街で見るノウゼンカズラはどこか南国の花(中国原産だそうですが)を思わせます。強烈な太陽の光を伴って南国の暑さを感じさせられるのです。強靭で分厚い花びら、夏の花です。村の冷気の中でみると同じノウゼンカズラもそれ程暑さが感じられません。そうすると、花のせいではなく、息が詰まるような夏の街の環境がそう思わせるのかもしれません。裏山の緑が暑苦しい花と言う印象を和らげてくれているのでしょう。私の望みとしてはもう少し静かに咲いてくれたらと思うのですが、夏の花にそれを望むのは無理かもしれません。

春になると大きく切り詰めているのですが、今年も夏が来たら３メートルほどの高さの添え木の上まで伸び上がって咲いています。2008.08.04