山吹

山の際で八重ヤマブキが満開の時を迎えていました。旺盛な樹勢を少し持て余しているところがあり見る機会があまりありませんでした。

春になれば花が一斉に咲きだし目移りがしてしま事もあります。ヤマブキのせいではなく、見る者の我がままで好き勝手に放置されている感があります。せっかくが春が来て美しい花を咲かせてくれたのに、申し訳ないことだと自戒はしているのです。濃い緑色の杉林の前では派手な黄色の花も結構似合うようです。2012.05.07

どうもこの派手な咲き方がちょっと目立ちすぎだと思えるのです。強い樹勢で根を張って行くので土留めとしては大変頼りになりそうです。

この大きな花弁が大量に枝から下がって咲きだし、枝が柳のように垂れ下がっています。少し離れて、濃い緑の背景の中に置いて眺めると、幾分落ち着いたバランスになるようです。2012.05.07

2009年4月27日データ

村の道路脇の森の際はあちらこちらが黄色の山吹で染められます。野生の山吹の一重のすっきりした花弁と細い枝が、この季節に吹き抜ける春の強風に大きく揺れています。我が家の山際の崖に植えられた八重の山吹は友人からの貰いものです。当時は何でも欲しがったのですが、清冽な高原の村の自然の中では少しおもったるい印象を持ちます。今では何処の道端にも咲いているすっきりした一重の山吹により惹かれてしまいます。

それでも日陰で覆われる山際の一角がこの山吹のお陰でぱっと明るくなっています。もっと感謝しなくてはいけないと自戒しました。2009.04.27

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