ブナ

大好きな柔らかなブナの葉が丁度良い色合いに染まっていました。大変気に入ったので2本のブナを植えていますが、玄関脇のブナは既に葉を落としていました。真っ赤な葉はそれは美しいのですが、それでも黄色の中の彩として添えられる程度が風景が騒がしくなく好みです。ブナの黄色に色付いた葉を飽きずに暫く見上げています。2019.11.12

 
2018.10.17データ

好きなブナの紅葉が始まったようです。花も咲かなければ実もならないこの木は何時もただ静かに立っているだけです。

目立たない慎ましやかで静かな姿が野生の樹木らしく好ましく思へるのです。時折、何か音でも聞こえないかと今ではかなり太くなった幹に耳を押し付けみるのです。

2018.10.17

2015.10.27・データ
 

2本の大きなブナが紅葉の季節を迎えたようです。瑞々しい若青葉、緑が混ざる紅葉、すべてに抑えた色彩で、静かにそしてどっしりとした姿を大変好ましく思っています。それは幹を見上げる者に安心感を与えてくれるようです。年齢のせいか激しい赤に彩られた紅葉は、そればかりだとすぐ飽きてしまうのです。静寂を感じさせる太く柔らかい幹、今年も穏やかな黄色に色づいたブナの紅葉に巡り合えたことは幸運でした。2015.10.27

ブナの新緑・2013.05.13

ブナのみずみずしい新緑。柔らかな葉の薄緑色が明るい空に浮かんでいます。ブナは薫風に小枝を揺らして踊りだします。若葉の生い茂るブナの木に寄り添えば心が一体になった気分です。人のいない静かな山に登って感じる自然に身を置く、その感覚と同じです。喧騒の街で結果を求めて目の色を変えているわが身を、一時とはいえ清冽な感覚が流れたようです。

ブナはお気に入りの木なのです。花を咲かせることも無く静かに葉を茂らせて立っているだけです。それが私には好ましいのです。多くの花を咲かせる木にはその目的なあった姿があります。葉だけを茂らせる木々には花の美しさを補って余りある風格が感じられるのです。勿論どちらにも愛着を感じています。2013.05.13

2009.09.29のデータ

柔らかな葉のブナの木陰の中に入るとなんとも落ち着いた気分になります。知り合いから2本だけ貰ったもので、既に庭木として樹形が整えられていました。由来を聞くと40年以上たっているようです。上は伸びないように止まっているのですっきりとまとまった姿です。良く見ると木の上の方は既に葉が色ずいてきたようです。

少し雨が落ちてきただけですが、幹にはまだ水の流れた跡が残っています。これが良く言われるブナ林の保水力かと思いました。高原の村の自然が合うのかとても元気な様子です。これだけ幹が太いと頼りがいがあって木に寄りかかって話しかけたくなります。

 

ブナの立ち姿は強く主張しません、静寂が基本です。それでも見上げると柔らかに茂る葉が見る者の心の緊張を揉み解してくれるうように穏やかです。瑞々しい幹からは水気が漂っているような気さえします。このように静かな樹木があってこその華やかな牡丹も引き立つのです。2009.09.29

落葉の美しさは良く知られています。その枯れ葉何時までも枝から落ちる事もなくぶら下がっているのです。風が吹くとカサコソト葉を鳴らすのです。騒がしい木よりこのように静かな樹木が私の好みにあうようです。2009.12.14

 

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8/20/2008
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