峰の茶屋から朝日岳へA茶臼岳から朝日岳へ・その@へ
『こんにちは』と声をかけて入っていった峰の茶屋の避難小屋では、無言で昼食中の人が数人居ました。この風では、外での食事は体力を消耗してしまいます。私は時間がないのでそのまま小屋を通過して朝日岳へと向かいます(左の写真は朝日岳頂上です)。2008.10.27
登山コース(オレンジ色の点線)@ケーブル頂上駅→A茶臼岳→B峰の茶屋→C朝日岳→D峰の茶屋→Eケーブル山麓駅
@那須岳からひとくだりで峰の茶屋に到着します。右からケーブルカー山麓駅からの道が登ってきます(私も朝日岳からここまで戻って来て、この道を右へと下ります)。

左に下ると三斗小屋温泉を経て会津へと通じています。那須岳と朝日岳に挟まれた見晴らしの良いポイントです。正面の山が朝日岳です、最初は手前の小さなピークの右側を巻いていきます。その先の岩の尾根は今度は左を巻いて行きます。

A峰の茶屋の中に入って見ました。5人ほどの人が無言でもくもくと食事をしていました。すぐに小屋を出て先を急ぐ事にします。振り返ると那須岳がかなり上になりました。朝日岳の山頂は真ん中の尖ったあたりです。手前の山の右手を巻いて道が続いています。

B朝日岳への登山路は、噴煙をたなびかせる那須岳のどっしりとした姿を背中にしながらの登りになります。

C最初は斜面を巻いていきます。雪のある季節だとこの斜面の長いトラバースは結構危なっかしそうな場所です。朝日岳の斜面と頂上が間近に見えてきました。

D山腹を巻く道もそろそろ終わります。振り返ると峰の茶屋が見えます。数人の人影が、秋の日暮れに追われるようにケーブル山麓駅へと下りだしています。

E巻き道が終わるとこれから進む道が見えてきます。左手前の岩峰の左を登って越えると朝日岳の肩に出ます。
巻き道が終わるとやがて登りにかかります。稜線には鎖がかなりの長さでつけられています。見上げる朝日岳までのルートには岩が立ちはだかって見えます。ただ、見かけほどではなく容易に朝日岳の肩へと到着します。やがて那須岳から甲子岳までとの間の那須連山ではもっとも高い三本槍岳の円い姿が見えてきます。朝日岳の肩からは一登りで岩の朝日岳頂上に到着します。素晴らしい見晴らしです。風が強いために景色を楽しむ気持ちになれません。ナシを半分だけ食べてそうそうに退散しました。
F朝日岳の肩まではこのような道が続きます。登山路には鎖がびっしりと付けられていますが、道はしっかりしていますので見かけほどではありません。右側は沢に落ち込んでいるので登るときは左側を巻き込んで行きます。
Gこの岩のピークは左を巻いて越えていきます。越えるとわずかで朝日岳の肩、見晴らしもよくベンチがあって休むには絶好の場所です。右端が朝日岳の頂上です。

今日は風が強く冷たいので休まずに頂上へと向かいます。5分ほどで朝日岳の頂上に着きます。

I朝日岳の頂上です。小さな鳥居があります。風が強いので岩陰に入って一休みしました。寒いのと時間が遅いので早々に退散します。頂上から下りだすとすぐ下から登ってきた単独の人に出会います。
H小さな岩峰を巻いて上に出ました。来た道を見下ろしています。峰の茶屋は写真真ん中の山の陰になっています。

Kこの岩場の右を下りきると山腹の巻き道に出ます。風が避けられるのでのんびりと景色を楽しみながら下ります。

J朝日岳の肩から、小さな岩峰を右に巻きながら道を下ります。下るほどに那須岳が少しずつ高度を上げていきます。
L登って来た道を峰の茶屋へと戻ります。岩場のくだりが終わり朝日岳を振り返りました。那須連山第一の山容ではないでしょうか。はるか下、峰の茶屋からケーブル駅への道を、朝日岳への岩場の上りですれ違った二人連れの人が下っていくのが見えます。私も日暮れに追われるようにせわしなく峰の茶屋を通過してケーブルの山麓駅へと下ります。下るほどに朝日岳の高度が高くなっていきます。
M峰の茶屋から山麓へのなだらかな砂利道を下ります。左には登ってきた朝日岳の岩の斜面が眼前に広がっています。もう少し早ければ美しい紅葉が見られたのにと、残念です。

もう日暮れがすぐそこだというのに、登ってくる人に出会います。峰の茶屋を超えて三斗小屋温泉でも向かうのでしょうか。滑りやすい緩い斜面のくだりが続きます。初夏の頃、あたりは山野草とムラサキ・ヤシオつつぢが見事です。景色を見ながらのんびりと下っていた時、だらしないことに足を滑らせて転んでしまいました。その拍子に足がつってしまい立ち上がれなくなってあわててしまいました。心を落ち着けてから膝からゆっくりと立ち上がり歩き出したところなんとか下りだすことができました。

N朝日岳が東に斜面を伸ばすあたり一面に美しい笹の原が広がっています。常にこの辺りだけが緑の色を保っています。
O右手にケーブルの山頂駅が見えてきました。空には日暮れの気配、あと数回で今日の運転は終わるようです。
P風に乗ってケーブル駅の放送が聞こえてくると県営駐車場まで六〇〇メートルの標識が出てきます。駐車場の端にある神社の鳥居が見えてきます。春はこの鳥居の先端部が見えない程の積雪があります。
Q県営駐車場の横をかすめて更にケーブル山麓駅駐車用場へと下ります。あれほど一杯だった駐車用もがらんとしています。足がつった痛みが残っているようですが、車までは後わずかです。 R車に乗ってみると量足ともつっているようでブレークがうまく踏めません。エンジン・ブレーキを多用しながら車の少ない八幡温泉のルートから下りました。八幡温泉までの道は美しい紅葉の道、一面の紅色というのではなく緑・黄色と色とりどりの組み合わせ、私の好きな秋の景色です。

八幡温泉のドーダン・ツツジの森はいまだ紅葉に間があるのでしょうか何ともぼやけた景色が広がっていました。秋の夕暮れに追われるようにして山道を下り板室温泉へと向かいます。那須連山の紅葉の舞台は中腹まで下って来ているようで飽きることがありませんでした

11/5/2008

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