有楽町で映画・帝国ホテルで格安ランチ・日比谷公園&湯島天神で梅を見る |
3月になると良さそうな映画が続々と放映されるので仕事との兼ね合いを見ながら、時間の有る時に見ておかないと、折角の良い映画を見損なう恐れがありそうです。
1月21日に終演が近い”鑑定士と顔のない依
頼人を見ました。3月4日には”オスカーには漏れましたが”ネブラスカ”を見る事にしました。共に有楽町のシネ・シャンテで見ました。2作品の観劇を合わせて掲載しました。御存じのように有楽町の映画館は銀座に近く、ランチならかなり安価で美味しい食事が楽しめます。”銀座でランチ”というホーム・ページの愛読者でそれを参考に安価で、映画で一時の夢を見るに適した結構洒落たセンスの店でランチを食べて出かけています。
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鑑定士と顔のない依頼人 |
12時半の開演とランチを食べる為に家を早目に出ます。ところが、あまり早すぎたので東京駅で降りて散策しながら京橋に向かいます。それでも11時半には間があるので西銀座デパートの方に出て見ると沖縄物産館がありました。珍しいので覗いてみると黒砂糖のぶっかきが売られていました。2袋程購入、”銀座でランチ”に紹介された京橋の”リストランテフィオレンツァ”に向かいます。パスタ・ランチ¥1,500を食べる事にしました。京橋は結構詳しいのですが散々探してしまいました。高速の北側、東京駅から中央通りを銀座に向かって銀座1丁目と京橋の境を右折して直ぐにありました。洒落た店で12時少し前でしたがなんとか席が残っていました。銀座でこの価格でこの味なら著者の4つ星は合理的です。大いに感謝しました。ビルの1階で少しへこんでいるので見つけにくいかもしれません。住所:東京都中央区京橋3-3-11 京橋サウス1F 11時30分から。
昼食後銀座の裏通りを通り晴海通りへ出ます。右折して有楽町のガードを突っ切り左折。シャンテ・シネに着きました。かなり混んでいて、空いて居る席は前から7列目ほどでした。映画の粗筋は、主人公である真贋を見抜く鑑定士・バージル・オドマン(ジェフリー・ラッシュ)が詐欺にあって女性の絵で満たされた部屋の愛蔵品を全て盗まれるミステリーです。孤児院で育ち、独力で鑑定力を養ってきた主人公は権謀策略に満ちたオークションの世界を見事に乗り切り富と名声を得ます。
女性との関係を築く事無く過ごした彼に近づく資産家令嬢・クレア(シルブイア・ホーク)、バージルの若き友人となる、天才的な修復屋・ロバート(ジム・スタージェス)、長年の相棒・ビリー(ドナルド・サザーランド)が登場して不思議な寓話は始まります。このミステリーに登場する少し気味の悪い人々が物語の理不尽さを更に高めているように思います。映画の好みは食べ物の好みと同じで個人差があります、私には大変興味深いミステリーとして85点はと思っています。2014.01.21
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ネブラスカ |
3月4日、今回はランチの前に映画を見るべく早目に家を出ました。愛読しているHP”銀座でランチ”に帝国ホテルの格安ランチが紹介されていたので、それを予約しました。レイト・ランチと称して午後2時からになります。朝一番の映画を見てから丁度良い時間になりそうです。
10時20分開演、切符売り場が開く前から数人の人が並んでいました。ロード・ショーが始まったばかりで良さそうな映画と言う事で見る人が多いようです。想像通り、午前中はまだ空いていましたが、映画が終わって外に出ると沢山の人が待っていました。この映画は物語の心象風景にぴったりのモノクロ、オスカーにノミネートされたようですが、残念ながら逃したようです。 |
老いた父親ウデイ(ブルース・ダーン)と心優しい息子デイビッド(ウィル・フォーテ)がモンタナの州都ビリングスから生まれ故郷のネブラスカまでの旅で、父は子を思う父となり、子は父に尽くす子となる物語、互いが根源的な親子の情を思い出した話に思えました。老いた父親のウデイは家族のだれもが信じない100万ドルの宝くじが当たったというインチキな手紙を信じ込み、それを受け取りに一人で道路を歩いて行きます。見かねた息子のデイビッドは仕事を休んで車に乗せて旅に出ます。
月曜日、宝くじの賞金を受け取りに行く事務所が開く日までネブラスカの故郷の親類の家に滞在します。アメリカの田舎に暮らす高齢者の多くが暴食の為に肥満となりのたうつような歩く姿は(全てのアメリカの田舎がそうだと言うのではないのですが、並はずれた肥満の人を多く目にした経験が多いので)極めてリアルでこの映画を本物らしく見せてくれます。大金持ちになったと思いこみ、それを故郷で話した為に多くの軋轢を生む老いた父ウデイ、夢は月曜日に帽子一つを貰って覚める事になります。父の妄想は、子供達に何かを残し、自らはトラックを買う事だったと知った子供は、自らのスバルを売り払ってトラックを買います。父親に町の中での運転をさせると嬉々として誇らしげにハンドルを回します。ただ頑迷と思った父は人の頼みを拒絶できない思いやりのある男であったという一面に気が付いた息子。二人の未来にやっと幼い頃の父と子の穏やかな心情が蘇ったように思えるラストでした。映画の好みは人それぞれです、個人的には80点位かと思っています。2014.03.04
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日比谷公園の梅 |
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帝国ホテルの安価なレイト・ランチ |
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”花月”でかりんとうを買う |
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12/27/2016
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