イチリンソウ
村にはヤブイチゲ、八重一輪草、キクザキイチゲなど沢山の一輪草に似た可憐な花が咲いています。これは最もオーソドックスな野草の一輪草だと思います。知り合いの裏山の少し湿った場所に沢山生えているので分けてもらいました。村では雑草扱いで、どうしてこんな草が欲しいのかと不思議な顔をされました。2017.04.26

 

 
過去のデータ
 

可憐が最もあっているでしょうか。これは多分園芸種だったと思います。イチゲとは花の付き方が違います。スミレより少しだけ目立ち、ヤブイチゲより少し控えめ。スミレだと踏んでも心の痛みはわずかですが、イチリンソウなら声をかけたくなります。自分の不注意を責めたくもなります。

それぞれの花がわきまえて咲いてくれることに心が癒されます。極端に目立とうとする花にはそれを抑える植物がほしくなります。ボタンには静寂を保つブナ、芍薬には紫の気高いアヤメ。これらがバランスよく目に入ってくることを好みます。イチリンソウは目立たずに咲く野の花です、春の庭の記憶を完結させるには無くては困ります。*少し旺盛な生命力が私には気になる八重一輪草も3メートルほど離れて繁茂しています。

10/20/2007
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.
本日カウント数-
昨日カウント数-