左に下ると三斗小屋温泉を経て会津へと通じています。那須岳と朝日岳に挟まれた見晴らしの良いポイントです。正面の山が朝日岳です、最初は手前の小さなピークの右側を巻いていきます。その先の岩の尾根は今度は左を巻いて行きます。
A峰の茶屋の中に入って見ました。5人ほどの人が無言でもくもくと食事をしていました。すぐに小屋を出て先を急ぐ事にします。振り返ると那須岳がかなり上になりました。朝日岳の山頂は真ん中の尖ったあたりです。手前の山の右手を巻いて道が続いています。
B朝日岳への登山路は、噴煙をたなびかせる那須岳のどっしりとした姿を背中にしながらの登りになります。
D山腹を巻く道もそろそろ終わります。振り返ると峰の茶屋が見えます。数人の人影が、秋の日暮れに追われるようにケーブル山麓駅へと下りだしています。
巻き道が終わるとやがて登りにかかります。稜線には鎖がかなりの長さでつけられています。見上げる朝日岳までのルートには岩が立ちはだかって見えます。ただ、見かけほどではなく容易に朝日岳の肩へと到着します。やがて那須岳から甲子岳までとの間の那須連山ではもっとも高い三本槍岳の円い姿が見えてきます。朝日岳の肩からは一登りで岩の朝日岳頂上に到着します。素晴らしい見晴らしです。風が強いために景色を楽しむ気持ちになれません。ナシを半分だけ食べてそうそうに退散しました。
今日は風が強く冷たいので休まずに頂上へと向かいます。5分ほどで朝日岳の頂上に着きます。
Kこの岩場の右を下りきると山腹の巻き道に出ます。風が避けられるのでのんびりと景色を楽しみながら下ります。
もう日暮れがすぐそこだというのに、登ってくる人に出会います。峰の茶屋を超えて三斗小屋温泉でも向かうのでしょうか。滑りやすい緩い斜面のくだりが続きます。初夏の頃、あたりは山野草とムラサキ・ヤシオつつぢが見事です。景色を見ながらのんびりと下っていた時、だらしないことに足を滑らせて転んでしまいました。その拍子に足がつってしまい立ち上がれなくなってあわててしまいました。心を落ち着けてから膝からゆっくりと立ち上がり歩き出したところなんとか下りだすことができました。
O右手にケーブルの山頂駅が見えてきました。空には日暮れの気配、あと数回で今日の運転は終わるようです。
八幡温泉のドーダン・ツツジの森はいまだ紅葉に間があるのでしょうか何ともぼやけた景色が広がっていました。秋の夕暮れに追われるようにして山道を下り板室温泉へと向かいます。那須連山の紅葉の舞台は中腹まで下って来ているようで飽きることがありませんでした