ニラバナ
 

今年の寒さのせいかニラバナの花が中々開きません。それでも、開く寸前の花弁の色が純粋な美しい色で居る時間はそれ程長くは無いので、それを見られる幸運には中々巡り合えません。澄んだ青い青い色の花弁を見る事が出来た今回はそう考えると大変幸運と言えます。

青いニラバナは風土に適しているのか元々頑丈な花でもあるせいか、梅の木の下のテリトリーをしっかりと確保しています。2019.04.23

2017.04.24データ

ニラバナが知らない間にテリトリーを広げてあちらこちらに群落を作っています。これから夏に向かって雑草等の格闘が始まる頃にはその間に紛れてしまいます。いくら注意しても草刈り機で刈ってしまう事になるのです。それでも隙間を見つけてはこのような塊となって早春の庭の彩を豊かなものにしてくれています。因みにこの青いニラ花の群落は2本の梅の木の間のスペースを埋めてくれています。2017.04.24

2013.05.13データ
ニラバナが咲きだしたばかりのようです。頼りげない細い茎の先の大きな花が風に揺れています。吹き倒されないかと案じています。あちらこちらに群生を作り始末に負えないなとは思っているのですが、風に揺れる風情が野草のようで取りきれずにいます。キンモクセイの下の群生は写真右上でニリンソウが一足先に花を散らしました。ヒトリシズカと寄り添うように支えあって咲いている姿が如何にも微笑ましいのです。2013.05.13
2011.05.07のデータ
格別移植した事もないのですが、今ではあちらこちらに小さな群落を作って咲いています。咲きだしたばかりか、花が瑞々し感じがします。葉も抜けがらを脱ぎ捨てた蝉の翅のように柔らかく、吹く風に揺れていました。
どのようにして増えて行くのか。生命力の強い花です。それにしては咲き方が野草風で好ましく思っています。2011.5.7
2009.4.27のデータ

どこにでもあるお馴染みの花です。どこからかブルーと白のニラバナをもらって植え付けました。今ではすっかり周りの自然の中になじんでまるで野草のような風情で咲いています。

何時のまにかブルーと白の中間色の花も出現してあちらこちらの植木の根じめとしての役割を果たしながら、咲く姿の風情がますます心地良いものに感じます。ありきたりのニラバナではないようです。大きなキンモクセイの下、ヒトリシズカの群生、そこでもニラバナが一緒に花弁を風に揺らしています。花の季節、この村では緩やかに、時に強く風が吹きます。雑草にまみれ他の花々と共生する姿は私を深く感動させてくれます。

どの植物もそうですが、贔屓目かもしれませんが街にある時より色合いの透明感が増すように思います。厳しい雪の冬・強風・冷気・強い日差しを自らの力で乗り切ってきた年月が凛とした美しさを生み出しているような気がしてなりません。大げさな言い方ですが、人の手で育てられた植物がその純粋性を取り戻したように私には見てとれるのです。2009.04.27

始末におえないほど大きく育ったキンモクセイの下で群生を作るヒトリシズカとニラバナ、互いに互いを庇い合っているように感じます。心温まる花の風景と言えます。

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07/25/2019
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