂をゆっくり見ても約40分程です。
14:40、沼が見えました。嶽観音はここからは未だ見えないようです。湖岸に降りたり砂利道を歩いたりしながら快適な道を先へと進みます。2017.08.01
ヤマユリが満開です。毒の有無は分かりませんが、足元にはキノコ類が見えます。少しだけアジサイが植えられていました。自然の草花だけの方が良いのにと残念に思えます。

14:48、湖岸に出られる場所に出ました。那須連山が眼前に広がっています。沼には浮島が所々に見られます。

確かに紅葉の頃は美しい風景が広がっているだろうと思いました。砂利道の先に木の鳥居のような木造物が見えてきました。

14:49、左右に仁王像が置かれた随身門が見えてきました。想像以上に整った観音堂に出会って嬉しくなりました。

冬は雪に埋もれる高地にこれだけの建物を維持するのはさぞかし大変だろうと思いました。地元の人々の信仰心がこれだけのお堂を守ってきたのでしょう。説明板に依るとこの仁王門は天保13年(1843年に)に建てられたと書かれていました。

随身門は江戸時代に建てられたようですがこの良い表情の仁王像もかなり古そうです。ご丁寧にも、写真が撮れるように金網に隙間が開けてありました。会津若松には漆器や木彫の職人が多く居たと推測されます。それらの職人の作品ではないかと思いました。
随身門の境内側には美しい木像の狛犬が置かれていました。福島県ではこのような狛犬を時々見る事があります。余り怖さを感じません。    

嶽観音の創建に付いては、延暦16年(794年)と坂上田村麻呂の伝承が書かれています。白河市の追分の明神でも延暦10年(791年)坂上田村麻呂の伝承を見た事があります。

嶽観音・狛犬・昭和27年(1952年) 若松・石保刻

随身門を潜って境内に入ると見えました、右に置かれ狛犬です。玉を足下に納めた吽像のようです。会津高原の狛犬を初めて目にしますがかなりこなれた造りに見えます。

バランスや表情等中々の腕の石工の作品と推測されます。参道から見ると右で、境内から見ると左になります。多分通常通り参道から見て右なので阿吽が逆かもしれません。台座の牡丹の彫りも中々美しい仕上がりです。この”若松 ・石保”はこの後訪れた岩上神社でも目にする事になります。

2017.08.01

参道から見て左に置かれた阿像、こちらも如何にも作り慣れた石像です。

良い狛犬に巡り合えました。それにしても、昭和のこの年代頃まではこのような腕の石工が、会津にもまだまだ存在していたことを知りました。2017.08.01

境内から随身門・参道を見ています。狛犬の左が吽像、右が阿像です。2017.08.01

明治時代に再建されたという美しいお堂でお参りをさせてもらいました。お堂を飾る木彫の美しさに見惚れてしまいました。会津の木彫職人の腕の良さに驚きました。2017.08.01

 

右に彫られた木彫の狛犬です。細かな毛並みが美しく流れています。

あたかも息をしているような動きのある龍の木彫です。素晴らしい作品です。

それにしても紙を張り付ける人が何処にでもいるものです。2017.08.01

15:00、こちらは左に置かれた狛犬です。イワナ釣りの時間が無くなるといけないので、湖岸を回って駐車場に戻る事にします。2017.08.01
 

15:01、沼を右に見ながら湖岸の砂利道を先に進むと左に小さなお堂が見えました。子安観音と書かれていました。2017.08.01

15:03、駐車場の対岸に来たようです。後半周で戻れます。15:05、小さな流れが沼に水を運んでいました。飲むことが出来る清流です。2017.08.01

15:04、駐車場の対岸あたりに到着したようです。湖岸の木立の緑が美しいシルエット作っています。2017.08.01

15:06、道にナツツバキの花びら、見上げると密やかに咲いていました。ツバキより儚い命のナツツバキの花です。 又小さな流れ込みです。
15:11、沼に周囲の山影が写り込んでいました。沼にはジュンサイ等の水中植物が生えているのかもしれません。2017.08.01

15:15、駐車場が近くなりました。湖岸に沿った細い道を歩いています。曇天の少し薄暗い斜面に純白のヤマユリが群生していました。何かを主張しているように感じます、不思議な空間です。観光シーズンなのに広い沼を一周して誰にも会わない事も不思議な事です。2017.08.01

15:19、綺麗なトイレのある道路脇の駐車場に出ました。私が止めた駐車場は少し下ったところにありました。山が見えます、やはり遠くに来たもんだと言う思いがします。

40分程で沼を一周したことになります。多くは嶽観音で狛犬を見た事で、歩くだけならそれ程の時間は掛からないようです。

南会津町(以前の田島町)を目指して真っすぐな緩く下る道を進みます。白樺と思われる美しい並木の続く道です。途中そば屋さんが数軒見られました。

嶽観音は楽しい所でした。山に囲まれた静かな沼、一つ山を越しただけなのですが遠くに来たという旅心を感じます。出来れば秋の紅葉の時に訪れてみたいものです。心の広い日本の神様は、信心にもこのような物見遊山的な楽しさを味わってもきっと許してくれるでしょう。2017.08.01

15:45、会津大川に出ました。車を降りて川を見てみるとやはり増水しています、濁った濁流が強く流れていました。これで今日のイワナ釣りは諦めざるを得なくなりました。会津田島町の神社を訪れる事にします。2017.08.01
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