那須山の中腹、八幡温泉の前に広がる広大なツツジの林です。昔は地元の人が訪れるだけの静かな場所でしたが、ここ数年は駐車場や休憩場の立派な建物が建ってしまいました。観光バスが押しかけてきて、ドウダン・ツツジと山ツツジの季節は大混雑です。
地元の人は余りの混雑に裏道を通って訪れています。こちら側は幾らか喧騒が遠くなります。これだけの数のツツジの大木は見事です。ただ、こう混雑すると違う季節にしか静かな探索は不可能になります。
花が終わった夏の高原には訪れる人もまれになります。メイン・ルートではなくなります。望んだ静寂の森が眼前に広がります。8月になると既にここではアキアカネが飛び出します。強い高原の日差しも気になりません。天然冷房の別天地です。