小さな街道の村と田んぼに囲まれた一帯は芭蕉も見たであろうと信じたくなる営々と続いて来た日本の風景です。神社のある森には大きな杉の古木が何本も直立して天に向かって幹が伸びています。
心地よい湿り気と柔らかい日差し、生まれた場所に帰ってきたようなに思える安心した空間に満ちています。古木のうろの中を不思議そうにのぞく子供、森にはこのような古木が林立しています。この鎮守の森の散策を続けて写真右側に下りて行けば関の公園です。近頃はこんな田園地帯まで観光バスが押しかけてくるので季節には混雑するのかもしれません。
白河巡行パンフレット参照
5世紀頃砦として設けられる。後に廃関となり、辺境の地の枕詞として多くの歌人に詠まれる。能因、西行も歌を残し、芭蕉も訪れる。
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