堂々たる一本桜、1351年創建と伝えられる護真寺の桜とたよやかに美しい横田陣屋の御殿桜は指呼の間にあります。多分300年を経ているであろう2本の一本桜は、人家の少なかった時代には互いを見る位置にあったと思われます。何とも素晴らしい春が幾度も訪れた事でしょう。
護真寺の枝垂れ桜は福島県内では滝桜に次ぐ巨木だと案内板に書かれていました。さすがに桜に季節、常に人が居ますがそれでは2~3人の人達で見上げています。心行くまで桜との心の会話を楽しんでいるのです。 |
これだけの巨大な古木になるとどこか弱った個所が出るらしく見る位置によって印象が大きく変わります。病気等で欠落したり、花のつかない箇所から見ると無残な姿に見えたりします。3カ所から撮ってみました。護真寺の桜はどっしりと立つ横綱の風格が感じられます。2013.04.09 |
昨年見た護真寺の桜は、あの大震災の影響で花付が悪いと地元の人が話してくれました。今年の花は随分と回復しているように見えました。護真寺住所:須賀川市横田字北ノ後158 |
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古舘の桜に向かう途中岩崎山の桜標識が出てきました。この標識の意味するところは、明日10日より始まる桜スタンプ・ラリーの桜の一つのようです。個人的な趣味として、見る為に植えられた桜には惹かれますが(後世見せる桜にさせられるものもありますが)、公園のように見せる為に植えられた植物には無関心なのです。通り過ぎようと思ったのですが、丘の斜面に見える満開の桜は見せる為に植えられたようには見えません。斜面を登って見ました。 |
高さが6~7メートルほどでしょうか、幹が太くかなりの古木に見えました。頂上までは少しありますが、登っても差して面白くもなさそうなので大急ぎで斜面を下ります。
この史跡の場所は鎌倉時代から明治時代まで霊地として多数の慰霊等がたっている場所と説明に書かれています。スタンプラリーの標識のせいか、3人連れの人が居ました。古舘の桜に向かいます。 |
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古舘の桜に向かって長楽寺の桜の標識、一旦通り越したのですがせっかくだからと角を曲がってみます。突きあたりに何とも落ち着いた山門が見えます。山門に足を踏み入れると右手に桜の古木、広々とした境内に心が解放されます。本殿までは40~50メートルは有るでしょうか。本殿の前にも一本桜。。住所:福島県須賀川市桙衝(ほこつき)字宮本1722013.04.08 |
石瓦の珍しい屋根が趣のある山門と二十三夜の供養塔が歴史を感じさせます。この門は寛保2年(1742)の建築物のようです。塀越しに姿が整った桜の古木が迎えてくれます。始めて何の気なしに訪れた私達には思いがけない旅の思い出が加わりました。 |
門をくぐると本殿が見えます。そこにも一本桜、春こそがこの寺を訪れる最適の時のようです。がらんとした境内には空間があるだけです。 |
本殿の前には池があって形ばかりの石橋が掛っています。 |
古舘の桜に向かうべく山門に戻ります。三人連れの桜見物の人にあいました。この方達とは古舘で再会することになります。 |
本殿の小さな石橋から山門の芳香を見ます。この桜は今満開の時期を迎えたようです。 |