雪の勢至堂(せいしどう)
 

馬頭観音堂の途中にある地蔵に祈りを捧げる。

  会津若松に向かって、会津街道を進む。秋に訪れた勢至堂に近づくほどに雪が深くなる。狭い坂道では数台の車が雪で止まってしまっている。脇をすり抜けて、馬頭観音へ詣でようと左に勢至堂の集落に入る。雪深い会津の村は、吹きかける雪の中で正月の用意。2007.12.31
   
 

馬頭観音堂は雪煙。長靴の子供たちも膝までの雪でびしょ濡れ。運動靴の私は靴下まで濡れてしまった。時々雪が吹き付ける、会津の冬を実感する。

村の天然記念樹、大杉も生い茂る沢山の枝を雪で化粧している。

 
295号線の勢至堂トンネルの手前では札幌ナンバーの大型トラックが立ち往生している。長いトンネルを抜けて湖南から左へ若松を目指す。右にあるべき猪苗代湖は気配も感じられないほどの地吹雪、雪が視界を遮り黒森峠の坂道では小さなスリップを繰り返す。初めて通る道に緊張が続く、視界が極めて悪く雪煙の中から突然対向車が現れる。数台の除雪車両とすれ違うが、大雪のために間に合わないようだ。途中側溝に落ちた車を見る。地元の大型トラックの後に付くことが出来たので、慎重にハンドル操作をしながら郡山から続く2車線の49号線に出て緊張がとける。若松市内で長靴を購入する。街に暮らしていては想像も出来ない大雪の一日、思い出に残る大晦日となった。
1/25/2008                
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.
本日カウント数-
昨日カウント数-