高さが10センチにも満たない極めて小型の愛らしいアヤメです。いつの間にか。どこかに消えたようで見つかりません。村の近くの方に再度分けてもらったものです。小さな草丈なのに花は一人前です。花ばかりが目立つ姿は普通は品のない印象を与えるのでしょうが、冴えた青紫の色が立ち姿のバランスを保っています。一代目の花の印象が私の春の思い出の中に確かに残っていたので、2代目の満州アヤメがまた帰ってきたのを喜んでいるのです。植木屋さんの町で買い求めたいと何度か聞いたのですが取り扱っていないとの事でがっかりしていたところでした。これで、私の春の花の思い出が欠落することなく完全なものとなりました。ただ未だ5分咲き、満開の姿を見る事が出来ないようです。 2010.05.11