シュウカイドウ
 

あれほど旺盛にテリトリーを広げて咲いていた秋海棠の群落が、震災後の除染作業で殆どが抜かれてしまったようで今では数本が岩の隙間などに残っているだけです。村の辺りでは雑草のごとく旺盛なのでその内群落が戻るとは思うのですが、岩の間では根を張る事が出来ないのかもしれません。 その時はこのあたりの原野から数本移植することになりそうです。2017.09.26

2013.09.10データ

高原の村は秋の実りの季節を迎えています。黄金色の田圃、吹き渡る秋風は夏をどこかに運んでいきます。秋の花々が静かに咲きだしています。

2013.09.10

シュウカイドウがどうにもならないほど増えてしまって庭の一部を群生地にしてしまっています。たまにしか来られないので庭の隅まで目が届きません。時々、草刈り機で刈り取ってもいつの間にかテリトリーを広げています。もっとも静かに咲く花弁を哀れと思って思い切って切り取る事が出来ないせいでもあります。

街へ帰る朝、草刈り鎌で一抱えほどの花束を切り取りました。街で高原の秋を一足早く感じることが出来そうです。2013.09.10

2012.09.12
今年の夏は暑さがことさら厳しく、そして長く続いています。街のジトッとした空気に燻製の様に汗を絞られて高原の村を訪れると、そこは既に秋の気配でした。生き返ります。朝晩は風が吹きわたります、寒くて窓を閉めます。寝るときは蒲団が手放せません。辺りは秋の花が咲きだしています。桜貝のように咲くシュウカイドウが山と庭の境に咲いています。街に帰る朝、別れがたく写真をとりました。2012.09.12
2011.09.08のデータ
朝から草刈りに精を出していました。辺りの静寂を破る甲高いエンジン音。いささか草刈り機の振動で手が痺れてきます。薄暗い山の際でシュウカイドウが花弁を開かせていました。山際の笹藪の中でそこだけが桃色に染まっています。自然の作り出す演出には押しつけがましさがありません。一時の休息と草刈りに飽いた私に最後までやり遂げなくてはならない事を思い出させてくれました。2011.09.08
旧データ
台風の影響で時折強い雨が吹きつける村の早暁です。村の花を切り取って街へ帰る朝です。雨のしずくを滴らせてシュウカイドウが咲いています。草刈り機で刈り取っても何時のまにかテリトリーを広げてきます。写真の左側も一面がシュウカイドウ。その影から蛇が出そうで近づくのを躊躇しています。
花は咲き過ぎずに風情があるのですが大きな葉が空間を塞ぎます。草刈り機で適当に間引きながら放置していますが、花の季節になれば手のひらを返したように感謝してしまうのです。2010.09.07
過去のデータ

夏の間中咲いています。可愛そうですがこのあたりでは雑草に近い扱いの花の一つです。個人的にはピンクの可憐な花です山間の村道には似合うと思っています。葉っぱが少し大きくて不細工な気がしますが。切花にはならないのも残念なことではあります。

ここでも増えすぎたときは草刈機で刈り取っています。それでも直ぐ翌年には切った分だけ他で芽を出します。いたちごっこです。2007.10.3

田圃の上を吹きぬける風に、ささやかな秋の気配が感じられる時、突然シュウカイドウが満開となりました。自然に生きる草花の敏感な感覚には恐れ入ります。それは花の開花に合わせて秋が引き寄せられたような同時性を感じます。 際限なく生息域を拡大する丈夫なシュウカイドウ。桜貝が開いたような可憐な花びら、肉厚のざらつく感じの葉から想像が出来ません。2008.08.25
09/29/2017
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