ヤマシャクヤク | ||||
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下の記録のごとく花が咲いた痕跡だけを見た事があるのですが、花を見たのは多分7年以上昔の事だったと思います。今にも消え入りそうな薄い花弁を震わせてたった一つだけ白い花が薄暗い庭の隅に咲いていました。ただ一輪、それが又好ましいのです、私を感動させるに十分清楚です。 人の助けを拒絶して、それでも弄ぶ私に死をもってその意思を示すのです。まるで侍の家の女達のように凛とした美しさを持っている花のような気がするのです。辺りは人間の手を拒む山の草花のコロニー、11本のクマガイソウも一緒に花を咲かせていました。 |
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![]() まず、アカバナの山芍薬が消え数年後には白いものもなくなってしまいました。難しい花なんだと諦めていたところ少し離れた日当たりの良い場所から、それらしい小さな芽が数本姿を現したのです。植物の生命力に感動してしまいました。それから既に5~6年は待ったでしょうか、やっとこのような赤い若葉を出してくれるようになりました。街で桜の花吹雪を浴びても、村はいまだ冬枯れの野が続きます。この山芍薬の生命力の証の赤芽は、私に行動する意欲を運んできてくれました。 もしかして今年は一本ぐらい花を咲かせてくれるような気がしています。赤なのか白なのか、暫く楽しく待つことにしたいと思います。初夏の頃に、近くのクマガイソウが咲く頃までには結果が出ていると思います。 |
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山側のキンモクセイの下は山野草のコロニーになっています。日蔭の具合がちょうど良いのです。クマガヤソウの葉の上から真っ赤な実が見えました。それは私を十分喜ばせそして驚かせる光景です。 山芍薬の種です。つまり見ない間に可憐な山芍薬がひっそりと花を咲かせていた痕跡です。美しさを抑えた可憐な花を見られなかった口惜しさより、しっかりと生きていた事に感謝しています。来年こそとの希望を私に与えてくれた山芍薬の赤い実です。 |
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07/28/2019 | ||||
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