ナツツバキ(シャラノキ)

地面にナツツバキの花びらが落ちていました。見上げて気が付けば、涼し気な花が点々と咲いていました。それは少し色の付いた美しい葉っぱに隠れて目立たないように密かに咲いています。

大変好ましい咲き方です。気に入って合計4本のナツツバキを植えてありますが、今年はどうも芳しくありません、最も美しいヒコサンナツツバキだけが沢山の花を付けてくれてだけのようです。

余りも目立たない咲き方なので枝を手折ってしみじみと見てみました。やはり咲き方も花の色も私の好みです。2017.06.13

2016.06.08データ

幹と姿の美しさから4本の夏椿があります。最も早く咲く”ヒコサンナツツバキ”が数輪花弁を開かせていました。地面には既に10個ほどの花びらが落ちていました。

花弁を開かせるとあっという間に散ってしまう儚い咲き方が好ましく感じています。他の3本の夏椿には沢山のつぼみが付いています、一年待ったというのにがあっという間に散る花を見る事が出来るのか大変心もとない気持ちです。2016.06.08

2008.06.26・データ
村の人がこの木を見てイチヤツバキ(多分、一夜ツバキでしょうか)と呼んだのです、何とも素晴らしい名前です。確かに一晩(2〜3晩の場合もありますが、普通のツバキよりは潔いようです)で花が落ちます。

夏咲くつばきでナツツバキでは何かこの美しい木に勿体無い気がするのです。花にもつぼみにも品があり、姿や木肌も大変美しい花木です。ツバキに比べれば静かな咲き方で、落葉樹でもあります。

@これは彦山ナツツバキと言う種類で、咲き方が少し上向きですので見やすい特徴があります。葉の色も少し薄めで、全体の姿が柔らかな印象を与えてくれます。
Aヒメシャラと言われる種類で、花が少し小ぶりな咲き方です。花も少し開き気味で全体に小型の印象を受けます。桃色の種類も有るようです。木肌の美しさも普通のナツツバキ(シャラノキ)と同じですが、枝の伸び方に少しまとまりに欠ける感がするかもしれません。普通のシャラノキは枝が広がらずにスッと立っています。全てのシャラノキが大きく背を伸ばして10段の三脚でもてっぺんには届かなくなりました。

村の山にはシャラノキが自生していて割と知られた樹木のようですが、一夜ツバキと呼ばれるように見てる間にもぽとっと落ちる姿が馴染まないという言う人も居るようです。庭にはそれほど植えられていないようです。

Bこれはごく普通のシャラノキです。濃い葉の色が特徴です。その葉に隠れて見難いのですが沢山の花を付けてくれます。田の境にあるために、いつの間にか咲いて気付かない内に散っているところがあります。地面一面の花で気がつくのです。水の張られた田圃に花びらが落ちて漂っていました。そのような無言の咲き方も私の好みです。2008.06.24

07/29/2019

Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.
本日カウント数-
昨日カウント数-