2062年9月・ささやかな収穫 

雑草に覆われた畑の草むしりをしていると家人が春に植えたジャガイモの葉が茂っていることを見つけました。その折は、近所の農家の人に、ジャガイモの植え付けの時期は過ぎたと教えられたのですが、既にホーム・センターで一袋¥350の種芋を3袋も衝動買いしてしまった後でした。

仕方なく、草むしりの後、畑を耕し肥料と石灰を撒いてから更に耕しました。付け焼刃もよいところですが駄目で元々と一日置いてから買った種芋を埋め込みました。

それがこれ程育っているとは信じがたい事です。農家の人が見たら如何にも不細工なてんでんばらばらの形のジャガイモは破棄するグレードかもしれません。

2062.06.06

果たして買った種芋より数が多いのか少ないかも分かりませんがとにかく懸命にジャガイモを探しては掘り出しました。かなり沢山の量になりました。

2062.06.06

草刈りの作業中大きな手応え、はっと刃の回転を止めると草の中に草刈り機で真っ二つに切断されたカボチャが見えました。カボチャの苗も駄目元で3本植えましたが、その痕跡も見えないので諦めていました。

ジャガイモに続き驚きの連続です。

2062.09.06

 

枝豆は私達のように面倒を見られない者でも何とか育ってくれる豆類なので毎年植えています。今年も季節が来て美味しい枝豆を沢山実られてくれました。少し早いのですが次回には終わっているので全て抜いてしまいました。

やはり、店で売っている枝豆より明らかに美味しいコクのある味で村に滞在中にほとんど食べてしまいました。

2062.09.06

今晩食べる量の収穫物は前を流れる小い沢の流れで洗いました。泥を落としたジャガイモは見違えるような姿になりました。

2062.09.06

早速今晩の食卓に上りましたが格別の味がしました。特に沢山採れたジャガイモは茹でてマヨネーズを付けながら食べましたが極めて美味でした。

ただ、町に戻ってオデンに入れて食べましたが、どうも理由が分かりませんが村での味とは違ってしまい違和感を感じました。

極めてささやかな収穫ですが、私達にとっては葉物野菜とは異なるジャガイモの収穫は望外の喜びと驚きでした。

2062.09.06

農産物直売所での収穫

これは自らの働きによる収穫ではありませんが、これ程早いリンゴの季節に目にした幸運がもたらした収穫です。

白河市の農産物物直売所”り菜あん”で夏休みが終わり街に戻る前日、9月6日の午前中野菜や果物を買い込みます。街での価格から見ると信じられない安価で新鮮で美味なかなりの量のきゅうり、トマト、野菜類を買うことが出来ました。

合わせて沢山の採れたてのリンゴに”加工用”と書かれた袋が¥400で売られていました。普通に食べられる美味しいリンゴに加工用としたのは農家の人の良心に思えました。

 

2062.09.06

ほぼ毎日ヨーグルトに入れて食べるので5袋買い込みました。農家の人が大きな保冷庫に入れて保管しているのを見て、冷蔵庫に入れておくと一月以上持つ事を知ったのでこれで一安心です。街では決して買えない商品なのです。

早速皮をむいて食べてみました。やはり街で買うリンゴとは全く異なる美味しい味でした。

2062.09.06

思いもしなかった収穫に大喜びする私達の姿を農家の方は笑って見ていました。みっともない姿のジャガイモは厳しい専門家の目からは見ると破棄するグレードなのでしょう。ジャガイモになったことで十分満足したのですが、それが食べられた上かなり美味だったことで私達は十分お腹が膨れ気分が満足感に満たされました。ささやかな収穫の喜びは長く心に留まることでしょう。

2062.09.06

10/06/2022
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