イワナ釣り
|
||||
|
||||
|
||||
2021年7月19日 |
||||
祭日であることをすっかり忘れていたので、何時もの渓流に釣り人の姿を見て驚いてしまいました。いままで滅多に人影の見えない場所なので、やっと今日が休日であることを思い出しました。 少し下流部で釣を楽しんでから再度戻ってくる事にしました。 下流部に釣り人の姿が見られなかったので降り立ってみました。2021.07.19 |
||||
今は亡くなった山を共に登った後輩と訪れた思い出の場所です。この場所で、彼は餌を流してイワナを釣っていました、私がふざけ半分に毛鉤を流すと大きなイワナが針に掛かって驚かせた思い出の場所です。 それもあってそれ以降訪れていないポイントでした。 そんな事を思い出しながら数回毛鉤を流すと大きな手応えがありました。2021.07.19 |
||||
何か随分重たいイワナだと注意深くやり取りをしながら引き寄せます。何とかネットに取り込んでみるとこの渓流では初めて目にするニジマスでした。 この川で自然繁殖している様子も見られないのでどこかから逃げ出したニジマスと思われます。どちらかと言えば訪問を避けていた、後輩との思い出の場所での思いもしないニジマスとの出会いに何か不思議な因縁を感じました。ただ、個人的な好みですがイワナとヤマメの棲む美しい渓流に外来種のニジマスが居るのは違和感を感じます。できれば再会しない事を祈っています。2021.07.19 |
||||
100m程渓流を釣りながら遡った後、何時もの場所に戻る事にします。沢の斜面の杉林に踏み跡らしき道が見えたので近道をしようと登り出しました。 少し進むと斜面が終わり藪が広がっています。ままよと、藪に踏み込んで進みます。進むほどに背丈を優に超える笹とそれに絡む蔓の雑草が行く手を塞ぎます。既に戻る事も出来ずに体を倒しながらの悪戦苦闘が40分程も続いてやっと道路に出る事が出来ました。 結局この藪漕ぎですっかり時間と体力を消耗してしまい、馴染みの場所での釣りを諦めて村に戻る事にしました。峠から振り返ると綺麗な夕焼けの風景が広がっていました。2021.07.19 |
||||
2021年7月20日 |
||||
翌7月20日、草刈と畑仕事に大汗を流しながら、その合間に二つの農産物直売所を回って大量の野菜類を買い込みました。街の友人達へのお土産に喜ばれる美味しい野菜類です。 草刈仕事を早めに切り上げて、昨日に続き何時もの渓流にイワナ釣りに出かけました。 峠を越えると、村の天気とは様変わりで時折雷がなり雨が降りかけてきます。 渓流に降り立ちます。辺りの山の斜面を霧が登って行きます。2021.07.20 |
||||
かなりの確率でイワナが潜んでいる岩陰の場所にやって来ました。小雨が降る中、夕闇の近いこの時間帯は私の好みの時間です。毛鉤を岩陰に流すと突然大きな手応え、慎重に魚とのやり取りをしながら引き寄せます。長く感じる時間が過ぎ魚が岸に寄ってきました。2021.07.20 |
||||
かなり大きなイワナの姿が現れました。糸を緩めないよう注意しながら慎重に何度かのやり取りを繰り返した後何とかネットに入れます。丸々と太ったかなりのイワナです。村に帰ってメジャーで計測すると約27cmありました。 コロナの影響から訪れる事が少なかった今年、やっと満足できるイワナを釣る事が出来ました。2021.07.20 |
||||
大きく太ったイワナを河原の石に乗せて写しました。イワナ好きの街の友人への良いお土産が出来ました。釣具の整理をしたり写真を撮ったりしているうちに辺りに闇が迫ってきているようです。2021.07.20 |
||||
イワナが掛かったあたりの水中にカメラを入れて川底を写してみました。イワナの潜んでいた場所まではかなりの深さが有って近づく事が出来ませんでしたが水の中の様子が少しは理解できました。2021.07.20 | ||||
夕闇の中、車を止めた場所まで戻ってきました。雨が上がった見上げる空には月が登っていました。大きなイワナを釣り上げた満足感が心を大きく占めます。2021.07.20 | ||||
大きなイワナを釣り上げた満たされた気分に浸りながら車を走らせていると、真っ暗な峠への道の上に月が輝いていました。暗闇の輝きの美しい月の姿に惹かれ車を下りてシャッターを押しました。2021.07.20 | ||||
村への帰路に通る峠を越える辺りからイワナを釣り上げた渓谷を見下ろします。夕焼けを照らし出した太陽は既に深く沈みこんで僅かな輝きを覗かせていました。陳腐な言葉ではありますが極めて荘厳な一日の終りの風景が広がっていました。2021.07.20
|
||||
08/01/2021 | ||||
|