狛犬を訪ねてNo.15・西郷村の狛犬B  @ A 
 

↑(左)西白河群西郷村・八幡神社・狛犬吽像・昭和15年(1940年)・石工秋山政一  /
 (右)庭渡神社・”狛猫”

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県境の村に来るとしばしば那須連山を超えてイワナ釣りに出かけます。その途中通る道に神社がある事を目にしていました。まさか狛犬は居ないだろうと思っていたのですが、一度は行ってみるものだとグーグル・マップを調べてイワナ釣りの途中訪ねてみました。2017年9月4日、福島県の西郷村から会津までの所謂羽鳥街道の小さな社を訪れました。

結局狛犬が置かれていたのは一つの社でしたが、面白い石像に出会いました。氏子の人々が守ってきた私の大好きな皆の社が静かに出迎えてくれました。2017.09.04

 
西白河郡西郷村の狛犬マップ
色は狛犬が奉納されている神社です。狛犬の居ない社もとても静かで、訪れた後には何故か心が軽くなるように感じます。特に庭渡神社には狛犬の代わりに面白い”狛猫”が奉納されています。マップ上段のを押すと一覧表、を押すと地図が拡大できます。
 
グーグル・マップ訪問地点明細(地図のポイント表示マークは色分けされています)
  各回のホーム・ページ見出し名一覧 実施期間
第1回 @関の城下町 A小峰城と金毘羅神社 B借宿・羽黒神社 2015.6.29〜30
第2回 @中島村周辺 B白河の関周辺 B浅川町周辺 2015.7.13〜14
第3回 @西郷村~白河市 A国津神社・羽黒神社 B鐘鋳神社と貫秀寺

2015.7.27~28

第4回 @白河市大信 A白河市近津神社他 B二つの角折神社

2015.8.17〜18

第5回 @西郷村4つの社 A石川町八幡神社他   2015.9.7〜8
第9回 @玉川村・田村市 A那須の狛犬・1 B那須の狛犬・2 2016.4.19
第10回 @白河市・棚倉町 A白河市・棚倉町   2016.12.5〜6
第11回 @西郷村・那須町 A那須町黒田原神社   2016.12.31
第12回 @白河の関 A須賀川市・1 B須賀川市・2 2016.1.3
第13回 @那須・白河 A鏡石町   2017.3.6~7
第14回 @白河市庭渡神社 A白河天神 B杜八幡神社 2017.7.3~4
第15回 @下郷町嶽観音 A田出宇賀神社 B岩上神社 2017.08.01
西白河郡西郷村・庭渡神社 2回目

馬頭観音を祀ったと思われる石柱が並んでいます。

仏様を彫った様に見える素朴な石像が置かれています。心の緊張が緩みました。

庭渡神社住所:西白河郡西郷村熊倉下山。国道4号線を那須方面から来た場合、289号線・甲子街道を会津方面に向かって信号を3か所進み(立体交差の為正確な数が言えませんが、セブン・イレブンの先で東北道の下を潜ったら一つ目の信号です)、右手に工業団地のある信号を右折・50m程で右手に雲岡杵築神社があります。

その道を羽鳥街道に向かって進むとゴルフ場が左右に広がっています。その切れた辺りには田圃が広がり右に砂利道が見えます。私はその広くなった分岐点に車を置いて歩きました。3分程です、道には馬頭観音の石塔が並んでいたり、仏様か観音様かの石像が置かれていたりして大変風情があります。2017.09.04

 
個人的には神社は石段を上る事で異次元の空間に導かれるような気持ちになります。石段がある社が好ましいと思っています。
鳥居が奉納されています、氏子の人々によって綺麗に手入れがされているように見えます。杉木立に囲まれた静かな神域です。2017.09.04
氏子の人々が供えた小さな石の社殿や人形などが置かれていました。それぞれに人々の願いが込められて居るに違いありません。2017.09.04

庭渡神社の”狛猫”

鳥居の右側に沢山の石造物が奉納されています。何気なく見ていると猫に見える石像がありました。横幅が約50〜60cm、私には猫に見えます。そうだとしたらまさに”狛猫”なのかとびっくりしてそして嬉しくなりました。

養蚕には鼠が大敵で、所によっては猫を祀るようですが、これがそうかどうかは不明です。多分昭和年代の石像と思われますので、当時この地で養蚕が盛んであったかどうかは不明です。

どんな人がどんな願いを込めて奉納したのでしょうか、しかし面白い石仏に出会ってラッキーでした。全て私の推測なので間違っているかもしれません、単なる猫好きの人が奉納したのかもしれません。2017.09.04

鳥居の右に石造物が奉納されています。一対の灯篭は”昭和20年、仁平義一”と彫られていました。”狛猫”は一番右に見えます。

砂利道を歩いて車まで戻ります。川を挟んでこれから向かう羽鳥街道方向には実りの秋の景色が広がっています。

馬頭観音の石像の後ろに沢山の実を付けた木が見えました。一枝切り取って家に置いておいたろ事毒々しい程美しく輝く青い実になりました。

残念ながら狛犬は見つけられませんでしたが、集落の人々が守る静かな神域で参拝をしたことで気分が軽くなりました。そして”狛猫”に出会った事は思い出しても楽しい一時でした。2017.09.04

 

西白河郡西郷村・八雲神社
八雲神社住所:西白河郡西郷村羽太勘羽山・羽鳥街道37号線に面しています、前に駐車場があります。

二つの鳥居が道路から見えます。左の八雲神社の参道を登りだしました。急な石段の脇にはアザミが咲いています。登り切るとすがすがしい木立の中の社です。


残念ながら狛犬はいません。この急な石段では設置は難しいでしょう。

この急な石段を上り下りして社を守っているとしたらさぞかし大変なことだろうと思いました。そしてこれを作る時の作業の困難さを思うと、息切れなどどうと言う事もありません。

木々の緑の中に立つ社でお参りをしました。2017.09.04

 
この石段は見かけより踏み代が少なく傾斜もかなり急です。須賀川市の羽黒神社より一直線に上るだけに運動になりそうです。この社の氏子の人達は元気な方が多いのかもしれません。登りでも一呼吸置きました、下りはかなり急に見えます、駐車場と道路が見えます。これから向かう右方向は羽鳥湖、左が白河市方面です。しいて言えばこの石段が八雲神社の名物かもしれません。

左が八雲神社、右が姥神々社、二つの神社が並んでいます。姥神々社の社は震災の影響か少し傾いていました。2017.09.04

 

西白河群西郷村・八幡神社  2回目

八幡神社住所:西白河郡西郷村羽太牛窪。羽鳥街道(白河羽鳥レイクライン)37号線を進むと八雲神社から5〜6分ほどで道路の右に下の説明看板と鳥居が見えます。道路には車を止めるスペースがありません。2017.09.04

このような幟りが立っていました(季節になると出すのかもしれません)。道路脇にこの看板がたっていました。

鳥居から石段の先を見上げると嬉しいことに狛犬が見えます。余り期待はしていなかったので驚きかつ嬉しくなりました。

推測するに昔はこの先から那須連山に分け入ることになり、道と言っても杣道のようなものではなかったかと思われます(行き止まりの感じだったのではないでしょうか)。

良くこの集落の氏子の人々はこのような狛犬を奉納できたものだと感じ入りました。2017.09.04

八幡神社狛犬・昭和15年(1940年)・石工 秋山政一

殆ど期待をしていなかったので狛犬を見た時は嬉しくなりました。実物を見ると個性的なかなりこなれた作りの石像です。

左足が破損しているか、玉が落ちたかしたようです。顔は鬼のような迫力のある形相です。静かな緑の森の中でここだけが異彩を放っています。大きさは通常のサイズに見えます。はっきりしませんがこの右に置かれた狛犬は口が閉じ気味です。白河近辺でしばしば見られる阿吽が逆の意匠にみえます。こちらは吽像ではないかと推測しました。2017.09.04

昭和16年・所謂皇紀2600年の祝賀に奉納されたようですが、さぞかし氏子の人々にとっては大変な事であっただろうと思いました。吽像から阿像を見ています、緑の森で囲まれた弱い日差しで背中には苔が密生しています。全体のバランスに違和感のない確かな腕を持つ石工の人の作品に見えます。2017.09.04

左に置かれている狛犬ですが、破損が見られます。口の開きが右の狛犬に比べて大きな事から阿像ではないかと思われます。

左の狛犬も迫力が感じられます。私には初めて目にする石工の名前ですが、当時はまだまだこのような石工の人が多く居たのだと実感しました。

予期しない狛犬との遭遇です、大変嬉しい思い出になりました。2017.09.04

綺麗に植林された杉林に周囲を囲まれた静かな境内。思い切り鈴を鳴らしてお参りをしました。

この内のどれかが説明に書かれた石像なのかと思いました。薄暗い境内は実際の時間より夕方が近いように感じます、釣りの時間が無くなるといけないので写真を撮るだけで調べる事は止めました。2017.09.04

拝殿から白河羽鳥レークラインを見ています。左が白河方面、右がこれから進む会津方面になります。

 

境内には杉の葉が沢山落ちていました。薄暗い境内から明るい道路は見ていると、境内は少し別の世界に感じます。

明るい世界に戻って会津に向かう事にします。2017.09.04

 

 
岩瀬郡天栄村・熊野神社と田良尾薬師

熊野神社住所:福島県岩瀬郡天栄村田良尾。羽鳥湖を通り抜けて181号線に出ます。左折して山を下りだします。道路の脇に社らしき鳥居が見えました。社の手前にあるスペースに車を止めてお参りをすることにします。

右にあるこのお堂が田良尾薬師で左の鳥居が熊野神社のようです。2017.09.04

鳥居の先に小さな社がありました。残念ながら狛犬は置かれていませんでした。2017.09.04 田良尾薬師の標識が立っていました。かなり広い境内です。お参りをさせてもらいました。2017.09.04

多くの奉納された石造物が見られます。通りの脇には庚申塚が置かれています。2017.09.04

 

南会津郡下郷町・古峰神社

古峰神社住所:南会津郡下郷町枝松。181号線を更に下ります。長い蝉トンネルを抜けると枝松の集落。道路の右に古峰神社の石柱が見えました。少し先の橋の近くの空き地に車を止めて訪れてみました。2017.09.04
181号から少し入ると坂道の先の左右に社が二つありました。左の社の前に異様な石像が置かれています。それは草に取り囲まれていました。映画の”猿の惑星”登場する類人猿のような不気味な造形です。2017.08.01

異様な石像のある社の対面、道路の右側にもう一つお堂ではないかと思われる建物があります。名前等が見付けられなかったのでどういうものかはわかりませんでした。この後ろには田圃と畑が広がています。実りの秋が感じられました。

既に午後5時、夕暮れの気配が忍び寄ってきます。更に道を下りイワナ釣りをすることにしました。2017.09.04

 
イワナ釣り


上の写真は野菊、左の写真の花は不明です。

既に渓流に降り立つと夕方の5時30分、暮れる前に道路に出るべく急いで釣り登ります。川原には野の花が咲いています。なんとかイワナを一匹釣ることが出来ました。訪れた社の神々に感謝しなくてはなりません、家に戻り出来る限り綺麗に塩焼きのイワナを食べさせてもらいました。

家に戻る頃には山で狭められた空には満月が登っています。最初は満月を目指して進み、やがて右手に月が見える頃家に帰りつきました。

狛犬に巡り合ったのは一つの社でしたが、どこの社も私の心の緊張を優しく癒してくれました。考えれば5度も癒され、そして感動を与えてくれたことになります。2017.09.04

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