2017年最後のイワナ釣り

今年最後のイワナ釣りで30cmの大きな魚を釣り上げる事が出来ました。イワナの後の山の上に三日月が上がっていました。2017.09.25

 

 

 

県境の村の近くの馴染みの渓流は4月1日から9月31日までの期間だけ釣りができます。仕事の都合で25日と26日、今年最後のイワナ釣りに出掛けてきました。台風の増水の影響が残っている渓流は水深が深く、果たしてイワナが釣れるのかと案じながら夕闇の迫る渓流で毛バリを振りました。

今年最後のイワナ釣りは不安を覆す興奮を与えてくれたようです。今シーズンの最後に30cmを超える大きなイワナを釣る事が出来ました。2017.09.25

2017・09・25のイワナ釣り

午後3:27、県境の村は秋の実りの季節を迎えています。高い秋の青空の下、黄金色の田圃が眼前に広がっています。2017.09.25

 

5:11・湯野上温泉の中沢観音堂を訪ねたので沢に降りるのが少し遅くなってしまいました。山に囲まれたこのあたりもやはり黄金色の田圃が見られますが、多くが段々畑状になっています。
   

5:15・イワナの居る渓流には小さな沢を下って行くことになります。流木を足場にしながら小さな堰堤を下ります。その先は見通しの利かない雑草をかき分けながら小沢の流れを下ります。2017.09.25

5:27・本流に降り立つと既に辺りは夕暮れの気配、急がないと途中で暗闇になる恐れがありそうです。暗がりはイワナの毛バリ釣りには絶好の時間になります。対岸の木の根が覆う陰からイワナが毛バリを咥えました。幸先が良さそうです。2017.09.25

5:33・早い時間に一匹釣り上げたので俄然やる気が湧いてきました。何時もより水深が増えた渓流を遡ります。2017.09.25

 

5:34・パーマークが美しいヤマメが毛バリを咥えました。今年最後のイワナ釣りは思い出に残る夕闇になりそうです。2017.09.25
ヤマメの住処の近くの水中を写してみました。かなり緩やかな流れのようです。2017.09.25
素早く日暮れが覆いだした渓流の風景を堪能しながら、正確な深さが判別できない程澄んだ流れを遡っていきました。2017.09.25

5:50・この時間の渓流の実際の風景は、画像とは異なりほぼ薄暗が立ち込めています。岩の上を流れる水流だけが暗闇の中で白く泡立っています。

水面の毛バリを視認することは不可能です。手応えだけが頼りになります。2017.09.25

流れが強くなる場所にやってきました。慎重に川岸に沿って遡っていきました。2017.09.25

6:03・何時も何がしらかの驚きを与えてくれる場所にやってきました。辺りは真っ暗です。

10回だけ毛バリを流そうと決めました。6回目に重たい手応え、慎重に岸に寄せてネットに入れようとしましたが大きくて上手く行きません。

心を落ち着かせてネットに入れるとずっしりとした重さが伝わってきます。ライトを点けてみるとかなりの大きさのイワナです。最後の最後に多分今年最も大きなサイズと思われるイワナを釣り上げました。

真っ暗闇の中、イワナを入れた背中のバックに魚の重みを感じます。今日はこれで終わりにすることにしました。2017.09.25

6:10・山の稜線に三日月が登っています。懐中電灯を頼りに増水した渓流を遡ります。2度転んで、その時岩にしたたかに手をついてしまい左手の親指を痛めてしまいました。

峠を越えて村に帰ろうと思いましたが、家を通り越して街に向かいマツモトキヨシで湿布薬を購入しました。2017.09.25

村に帰ってメジャーで測ってみました。、僅かに30cmを超えたようです。かなりの大きさに大満足です。村の知り合いの方でイワナ好きの人の家に持っていきました。お返しに大きなカボチャをいただいてしまいました。

県境の村の空には相変わらず三日月が輝いていました。今夜は雨が降りそうもないので、翌日の釣りにに備えて濡れた長靴やベストを外に干すことにします。2017.09.25

9月26日今年最後のイワナ釣り

昨晩に続いて那須連山裏側の渓流にやってきました。

今日が2017年のイワナ釣りの最後の日になります。草刈りと畑仕事を早めに終わらせて、昨日より30分程早く渓流に降りる事にします。

背丈を超える雑草の中の小沢を辿りながら、昨日の夕方大きなイワナを釣り上げた近くに降り立ちました。

藪漕ぎの途中、流れの脇に野の花が咲いていました。野菊と白いシシウドと思われる花に藪漕ぎの不快さを慰められます。2017.09.26

4:45・小沢との合流点より少し下まで下ってから釣りを始める事にしました。

昨日より少し早いので時間にゆとりがあります。2017.09.26

4:45・川底が見える澄み切った水の中での毛鉤釣りは得難い環境です。勿論誰一人釣りをしている人は居ない静寂な空間が広がっています。怖いのは熊だけです。2017.09.26

4:51:50m程渓流を下って対岸に渡る事にします。その前にこれから渡る場所に毛鉤を流してみました。小さなヤマメが毛鉤に掛かりました。

美しいヤマメから毛鉤を外してやり、水の流れて戻してやりました。2017.09.26

4:54・合流点から100m程下ってきました。ゴロゴロした岩の間を流れ下った沢が大きな淵 に流れ込んでいます。

さぞかし大きなイワナが潜んでいそうな雰囲気です。薄暗くなる頃になると大きなイワナが毛鉤に出てくる可能性があるのですが、帰路は真っ暗闇の渓流を長く歩く事を考えると不可能に思えます。

それでも2回毛鉤に魚が掛かったのですが、魚の姿が見える前に外れてしまいました。2017.09.26

5:40・途中更に2度ほど毛鉤にイワナが掛かりましたが水中で外れてしまいました。

昨日大きなイワナを釣った場所にやってきました。沢の大きな岩の向こう側の流れがイワナの絶好の隠れ家です。既に夕闇が深まってきたのでイワナが流れてくる昆虫を食べるために水面にジャンプをしています。絶好の時間になりました。大きな岩の下流に10回ほど毛鉤を流しているといきなり大きな手応えと共に釣り竿が円弧を描いて曲がります。2017.09.26

5:43・障害物のない渓流の中を縦横無尽に引き回してくれました。美しいイワナを慎重にネットに入れました。これが今年最後のイワナになるかもしれません。野生が生み出すバランスの取れた美しい姿態です。2017.09.26

5:55・岩の下流で毛鉤に2度ほどイワナが掛かったのですが外れてしまいました。闇が辺りを覆っています、そろそろ里心がついてきました。

岩の上流に移動して毛鉤を振ると大きな手応え、前のイワナより大きく太ったイワナです。これで今年の終わりとしようと慎重にネットに入れました。これから遡る上流に月が上がっています。

200m程、岩のゴロゴロした渓流の中を歩きます。2017.09.26

2匹のイワナは街の友人のお土産にすることにします。上の大きな魚には既に卵が入っていました。

今年最後のイワナ釣りは、ほぼ釣れないとあきらめていたので信じられないほどの幸運に恵まれたようです。残された今年の楽しみが徐々に通り過ぎていき、多くが既に思い出となっていきます。年齢を重ねる程、秋の寂しさが胸に深く響くようです。2017.09.26

 
09/28/2017
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