早秋のイワナ釣り

 

 

 

那須連山裏側の早秋のイワナ釣り:4月から9月の間は、県境の村から峠を越えて那須連山裏側の渓流にしばしばイワナ釣りに出かけます。野菜の買い出し・草刈りと休みなく体を動かして、夕方の渓流に降り立ちます。県境の村に戻る頃には空に満月が上がっていました。

秋の気配と共にイワナの警戒心が強くなり、釣り上げる事が難しくなります。8月28日と一週間後の9月4日もイワナ釣りに出かけました。川原で可憐な野の花に出会い、岩が点在する間を流れ下る清らかな渓流を遡る、其れだけでも十分満足感を得られます。村への道を辿る頃には満月が空に上がっていました。2017.09.04

2017・08・28のイワナ釣り

午後5:08、久し振りに訪れた県境の村、畑も花壇も雑草で覆われています。朝から草刈りに汗を流します。何とか草刈りと種まきを終えて何時もの渓流にやってきました。

周囲を山で囲まれた早秋の気配が強いこの辺りでは日暮れの訪れが素早くやってきます。田圃は実りの秋を迎えて少し黄金色がかって見えます。田圃の終わった先の小沢から目指す渓流に降ります。2017.08.28

沢に降りる途中雑草の中に野草が咲いています。白い花がシシウド、紫の花は中々名前が覚えられず調べるのに手間が掛かるので今回は画像だけ掲載しました。2017.06.12

背丈を超す雑草に覆われた小さな流れを見失わないようにして歩いているのですが、だんだん草の背が高く密集してきます。熊が怖いので時々大声で奇声を発しながら沢を下ります。野菊が咲いていました。2017.08.28

午後5:22・目指す渓流に降り立ちました。やっと見通しが開け一安心です。2017.08.28

午後5:25・流れが急な場所では瀬音が大きくなります。私の影も魚から見にくくなるので少し渓流に近づいて毛バリを流します。やはりこの季節はイワナが神経質になるらしく姿が見えません。

午後6:07・ここまで一匹のイワナも姿を見せる事が無く、夕闇との競争になりそうでいささか焦ってきました。

流れが緩やかな深みにやって来ました。水底が見えるので歩き易くなります。気合を入れなおして先に進むことにします。2017.08.28

午後6:22・岩陰からイワナが飛び出して毛バリに掛かりました。それ程の手応えを感じないので小さなイワナのようです。

毛バリがしっかりと口に刺さっているイワナを慎重にネットに入れました。何とか一匹釣り上げて帰り道も疲れが少ないでしょう。2017.08.28

イワナの釣れた川底の住処の辺りの水中から水面を写しました。水の流れが筋になって川底に流れて来ます。

イワナは街に持ち帰り塩焼きで食べました。久し振りのイワナはカリッと焼けて美味しく感じました。

9月4日のイワナ釣り

一週間後の9月4日、10月から渓流は禁漁になるで再度訪れて見ました。一週間では目に見えた変化はありません。尚、掲載した花の名前には知識がないので間違っているかもしれません。2017.09.04

 川原に紫の関屋の秋丁字( セキヤノアキチョウジ) と思われる野草・小型のひまわりのような花も咲いていました。2017.09.04

イワナ(岩魚)の名前のごとく岩陰の深みが彼らの住処です。まさにこの辺りにはそれぞれの岩陰にイワナが居ると思うのですが、一度も姿を見せません。2017.09.04

更に渓流を遡りながら毛バリを流しますが全くイワナの姿が見えません。最盛期の6月ならこの間にイワナを釣り上げるか、そうでなくても何匹かが毛バリに飛び付いてくるのですが・・・

絶好の場所にやってきました。白い波の建つ脇の深みで毛バリを流すと手応えがありました。慎重にイワナを引き寄せます。2017.06.12

 

ネットで慎重に取り込みました。まあまあのサイズのイワナでした。これで村の知り合いの人へのお土産が出来ました。2017.09.04

渓流から道路に上がり車に向かいます。周囲を山で囲まれて狭まった空には満月が登っています。
月に向かって進みます、峠をこえて県境の村に着く頃は月が右手に見えてきました。途中の暗闇の山道では野ウサギが3度車の前に飛び出してきました。2017.09.04

10月に禁漁となるこの渓流に来れるのは多分後1回でしょう。今年もあっという間にイワナ釣りの季節は終わりを迎えるようです。

 
09/14/2017
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