寒つばき
春雪の寒ツバキ

雪の中で健気に花を咲かせてくれています。思わず大丈夫かと声を掛けたくなってしまいます。水道も凍る夜です、花弁が凍りついて折れたりはしないかと案じてしまいます。

私の心配をよそに雪が降ろうが咲く時がくれば咲くのです。春雪の積もる朝、無言の叱咤で怠惰に流れる私を励ましてくれました。

2010.3.8

 

   
高原の村の冬の寒さは尋常ではありません。凍える冬に健気にも花をつける寒つばき。それが寒つばきの定めでしょうが、多くの花が縮れています。建物の影で日当たりも今ひとつ、脇におかれた蹲の水は厚く凍っています。凍てつく雪の庭で唯一つの花、確かに勇気付けられる姿です。今回は少し遅かったようで花が散りだしています。2本の寒椿が植えられています、これは矮性の方で、高さが抑えられて綺麗な樹形を保っています。2009.12.14

高く伸びる方の寒ツバキがいつの間にか軒下まで届いてしまいました。これから雪が降り寒さが一段と厳しくなるのに可哀そうでしたが、大きく枝を切り落としました。

花の付いた枝だけを街に持ち帰って、大きな花瓶一杯に差して凛とした美しさを愛でています。敢て、高原の厳しい寒さに合わせて咲くのは無謀ではないかと心配です。でも、その健気な姿に感動してしまうのです。

07/28/2019
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