母を失った7歳の数学の天才少女メアリー(マッケンナ・グレイス)とその叔父フランク(クリス・エヴァンス)、フランクは自らの姉でもあるメアリーの亡き母親の遺言を守り普通の生活を送る事に腐心する事になります。
ここにメアリーの祖母、フランクとメアリーの母の母、が登場してメアリーとフランクの楽しい生活が引き裂かれる危機に陥ります。メアリーのとてつもない言動を愛するフランク、そのフランクの愛に全幅の信頼を置くメアリー、天才故にその思いは途轍もなく深く重いものにみえます。
スーパーマンの代わりに天才少女を登場させたことでアクション映画から人情映画になったような感じもありますが、天才少女メアリーを演じるマッケンナ・グレイスの演技が物語にリアリテイーを繋ぎとめてくれているように感じました。
深い信頼を寄せるフランクとの生活を取り戻したメアリーは、母親とは異なった道を歩むことを予感させてくれます。それは天才数学者でありながら、フランクとメアリーの母の望んだ普通の生活を送る女性として生きる事が出来るのではないかと言う予感です。メアリーを演じるマッケンナ・グレイスが大変素晴らしく、その叔父フランク役のクリス・エヴァンスの落ちぶれた感じの中年男の感じも良く出ていたように見えます。
既に夕方6時みゆき座の外に出ると隣の東京宝塚劇場の辺りの沢山の人だかりがしています。公演前の切符を買う列なのかもしれませんが凄い熱気を感じました。夕闇の中仕事を終えて帰路につく人々の列に入って有楽町駅に向かいました。
晴海通りを横断しようと信号待ちしていると丸の内仲通りのイルミネーションが目に入りました。少しい大回りをして有楽町駅に行くことにしました。2018.01.16 |