ノボケ

ノボケの棘をバリケードにしてこの周囲は山野草のコロニーになっています。クマガイソウ、エゴ・エンゴサク、イチゲ等がもうすぐ咲きだします。私が最も心待ちにしている春はまだやってきていません。かろうじてクマガイソウの芽が数個出てきただけです。

今年初めての村の訪問、辺りは花の饗宴です。溢れる花の色に右往左往しています。野ボケは今年も際限なくテリトリーを広げていました。細い枝が地面から沢山上に延びて花をつけています。棘に注意しながら抜こうとしてもしっかりと根が繋がっていてはかばかしくありません。根負けしたので次回ゆっくりと始末をつける事にしました。2016.04.18

2014.04.23データ

まだ満開には10日程の春の日差しが必要なようです。ただ、切り花として街に持ち帰るにはこの蕾の頃がベストと言えます。思い切って蕾を剪定バサミで切り取りました。相変わらずだらしないので枝を切る時に棘を刺してしまいました。残ったのはこれだけですが満開になればかなり見応えがあります。家人はもっと赤い種類が良いとの事ですが、私は異議を唱えています。落ち着いた色こそ野の花に相応しいと思っているのです。2014.04,23

2007.1023データ
以前は里山のどこにでも生えていた野生のボケの木ですが近頃見ることがなくなりました。庭では裏山からリスでも運んできたのかノボケの木があります。鋭い棘が邪魔で枝を切ることを避けているので、今ではあっちこっち芽が出てしまっています。花は園芸種のものほど派手ではありません、少し寂しいピンク色の花をつけます。ボケの焼酎漬けはおいしいと聞いてはいましたがうまい時期に来ることが出来ません。何時の間にか実が消えています。今回は間に合ったようです。もう少し熟したら取入れを行おうと楽しみにしています。 2007.1023
2009.04.28データ

訪れた時に合わせてちょうどボケの満開です。山にはえるノボケも植木のボケも共に枝一杯に花を付けています。私には、この地の自然の中から誕生し育ったこのノボケの風情が好ましく思えます。

 

薄い花の色がどこかさびしげで心を打ちます。それにしてもこれほどの花を付けたボケを見た記憶がありません。植木のボケの花の付き方から考えると、恐らく今年の気候がボケの花つきの良さの原因ではないでしょうか。秋に沢山のボケの実が取れるかもしれないと今からそれを期待しているのです。2009.04.28
07/29/2019
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