クリ
   

クリの花が沢山咲いていました。どこが花でどこが葉っぱだか、まるで区別が付かない目立たない房状の花です。これから、ウニのような棘のある実がどうして出来るか大変不思議な気がします。

さすがクリだけは間違いなく育ち実を実らせてくれます。ただ、このような果樹はえてして余りにも育ちすぎるのが難点です。たまにしか訪れないので枝を切るチャンスを失してしまい、時々伸びて伸びてどうしようも無くなってから、大枝を切って樹勢をコントロールしています。それでも今年で限界かもしれません、隣のナツツバキを覆い隠すほどに枝を広げてしまいました。今年の冬は思い切り枝を切り詰めないことにはえらい事になりそうな予感がします。

かようなわけで、クリは2本植えたのですがあっという間に木が大きくなりすぎました。タンバグリと言う種類は手に負えなくなって近所の友達に上げてしまいました。これは沢山の実を付けて味もほくほくして良いクリの木でした。残ったのはこの大実クリと言う名前で売られていた種類です。秋になってたまに訪れると下に落ちて居て、多くはクリ虫によって穴があけられています。何度か運良くクリの収穫に間に合ったときはクリご飯にして食しました。山国の乾いた秋の日差しが詰まった稲藁の香りが感じられる中での味は、昔どこかで嗅いで味わった気がする懐かしい時代を思い出させてくれものでした。2008.07.07

7/15/2008

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