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フキ採り |
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渓流に降り立ち、以前イワナを釣った事のある場所で毛鉤を流してみましたが魚の姿を見る事はありません。その気配も感じられないので、辺りが暗くなるまで川辺に生えるフキを採る事にしました。 2022.09.05 |
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恰もワサビの育つ場所と同じような澄んだ渓流の流れの脇に沢山のフキが見えます。2022.09.05 |
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村の人たちが話しているミズブキと言われる綺麗な茎を持つ美味しいフキです。大好物のキャラブキにはこの季節のフキはぴったりです。 2022.09.05 |
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一本ずつ丁寧にタワシで洗いながら茎のスジを取りました。この下準備がフキを採るより大変な作業になります。灰汁取りに長時間火に掛けます。 最後は少し凝った鰹節で作った出汁で丁寧に煮込みます。B級品を買う事が好みですが、乾物だけは親の代から専門店がある御徒町に出かけて買っていました。 御徒町から本職の人達の姿が少なくなりすっかり変わってしまいこの乾物屋さんが店を閉じてしまいました。大きな袋に工場の場所が書かれていたので今では何とかお願いして同じ鰹節を分けていただく事が出来るようになりました。その鰹節が私には最も良い味のキャラブキに仕上がります。一度スーパーで買った鰹節で試してみましたがコクや味の深みが別物です。 今回もこの他にかなりの量のミズブキが取れたので街に持ち帰り大きな鍋で大量のキャラブキを作る事が出来ました。魚は釣れませんでしたが美味しいキャラブキが手に入った事で結果はプラスになりました(渓流魚は食べないので)。2022.09.05 |
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夕方の6時、辺りに暗闇が漂い始めます。少し下流に下ってから水面に毛鉤を流す事を呆れる程何度も繰り返しました。2022.09.05 | |||||
若干ベストの時間には少し早いのか魚の気配が感じられません。暗くなるまで辛抱しなくてはならないようです。
2022.09.05
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6時28分・暗闇の中でイワナかヤマメかが水面にジャンプしながら昆虫を捕食し出しました。これから30分ほどが絶好の時間となります。 如何にもイワナが潜んでいそうな大岩の下の深みに毛鉤を流してみました。15回程流すといきなり大きな手応え、魚が毛鉤を加えました。 流を利して逃げる魚の手応えからかなり良いサイズだと確信します。慎重に流れに魚を乗せながら岸に引き寄せネットに入れました。 綺麗な今年初めてのヤマメがネットの中に押さまりました。これで町の友達へのお土産が出来たようです。 10分程で再度毛鉤に魚が掛かりましたが糸が切れてしまいました。渓流はほぼ真っ暗です。那須連山を越えるのでこれで引き上げる事にしました。 2022.09.05 |
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夜空を見上げると山の間から綺麗な月が浮かんでいます。手を合わせたくなるほどの神々しい姿です。2022.09.05 |
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懐中電灯を出すのが面倒になり慎重に渓流を歩きながら戻ります。近頃は頻繁に沢でスリップして転ぶので杖を突きながら歩きます。案じていた通り大岩に登るべく手前の岩に飛んだ折に滑って川に落ちてしまいました。 びしょ濡れになりながら車まで歩きます。こんなこともあろうかと着替えを持ってきていたので着替えてから車を走らせました。山道の狭いカーブで鹿が真横に立っていて驚かされながら美しい月夜の中、山道を走りました。 2022.09.05 |
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今年初めてのヤマメは約28cm程の良い形の魚でした。友達の為にヤマメの内臓を取り出すと既に大きな卵を沢山お腹に抱えていました。卵をお腹に戻して塩を振り、冷蔵庫に納めました。
2022.09.05 |
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06/27/2023 | |||||
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