|
|
桜前線が素早く北上する後を追いかけて県境の村にやってきました。去年で味をしめたという事です。地元の人々が静かに愛でる一本桜の古木に魅せられてしまいました。誰も見る人のいない、数百年生きて来た桜の花の下に立てば手を合わせたくなる程の感動が湧き上がってきます。かっての三春の滝桜がそうであったように。そのような桜を訪ねました。何時ものとおり白河農協での買い物があったので、白河の桜から見ることにしました。 2013.04.08 |
|
桜道を辿る②白河市妙関寺(みょうかんじ)の乙姫(おとひめ)桜 |
|
|
|
|
堂の下の岩観音が想像以上に人が多かったので寺子のヒガンザクラを見に行く事にしました。去年見た時は病気か地震の影響かどこか勢いが感じられませんでした。
祈りたくなるような静寂な一本桜です。墓守のように墓の中に立っています。辺りは畑で春の農作業をしている地元の人が居ます。 |
|
推定される樹齢が350年と案内板に書かれています。今年は根元まで近づく事が出来ないようにロープが張られています。昨年見た時はその幹の太さに驚いたものです。
人家の間を通り農道の先にぽつりと言ったんの空が桜色に染まっています。350年もの長い時間、ただ春が来たから咲いただけとばかりに静かにたたずんでいる姿に感動を抑えきれません。
見世物でもなければ土産物屋の林立する地でもありません。この地の人々に春を告げて来た姿に心を動かされるのです。
私たちが桜を見ている間に、一人の人と出会っただけです。撮影が終わったらしく入れ違いに桜から遠ざかって行ったので、農作業の地元の方と私達だけがこの桜を見上げています。この桜の道の終点の須賀川市長沼を目指します。そこでも、ただ静かに咲いている一本桜に出会えるのです。桜の道を辿る②は近日中に掲載申し上げます。 |
|
|
|
04/17/2021 |
|
|
Copyright (C) Oct. 10,2007 Oozora.All Right Reserved.
04/17/2021
更新 |