紅葉の那須・朝日岳 その②朝日に輝く朝日岳・(その①台風下の朝日岳地図

10月8日は街に戻る日10月6日の台風下の朝日岳での中途半端な気分がふっきれずに居たところ、早起きして登れば遅刻の言い訳だけが残された問題だと思いつきました。

7日の夜は早寝して8日3時半に起床、4時過ぎに村を出てセブンイレブンでオニギリを買い込み朝日岳を目指します。村の空には満月が輝いていました。登る朝日の下、黄金色の光を浴びた美しい朝日岳、荘厳な姿でした。帰りは幸運にも鹿の湯に入浴が叶い、遅刻の言い訳などどこかに忘れてしまいました。先週の姥ケ平に続いての一週間おいての那須訪問です。2014.10.08

駐車場発5:01⇒峰の茶屋5:52⇒朝日岳6:36~6:43⇒峰の茶屋7:04右駐車場帰着7:29

3時53分、荷物を車に積み込みます。村の空には満月が輝いていました。途中ガソリンを入れ、セブン・イレブンで朝食を買い込みます。

快晴の朝、既に那須岳の駐車場には70台程の車が止まっています。びっくりしてしまいました。5時1分ヘッド・ライトを点けて出発します。

5時18分、うっすらと空が染まり出しました。写真を撮りながら登ります。出来るだけ早く帰着しなくてはなりません。

5時21分、朝日岳には未だ日が差していません。未だ登る人は居ないので静寂な山です。

薄暗い山道、熊が怖いので時折大きな声を出しながら登ります。突然左前方に動く物が見えます。熊かと身構えた時それは立ちあがります。先行する一人の登山者でした。

樹林帯を抜けると左に那須岳の山腹が広がります。そこにはカメラを構えた人が一人でポツンと立っていました。暫く私も写真を撮りながら話をしました。5時24分、朝日岳は未だ目覚めていません。

先週の姥ケ平で壊したオリンパス防水カメラ2代目の使い始めです。まだ、自動シャッターの使い方がわかないので自分でカメラを持って後ろから撮影しました。5時27分。

5時31分、朝日岳に少しずつ陽が差しだしたようです。2014.10.08

5時44分、朝の光が当たり出して黄金色に輝く荘厳な朝日岳の景色に見惚れて15分程過ごしました。出来るだけ早く帰着する事を失念してしまいました。

5時44分、朝日が山の陰から登り出しました。
5時47分、峰の茶屋が見えてきました。私が撮影している間に、先ほど暗い山道で、熊かと驚かされた登山者が小屋から右に歩いている姿が見えます。未だ二人の人に出会っただけです。先行者がいるので、熊を恐れて大声を出す必要が無くなりました。朝日岳へは峰の茶屋から右に登ります。
5時52分、稜線に出ました。あまねく朝の光があたり黄金色に山肌が輝いています。朝日岳の谷筋はまだ目覚めていません。
5時53分、峰の茶屋の避難小屋です。早朝なので登山者は見当たりません。朝日岳を目指して右に曲がります。
那須岳の噴煙がたなびいています。朝日の当たる山肌は美しい黄金色に輝きます。
緩やかに登って来た登山道が右の那須岳の山腹に薄っすらと見えます。朝日に照らされた穏やかな風景に心が和みます。2014.10.08
朝日岳の頂上が近くなりました。
低灌木の紅葉の先に未だ黒々とした朝日岳が見えます。
普朝日岳の上に陽が昇ろうとしています。
6時5分、ごろごろした岩の登山道を一登りで朝日岳です。
6時6分、岩の登山道の間から那須岳の噴煙が見えます。
6時12分、稜線の反対側、会津の山にも朝日が当たり出しました。赤い紅葉と緑の取り合わせが美しく輝きだします。この斜面の左下が先週訪れた姥ガ平です。
6時17分、朝日岳の岩の尾根にまさに陽が昇ろうとしています。

6時28分、那須岳(茶臼岳)の高さがだんだん下がってきます。

朝日岳頂上・1896m
6時36分、途中暗闇の中で熊と間違えてしまった登山者の人に追い付いて、お先に失礼して頂上に到着しました。未だ山には数人の人が居るだけのようです。6時43分、大急ぎで下りに掛ります。撮影もさることながら出来るだけ早く帰らなくてはなりません。頂上の意識が新しくなっていました。
7時3分、大急ぎで峰の茶屋まで戻ってきました。小屋の前にも登山者の姿がのぞまれます。早く帰らなければとならないと、ここからはほぼ走るように下りました。
7時10分、朝の光が緩やかに覆っています。朝日岳は美しい山です。かなりの人とすれ違います。
谷全体に朝日が差して美しい光景が広がります。6日、台風の午後、水が流れ下る景色は見られません。静かな山の姿です。
那須の紅葉の見納めです、大急ぎで写真を撮って下ります。 7時20分、駐車場に帰着。既に車で満杯です。登山靴だけ脱ぎ換え大急ぎで街に向かいます。
 
普段は那須街道は混雑するので避けて通るのですが、早朝でもあり先を急ぐので今日は止むを得ません。途中から那須岳と朝日岳を撮りました。この場所は昔は確か”見晴らし台”と言ったと思うのですが、恥ずかしい事に”恋人たちの聖地”と言う看板が付いていました。そのセンスは一昔前の古臭い”清里”を思い出します。嬉しい事に小汚いトイレは昔のままでした。陳腐な名前を見てそうそうに退散しました。2014.10.08
鹿の湯入浴

上に登る車は多いのですが、下りはがらがらです。殺生石を過ぎて湯本の駐車場でふとこのままでは仕事にならないと鹿の湯に入る事を思いつきました。Uターンして鹿の湯の駐車場に車を止めます。通りがかりの人に尋ねると8時から入浴できるとの事、さっそくタオルをだして入口に向かいます。入浴料金¥400。殺生石から続く沢は湯気がたっています。住所:栃木県那須郡那須町大字湯本181・年中無休・朝8時~夜6時

1300年前に開かれたと言う伝承が残る温泉です。浴槽・建物には風情があります。

体を洗う掛け湯、熱くはありません。飲んだら渋い味がしました。

内部は温泉の温度ごとに分かれています。私はお子様用の41度と42度に入りました。

天井の湯気を抜く隙間から朝日が差し込んでいます。一番風呂は10人ほどの常連の人で占められているようです。熱い湯の浴槽の集まっています。私の入るぬるい湯は殆ど入る人が居ません。

遅刻の言い訳などどうでもよくなります。出たとこ勝負と開き直り、心地よい温泉で至福の時を味わいます。

上がり湯です。硫黄の臭いを消そうと何度もかぶります。それでも効果は限定的なようです。

外に出て心地よい山の風に吹かれます。早朝に朝日岳に登って街に戻るという目論見は想像以上の満足を得ることができました。鹿の湯に入れるというおまけまでついてすっかり充実した気分、東北道を目指します。朝日岳では水分も食べ物もとらずひたすら先を急ぎました。猛烈に空腹を覚えたので東北道大谷パーキングに車を止めて朝食をとりました。街には少しだけ遅刻しただけでほぼ間に合ったのは幸運です、しかし誰にも文句を言われずそれほど期待されていないことを知ったのはこたえました。ずいぶんと長く感じた今回の村での滞在です。2014.10.08

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7時17分朝の輝きが差す朝日岳