|
清潔な感じのお寺です。説明板の通り重厚な山門が目立ちます。桜は何本かあるようですが、大木と言うわけではありません。それでも私には札所めぐりの思い出にはその花で十分です。野坂寺住所:秩父市野坂町2-12-252013.04.01
|
|
|
↑上の写真は重厚な野坂寺の山門です。山門の中には昭和6年ごろ実在した”怪力柳生の牛”の木造がありました。迫力のある姿です。
桜は何本かありましたがこれが最も大きなもののようです。山を背にしたかなり広大な境内の格好の目印になります。 |
27番・大淵寺を目指して野坂寺の駐車場を出ます。すると辺りに朗々と唱和する人声が通り過ぎて行きました。あわてて追うと通りのかどで僧侶の一団が経文を唱えていました。久しぶりに目にした懐かしい光景です。辺りに響きわたる経文は耳にした人々に安心を与える事でしょう。良いものに遭遇できた幸運をかみしめながら大渕寺に向かいました。2013.04.01 |
|
|
|
|
|
|
|
山の寺にどこか夕方の近い気配が漂ってきました。出来たら江戸時代の古い巡礼の道でつながる24番法泉寺を訪ねたいと思っているので山門の方に戻ります。道の際に真新しい堂の屋根をふき替えている寺がありました。それでこれが久昌寺の本堂かもしれないと思いました。桜で囲まれた山門に戻ります。桜の花の向こうに武甲山の尖った山頂がせまる夕方の気配のなかにたっていました。江戸時代の巡礼の古道案内板があります。久昌寺住所:埼玉県秩父市久那2215
|
|
|
25番久昌寺から続く江戸時代の巡礼古道を一部でも通ってみたいと思ったのですが、夕暮れが迫っていたことや山の中に入るとカーナビの正確度が落ちるらしく道に迷ってしまいました。江戸時代の巡礼古道を歩くのも大変興味深いものがあります。それは次回の楽しみにしたいと思います。狭い境内の椿の花弁が散っていました。 |
|
|
|
|
|
前回の札所巡りの旅で立ち食いそばとは思えない味に感激して是非立ち寄りたいと思っていました。前回はかなり空腹でしたが今回は遅い昼食、それも蕎麦を食べています。どうかなと思ったのですが、やはり現金なもので前回ほどの感激はありませんでした。 |
|
私はもり蕎麦¥450、家人は天麩羅蕎麦¥550、二人で¥1,000の夕食です。家人はかなり美味しいという感想でした。私も普通の蕎麦屋との差が感じられない味だと思いました。
私には注文も券売機、そっけないのが嬉しい事です。どこか気取った感じの蕎麦屋にいささか辟易としているところがあるからです。蕎麦はもっと手軽な食べ物だった気がするのです。 |
|
|
|
長瀞町・法善寺の枝垂れ桜 |
秩父市から140号線を上越道花園ICに向かって進みます。少しでも明るい内に長瀞に着きたいと思ったのですがどうもそうもいかないようです。
左に宝登山の参道、右に長瀞駅の標識を右折して線路を渡ります。既に夕暮れ、ライト・アップされた眩しい程の桜並木が見えてきました。T字路になっているところを左折すると延々と桜のトンネルが続きます。止まって桜を見たい誘惑を振り切ってまず法善寺に向かいます。 |
既に夕闇に包まれた枝垂れ桜が白く浮かんできました。どこがどこやら分からないので大きそうな桜の木を撮影しました。秩父に向かう朝に見るべきだったと後悔しました。来年の楽しみが出来ました。 |
長瀞町・桜並木
|
|
法善寺から通り過ぎて来た桜並木に戻ります。ライト・アップされた長い長い幻想的な桜の並木が続いています。
それ程多くの人が見ているわけでもなく、心ゆくまで桜を堪能できます。 |
車を駐車場に入れて暫く桜の下を歩きました。辺りは浮き立つような花弁の波ですが、見ている人は少なく静かに闇に浮き出る豪華な花を愛でる事が出来ました。
家に帰る事にして車を走らせます。たった一日なのに随分沢山の思い出が残った秩父の旅でした。私には桜を見るに加えて、札所を詣でる事が旅の喜びの眼目のように思いました。2013.04.01 |
|
|
|