2018年のイワナ釣り① 5月21日22日28日

今年の春の始まりは寒波と所によって大雪の荒れた天候の日々でした。5月7日にお馴染みの渓流にイワナ釣りに出かけましたが水が少なく全くイワナの姿は見えませんでした。それから2週間、もうそろそろ水量も増えただろうと出掛けてきました。2018.05.21

 

 

 

2018年5月21日・今年初めて釣り上げたヤマメです

2018年のイワナ釣り①では 5月21日22日28日の3回のイワナ釣りが掲載されています。文中時刻が記載されていますが全て午後・夕方の時刻を表示しています。

2018・05・21のイワナ釣り

今朝は早起きして、那須連山のミネザクラを訪れました。一登りしてから県境の村に戻り畑仕事と草刈りに精を出します。一応の区切りをつけて、此処から峠を越えて約50分程の夕方の渓流にイワナ釣りに向かいました。

午後5:47、今年最初の魚が毛バリを咥えました。嬉しい事に美しいヤマメが掛かりました。2018.05.21

丸々とした美しいヤマメとの対面です。毛鉤を咥えたヤマメは激しい流れの中を縦横に走りながら逃れそうとします。

ヤマメが釣れるなど予想もしていなかったので、喜びは大きなものです。渓流は未だ明るく穏やかな風景が広がっています。イワナやヤマメの棲み暮らす流れの音だけが大きく轟いています。街から出かけて来た甲斐がありました。2018.05.21

ネットにヤマメを入れてから写真を撮りました。その住処も写しました。ヤマメを釣ったという喜びも加わった印象ですが如何にも、魚が潜んでいそうな場所に見えます。選択は正しかったようです。2018.05.21
ヤマメの住処に出来る限り近付いてカメラを水中に入れてみました。水面の反射する様子が写っています。毛バリはこの鏡面の上を流れてヤマメの目に留まったのです。2018.05.21
釣り登ってきた渓流を振り返ってみました。どこも岩陰からイワナが飛び出しても良いように見えるのですがその姿を見る事が出来ませんでした。2018.05.21

一旦道路に出て少し下流に向かう事にします。田圃は田植えが終わり水が張られていました。2018.05.21
   

下流の川岸には満開の藤の花が所々に咲いています。毛鉤が引っかかって釣りにくいのですが、藤の花の下から流れに毛鉤を投げてみました。此処から上流へと遡って行ったのですが芳しくありません。途中で魚が外れたり糸が切れたりと散々な目に合いました。おまけに暗くなった渓流でまたまた滑って全身びしょぬれとなってしまいました。

車に戻って念の為に積んでいた着物と着替えて県境の村に戻りました。帰路の真っ暗な峠道で道路に大きな鹿が立っていました、車のライトに驚いたのか動こうとしません。カメラを取り出して写そうとすると山の斜面に飛び込んでいきました。2018.05.21

2018年5月22日のイワナ釣り

5月21日に続いて、野菜の買い物、畑の種まきと忙しく過ごした後、夕方から峠を越えてお馴染みの渓流に向かいました。渓流に到着したのが6時を過ぎていたので、今日は上流部をパスしていきなり下流部に向かうことにしました。2018.05.22

6:24、目印の山の斜面を見て渓流に降りました。本流に降りる為の小沢にはシシウドの白い花が咲いていました。2018.05.22

6:25、小沢の降り口に田圃の水の排水口が口を開けています。田植えの最盛期なので勢いよく水が流れていました。それをまたいで小沢に降りました。2018.05.22

6:28・本流に降り立ちました。勿論誰一人居ない静かな渓流です、激しい水の流れが生み出す轟音だけがただ一つの物音です。夕闇の迫る景色にしばし見惚れてしまいました。

2018.05.22

6:29・一旦下流に向かうことにします。写真の右端辺りまで下ってから釣りを開始しました。

これはと思う幾つかの場所からも魚の姿を見る事は出来ませんでした。2018.05.22

6:57・一旦100m程下流に向かい、大岩の淵からスタートすることにします。 これはと思う幾つかのポイントからは魚の姿を見る事は出来ませんでした。本

流に降り立った小沢との合流点を過ぎて上流に向かいます。水深のある厚い流れに毛鉤を流すとかなりの手応え、胴体の太いヤマメが掛かりました。

2018.05.22

 

6:58・この場所の白泡の流れの終りからヤマメが飛び出しました。 夕闇にせかされるように毛鉤を流しながら遡ります。1回は針掛かりが甘く魚が外れ、更に進んで合わせた瞬間に糸がが切れてしまいました。 暗闇の迫る中で毛鉤の穴に糸を通そうとしますが出来ません。用意の輪っかをを付けた毛鉤を取り出し無様ですがそれにナイロンを結束しました。2018.05.22

7:21・この区間で最も魚影の濃い一番の場所に着きました。15m程の大きな流れの尻でヤマメが水面にジャンプしています。一投目で大きなショックの後に軽くなりました。3回目にこのヤマメが毛鉤に掛かりました。2018.05.22

 

7:24・ネットに収納して絡んだナイロンを直して4投目に又大きな引きが釣り竿をしならせます。 3匹目を釣り上げました。

真っ暗で中々ネットに入れられません。何とかキープして更に3投目にも魚が掛かったのですが、強いショックの後に軽くなりました。残念ながらナイロンが切れてしまいました。 何とかループ付きの毛鉤を結束しようとしましたが近頃目が悪くなって上手く行きません。残念ながら絶好のチャンスを逃すことになりましたが渓流を上がる事にします。2018.05.22

7:35・真っ暗な沢を歩いていますが、案の定滑って上半身がびしょぬれです。沢で滑ってアキレス腱を断裂して以来バランスが極端に悪くなっているようです。

自らの行動を呪いました。2018.05.22

7:37・暗闇の中、心細いヘッド・ライトの光を頼りに沢を離れる場所に着きました。2018.05.22

7:47・車を止めた場所まで戻ってきました。真っ暗な夜空には月が煌々と光を放っています。2018.05.22

今日の収穫です。3匹のかなり型の良いヤマメです。この渓流ではヤマメの釣れる季節はかなり限定されているのでこれはかなり幸運と言えます。2018.05.22

庭に沢山の食べごろのフキが生えていました。草刈り機で雑草と一緒に刈り取りながら収穫しました。街に帰っての貴重な夕餉の菜になりました。僅かな苦みと共に村の春を思い出しました。
2018年5月28日のイワナ釣り

6:14・前回の5月22日がヤマメの大当たりだったので味をしめて又やってきました。

歩き易い上流部で今日の調子を占うのが何時もの例です。今日はほぼテストの終わるポイントで強いあたりがありました。岩に掛かったかと思うほどの引きです。

暫く引き寄せる事が出来ず岩に絡んだかと諦めていると又動き出しました。かなり時間を掛けて慎重にネットに入れました。2018.05.28

大きなイワナの潜んでいたポイントです。かなりの深みです。一匹釣れたので精神的に余裕が出来ました。 これから本命の下流域に向かうことにして、一旦道路に戻る事にします。2018.05.28
6:44・先週ヤマメを釣ったポイントでも今日は全く魚の姿が見えませんでした。2018.05.28
6:46・フジの花房が垂れる深みに毛鉤を流し込んでみました。10回ほど試みましたがイワナの気配がありません。逆光の残光に浮かぶ野の藤の花房が今日の不運のせめてもの慰めです。2018.05.28
7:01・殆ど魚の気配が感じられない渓流、下降地点から釣り登ってきた下流部を見ています。2018.05.28
7:02・先週立て続けにヤマメが毛鉤を咥えた場所にやって来ました。大岩の右側で魚が数回水面を流れてくる川虫を追ってジャンプしていましたが毛鉤に掛かる事はありませんでした。2018.05.28

7:22・諦めて暗闇の渓流を道路に戻るべく歩いていて又転んでしまいました。全身びしょぬれです。見上げると山の端に月が昇っていました。2018.05.28

今年の渓流釣りのシーズンが始まりましたが出だしとしてはまずまずのようです。例え魚が釣れなくても水の流れに身を置いて感じる自然との一体感は得難い喜びです。身を切るように冷たい渓流の水で身が洗われる気分です。 暮らす街にあって6月の馴染みの渓流での幸運を祈っているところです。

06/04/2019
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