樹齢300年の福島県須賀川市長沼・陣屋の御殿桜
村からそれほど遠くない福島県と山形県は何故か美しい桜が数多く見られる場所なのです。それらの多くが”野の桜”と呼んでも良いでしょう。地元の人々のささやかな手助け以外は自らで北国の厳しい冬を幾度も乗り越えて生き続けてきた桜です。田の中や岡の上にぽつんと立つその姿に凛とした美しさを感じるのです。そのような桜と巡りあう幸運を求めての旅です。雪がかぶる山を背景に咲く桜の近くの小川には雪溶けの水が勢い良く流れています。そこでは去りゆく冬とやってくる春の二つを感じられます。
北国の桜にたどり着くまでの道中にも大きな魅力があります。それらも含めた”ごった煮”のような内容になっています。
桜の満開に当たることはなかなか難しく何度も訪れる事になります。いつ果てるやもしれない桜への旅です。同じ場所がそれぞれの状態で何度か掲載されますがお許しください。それぞれが、たとえ葉桜でも3分咲きでも大きな感動を与えてくれました。加えて、桜の花の下で出会った地元の人々との会話も大切な思い出です。
”村を歩く”と”街を歩く”から派生したページです。一部重複している事をお許しください。一部、桜並木や神社仏閣、北国以外の桜も含まれています。