ボケ

3本のボケの花の内、所謂野生のボケ・ノボケが大量の花を付けていました。裏山には無造作に自生している雑木にこの辺りの人は殆ど目に止める事はありません。際限なく根を伸ばして辺りの野草のテリトリーを奪っていく困った木でもあります。

個人的には赤味の強い野ボケよりこのぼんやりした色に温かみを感じます。今年は大量の実が成りそうなので果実酒を作ろうと思っています。2019,04.24

大石の脇の真っ赤なボケは未だ蕾が多く一番遅く満開になるようです。ただ開き始めた花の色や姿の美しさは見飽きません。2019,04.24

日当たりの良い南側に植えた赤白咲き分けのボケはかなり蕾が開きだしました。2019,04.24

赤味がかった花も未だ開きだしたばかりで少し色が薄いようです。多分満開のボケを見る機会はないので膝をかがめて下から上まで満遍なく眺めてみました。2019,04.24
片方の咲き分けの白のボケは綺麗な色に咲いていました。どうして二つの異なった色が咲くのか不思議な事だと思ってみています(サツキの咲き分けも同じ思いです)。花を前にして無粋ですがどこか得した気分になります。2019,04.24
2017,04.26データ
やはり今年は天候が不順なようでボケの花がまだ満開になっていません。写真左の赤、上の白と赤の咲き分け、そして野ボケの3本が庭にあります。赤はほぼ満開ですが、咲き分けと野ボケは未だ硬い蕾の状態でした。活けるには丁度良いので切り取って街に持ち帰る事にしました。2017,04.26
最初に沢山の花を付けた赤いボケの花ですが、まだまだ硬い蕾が半分ほど見られます。2017,04.26
咲き分けのボケは赤い花の蕾は未だ色が薄い状態です。満開には2週間ほど掛かりそうです。2017,04.26
2016,04.19データ

高原の村の長い冬が過ぎて春が一気にやってきました。花は一気に咲き出します。ボケはまだつぼみと咲き始めの花が混ざっています。満開にはあと少しの暖かい日が必要のようです。

この頃の花が個人的には好ましく思っています。透明感のある花の色、咲きすぎない抑えた咲き方、春の初めだけに目にする姿です。これは赤のボケです。2016,04.19

白と赤の咲き分けのボケです。透明感の強い白いつぼみの中に薄い桃色がのぞいています。2016,04.19
咲き分けのボケの赤い花のつぼみです。こちらは赤い花びらから白い色が覗いています。何故か花を開かせる姿は私に”希望”と言う言葉を告げてくれているように感じました。静かに咲く村の多くの植物には何時も励まされています。2016,04.19
2009.04.27データ

私の記憶ではボケは早春の花だと思っていました。2月頃植木屋さんの町で満開のボケが売られていたような記憶があるのです。

高原の村のボケはちょうど今が見頃です。矮性の赤と立性の白の2本を植えていましたが、これほどちゃんと咲いている時に見た記憶がありません。赤も白も大変元気で訪れるたびに棘に注意しながら枝を切っている記憶はありますが、花の記憶が薄いのです。

とりたててどうという花でもありませんが、それでも作り物のような見事な花を枝一杯に咲かせています。赤のボケには白が、白のボケには赤が混ざって咲いているのも不思議な景色です。旺盛な生命力で放っておいても元気に育つ木です。風情という点では山に育つノボケに軍配を上げたいような気がしています。2009.04.27

本日カウント数-
昨日カウント数-
04/29/2019
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.