村の那須連山・赤面山1701mから三本槍岳1916m往復 地図 

8月25日、山から下りて来た時の夕焼けの那須連山です。那須側にも名が同じ朝日岳があり、村から見える旭岳と共に那須連山で最も美しい山です。何時も目にする山に今まで登らなかったのが不思議な気がします。余りにも近すぎるからなのでしょうか。赤面(あかずら)山はもしかすると写真の山ではないかもしれません。三本槍岳は見えないような気がします。。

熱い中、街の土手をジョギングするより余程楽しいと、その思いつきにウキウキしながら気軽に出かけました。衰えた体力の事は何時も頭から抜けています。衰えた私の体には結構きついジョギングになりました。

村を出ると那須連山の一部に日があたっています。今日も晴天のようです。ここから20分も車で走れば登山口に着きます。スーパーに行くより短いアプローチ、なんとも気分が楽です。2011.8.29

紅葉の具合を観に那須山にドライブ、2011年9月13日、秋晴れの朝、赤面山から続く那須連山がはっきりと見渡せます。前岳の後ろに三本槍岳は隠れているようです。茶臼岳の上の駐車場までドライブしてみましたが紅葉にはまだ早いようでした。それでも雲が無い青一色の空、8月29日に登った那須の山がはっきりと見えました。2011.09.13
概念図と時間
2011年8月29日

明日は土手を走ろうと決めていた休みの前日、それなら村の山に登ったらどうかとふと思いつきました。県境の村からは確かに那須連山が見えるのです。同じトレーニングでも余ほど楽しい気がして、この思いつきを自画自賛してしまいました。28日夜村に出かけました。登山口まで車で25分程、ここまでは思惑通りでした。軽く考えていた赤面山(あかずらやま)までの登りは登山口までの気軽さはありません。年々落ちていく体力には結構きついジョッギングの代案でした。それでも何時も目に入る地元の山に登った満足感は苦労を補うのに十分な代償です。

国立那須甲子自然少年の家発 7:00
堀川上流の沢 7:40
堀川上流の沢発 7:50
中間点標識 8:25
中間点標識発 8:50
旧赤面スキー場分岐点 9:15
赤面山 10:23
赤面山発 10:40
那須甲子縦走路 12:00
三本槍岳 12:40
三本槍岳発 1:10
那須甲子縦走路 1:31
スダレ山 1:47
赤面山分岐 1:52
赤面山 2:40
赤面山発 2:50
中間点 3:58
国立那須甲子自然少年の家着 5:16
国立甲子自然少年の家から赤面山まで
那須甲子(かし)青少年自然の家(正式名称は確かではありませんが、子供たちの宿泊施設のようです)に到着。近いわけで、お馴染みのチャポランドのすぐ近くでした。丁度出勤してきた施設の職員らしい方に駐車場に止めて山に登る事をことわりました。赤面(あかずら)山までの時間を聞くとはっきりしないが2時間位と教えてくれました。これはかなり早い人だったようで、私は休憩を入れて約3時間半掛りました。朝7時出発。
子供たちの施設のため赤面山頂上まで標識がしっかりと設置されているので安心です。牧場が近いのかどこからか牛の匂いが漂ってきました。

登山口から木漏れ日が差すブナの林が続きます。なだらかに道は続きます。時折右手に那須連山がうっすらと望める快適な登山道です。

登山道に真新しい動物の糞を見つけました。冷静に考えれば良かったのですが、咄嗟に熊を思い出してしまいました。ブナの大きな木々に覆われ、人っ子一人出会わない登山道です。あわてて鈴の音が出やすいようにつけ直しました。思い出さないように前を注意しながら登ります

40分ほどで道は沢に向かって僅かに下り出します。堀川(ほっかわ)の上流部に出ます。ここで汗を拭き水を補給します。

堀川を渡り200メートルほど進むと自然の木々の間に場違いな感じの鉄の階段が表れます。赤面山へはこの階段を登ります。ここまでは道幅も広く見通しの良い快適な登山道です。エスケープ・ルートなどの標識があるので、子供達の遠足などではここから那須甲子道路に降りて施設へ戻る場合もあるのかもしれません。
真っ赤な実を付けた木が数本見えます。多分ナナカマドの実だと思いますが、木の大きさと鈴なりの赤い実に驚いてしまいました。

登山口の少年自然の家から赤面山頂上までを10分割した標識が立っています。ここは丁度5合目になります。更に一登りで今は閉じられている赤面山スキー場の斜面が左手に見えます。赤土と大小の石が混じった無残に斜面です。スキー場に車を止めて登ると1時間ほどでこの尾根の中間点の上まで登れるそうです。

登山道の脇のガマズミと思われる木に赤い実が輝いていました。
足元にはリンドウの花が咲いています。今が盛り、途切れることなくリンドウの花が見られました。6月になるとゴヨウツツジ(シロヤシオ)の花が辺りを覆います。赤面山頂上までの道では、近道のスキー場から登ってきた人と会っただけでした。静かな山を一人で心から楽しみました。
ガクアジサイの先残りのように見えますがはっきりしません。
野菊の一種なのかもしれませんがはっきりとしません。
ハクサンシャジン:そろそろ花は終わりの季節のようです。
赤面山頂上

樹林帯を抜けると砂礫の登山道となり眼前が開けます。頂上の標識らしきものが望まれます。霧が視界を時折遮りますが、晴れ間に那須連山のやまなみが目に飛び込んできました。村からこんな近くにこれほどの景色があるのは驚きです。混雑する那須連山のエアー・ポケットのように静寂と山に囲まれた景色が広がっています。

赤面山頂上から三本槍岳方面を望みますがガスの中に隠れてしまっています。目の前の前岳に登るために一旦がれ場を下ります。
前岳と赤面山の中間の鞍部に降り立ちました。後ろを振り返ると赤面山がかなり小さくなってしまいました。砂礫が散らばる気分の良い鞍部です。
このような鞍部を歩きます。秋の気配を感じる風が吹いて何とも快適です。那須連山にもこれほど静かな場所があったのかと嬉しくなってしまいます。赤面山の登りでスキー場から登ってきた人にあったきりずっと一人で歩いています。左手に懐かしい朝日岳が見えてきました。右手の山がこれから越える前岳です。
オンタデ:鞍部の砂礫地に大きな群落を作っていました。花の名前は間違っている場合もあります。お許しください。

ハクサンボウフウ

赤面山から下った砂礫の鞍部に咲いていました。花の名前が分かりません。
ミヤマアキノキリンソウ:どの山でも見られる元気な花です。
赤面山から一旦気持ちの良い鞍部に下ります。那須にもこんな静かな場所があるのかと嬉しくなります。どこから登っても山を越えないと来られない場所です。リンドウは山道にずっと咲き続けていました。これから越える前岳をバックに撮影しました。登山道はかなり上まで登って前岳を巻いて北温泉から続く中の大倉尾根に合流します。
栃木県の那須岳から福島県の甲子岳へと抜ける縦走路に出ました。このあたりから登山者に出会うようになりました。栃木県の朝日岳が一際目立ちます。このあたりは清水平、低灌木の平らな場所です。
三本槍岳の丸い頂上が見えてきました。名前”三本槍”ですが槍のように尖っていません。
三本槍岳1916m頂上

三本槍の頂上です。少し雲が掛っています。那須連山の中心部にあるので見晴らしの素晴らしい頂きです。二人連れの登山者がいるだけでした。昼の弁当を食べました。

おおよそ午後一時、赤面山からの下りは結構長く薄暗くなるかもしれません。熊の恐怖思い出してしまい、中の大倉尾根を下って那須甲子道路に出ようかとも思案しました。車を止めた甲子少年自然の家まではかなり長く歩かなくてはなりません。ままよと登った来た道を下る事にしました。

頂上の説明によれば、この頂きに会津藩・白河藩・黒羽藩の三藩が毎年槍を立てて境界を確認した事に由来しているそうです。
美しい姿の会津の山・博士(はかせ)山が目の前に見えます。
福島県側の旭岳、那須の朝日岳と共に那須連山で最も美しい二つのアサヒダケの一つです。
茶臼岳(那須岳)の噴煙が真っすぐ立ち上っているのが見えます。茶臼岳から三本槍を往復する道がメイン・ルートのようです。頂上からの景色を堪能してから、急かされるように下りに掛ります。
三本槍岳から下山
北温泉方面に下る中の大倉尾根の分岐点です。どちらに下るか迷った末に、登ってきた赤面山方面へと左に下ります。前岳の斜面で黒い蛇を見ました、ちょっと嫌な予感がします。リンドウが道の両側に途切れることなく咲いていました。

赤面山との気持ちの良い鞍部に出ました。日が低くなり夕暮れの近い事をしらせてくれます。鞍部の笹藪で目新しい動物の糞をたて続けに2個見つけてしまいました。

赤面山へ登る途中で見たものとそっくりです。咄嗟に熊の姿を思い出してしまいました。この道で登山者と出会うことはありません。大声で叫びながら、急いで糞のあった場所から遠ざかろうと笹の道を登ろうとして足をつってしまいました。周りを笹で覆われた道で座り込んで足を揉みました。随分長いと感じましたが、10分程座り込んで痛みの和らぐのを待ちます。なんとか歩けるようになったのでゆっくりと笹の斜面を登ります。おーいと大声を出します。笹原を抜けて赤面山の頂上までは見通しが良くなります。村の近くだからとストックを持たずにきたのを後悔しましたが、出来るだけ足への負担を掛けないようにして下ります。

赤面山の頂上へ戻ってきました。これから下る甲子温泉への道は木々の間に埋没しています。熊の事を考えると避けて通りたいのですが、ここまで来ては彼らの住処を出来るだけ邪魔しないように下る以外ないようです。

下山時の赤面山頂上から:熊に出会うのではないかとびくびくしながらやっと赤面山まで戻ってきました。ここからいよいよブナや白ヤシオの木々が周りを覆う甲子少年自然の家までの下りに掛ります。ここからの下りでは、鈴の鳴りを良くして”おーい”と大声で叫びながら下りました。足をつった痛みも薄れてきたのは大助かりです。登りで見つけた糞の他にまた新しいのを一つ見つけます。辺りは薄暗くなります。誰一人出会う人はいません。

堀川を渡り少し広い登山道に出てほっとしました。大急ぎで道を急ぎます。ぽっと広い場所に出ました。薄暗い登山道から甲子少年自然の家の施設内に出ると意外とまだ明るいのに驚きました。やっと熊の恐怖から解放されました。それで思い出したのですが、どこか、あの糞は子供の頃見た馬糞に似ていた気がしてきたのです。そうか、鹿だったのではなかったのかと思いついたのです。この山塊で数回クマを見た為か、咄嗟に熊だと思った早とちりが何かおかしくなってしまいました。2011.09.13

村から直ぐ近くにこれだけの登山道があったのは驚きです。スーパーへ買い物にいくのと違わない時間で登山口に行けるのです。街の土手を走るより余程楽しい運動でした。機会を見つけて歩いてみようと思っています。帰りついた夕焼けの村の道から赤面山が見えました。今ではただの景色ではありません、何か親しみを感じる山になりました。<赤面山から三本槍岳の終わり。>

10/19/2018
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