植木屋さんの町A  @へ

植木屋さんの前からちょっと中を覗くとさすが本職が手入した姿が洗練された色々な花木が見られます。多くは専門家以外は入りにくそうな感じでしたので外から見るだけで我慢しました。だから綺麗に咲き誇った花を見るだけの花泥棒です。私には一般の人でも入りやすい大きな植木屋さんが向いています。もう少々この植木の町の散策にお付き合いのほどを。植木屋さんの中に見えた花木の幾つかをご紹介申し上げます。

最花壇にはツバキの専門店があったので入ってみました。呆れかえるほどの沢山の種類の椿の花を見ました。スライドに致しましたのでご高覧下さい。2009.03.17

多分ユキヤナギダだと思うのですが確かではありません。強風が吹くので枝が大きく揺れていました。ユキヤナギにしては少し花弁が大きすぎるような気がしないでもありません。樹高が2メートルほどで姿はユキヤナギです。

黄花のサンンシュウの木があります。樹高が大きく育つので庭に植えるには余程のスペースがないと難しい木です。以前はかなり頻繁に見たような気がしますが、地味な花でもあり近頃見かけなくなりました。

それでも早春の花の黄花、万作とともに昔を思い出してしまう懐かしい花の一つです。

斑入りのボケと札が下がっていました。どこにその斑が入っているのか判然としません。花にも見られません、葉にも見られません。もしかしてもっとひらいてくると斑入りになるのでしょうか。

ボケの花も早春を代表する華やかな花です。

ハナモモだと思います。これほど豪華な花を咲かせては実を成らす余力は残らないでしょう。まさしく桃色の八重の花びらが満開です。

木蓮の一種でミケリア・マウダイエと札が掛かっていました。木蓮より花弁の開き方が大きいような気がします。それにしても初めて聞く花の名前です。

ネットで調べたら結構有名な木のようです。私の知識が至らなかっただけのようです。カラタネ・オガタマ(オガタマノキ)と云う常緑樹だとの事です。咲き方はかなりありがたそうな雰囲気が漂っています。神社などに植えられると云うのもうなづけます。

これはハクモクレンです。どうしても大きな枝になってしまって庭に植えるには難しい木です。マウダイエと異なり落葉樹、2階の屋根を超えるほどの樹高になっているのをよく見ます。

 

車を留めて近くの植木屋さんを更に散策しました。店によって取り扱っている木が違うようです。専門的な植木屋さんは殆どが樹木です。そして常緑樹が多いようです。ツバキ専門と書かれた植木屋さんに入ってみました。静まり返ったツバキの群生、日本の花の中では鮮やかで大輪の花がとりわけ目立つ常緑樹です。下にスライドにして11種類を載せました。

つばき・2009/03/18

初期文字

ツバキを主に取り扱っている植木屋さんに入ってみました。厚い緑の葉で覆われたツバキの林の中は静寂の世界です。

日本の美とはこういうものなのでしょうか。そっけない形の緑の葉と、対照的に鮮やかな赤を基調にした大きな花弁。立ち姿に弛緩した様子がありません。何ともバランスが良いのです。

あきれるほど沢山の花弁の色があるのにびっくりしてしまいました。聞けば海外で日本の花として人気の高いツバキ、沢山の交配種が作られているそうです。

これから5月ごろまではこの植木の町が最も鮮やかに彩られる季節です。暇を見つけては訪れてみたいと思っています。

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03/21/2009
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