磐越道三春インターをおります。インターを出ると駐車場の枝垂れ桜が満開でした。

もしかするとと期待をしながら、まず三春町の北の桜を目指すことにしました。

２０２２．０４．１８

三春インターを出てすぐ近くの”はし軒”と言うラーメン店で昼食をとることにします。出発前の下調べで見つけた店です。

コロナ対策もあり店の前のベンチで待ちました。その列を見ていると観光客ではなく地元の方々に人気の店である事が分かります。多分私の選択は間違ってないとこの様子から確信しました。

店主の人の強いこだわりが感じられるラーメンは推測通り昼食を我慢して２５０ｋｍ程の遠路を訪ねた甲斐がある丁寧に作られたおいしい味でした。コクのあるチャーシュー、味に濁り気のないスープ、麺は少し固めかも知れませんが作る人の細心の心遣いが感じられる昼食を楽しみました（心遣いだけで味が良くなるわけでもありませんが）。再度機会があるかは不確かですが、この近くを訪ねる折の昼食が楽しみです。はし軒住所：福島県田村郡三春町熊耳中田１２３−１。２０２２．０４．１８

”はし軒”の外の椅子に座って順番を待つ間、すぐ横の学校通学路の桜並木を見に行って見ました。ソメイヨシノが満開を少し過ぎて散り出していました。

これならこれから訪ねる三春の一本桜も少なくても花弁が見られると少し希望が湧いてきました。

２０２２．０４．１８

八雲神社住所： 福島県田村郡三春町熊耳古内２３２。

グーグルマップでで見つけた神山の桜近くの稲荷神社の桜（三春町熊耳古殿１８３）をさがしましたが桜は見つかりません。神社の上まで登り辺りを見渡しますが桜の木らしい花が見えませんでした。諦めて”神山の桜”に向かう途中左の岡の斜面に美しい枝垂桜が見えました。

見晴らしの素晴らしい斜面の参道に置かれた石段を登り出すと枝垂桜が頭上に広がっていました。

参道を登り出すと小さな心配が心に湧いてきました。途中目にしたこの辺りの人家が極めて広大である事から、このこじんまりした神社が隣接する個人の方の社ではないかと危惧しました。

社殿でお参りをさせて貰い急いで下る事にしました。

２０２２．０４．１８

神社に隣接する 方の家と思われる手入れされた庭の先には桜が植えられていました。

２０２２．０４．１８

小雨と逆光気味の神山の桜の姿を私の腕では写すことが出来ませんでした。かなり見にくい位置に咲く桜です。

２０２２．０４．１８

少し離れた斜面の上に咲く桜が果たして目的の神山の桜が少し不安になってきました。少し方向を替えて見上げていると”神山の桜”と彫られた石柱が置かれていました。

２０２２．０４．１８

次の一本桜を目指して細い道を進んでいきます。三春町ではかなり多くの見るために植えたと思われる桜の木が見られます。神山の桜から少し下り気味の道の先にも桜の若木が見えます。

２０２２．０４．１８

山之内桜住所：三春町熊耳山之内。先程見た桜の若木を過ぎて右手を見ると岡の上に美しい姿の枝垂れ桜が目に入ります。私の調べた三春町のリストにもグーグル・マップにも記載が見られなかった美しい姿の桜です。

おおよその場所をグーグル・マップから地図を作って記載しました。

２０２２．０４．１８

道路から凡そ７０～８０ｍ程離れたと推定される岡の斜面にうつむくように枝を曲げて佇む姿が大変美しい枝垂桜です。

２０２２．０４．１８

地元の方が作ったと思われる案内板が置かれていました。この地の地名に由来すると思われる名前が記されています。

２０２２．０４．１８

幹の大きさなどからの素人の推測ですが６０～８０年程度かもしれないと思いました。

その岡の斜面に立つ姿が極めて優雅で、その桜の立つ場所の周りの見晴らしが美しい事もあり暫く見惚れてしまいました。

前掲の写真と余り違いませんがもう一枚山之内桜の写真を載せました。

２０２２．０４．１８

次の桜を目指して細い道を進みます。やはりあちらこちらのお宅に美しい桜の姿が見られます。

２０２２．０４．１８

細い曲がりくねった道が５０号線・浪江三春線とのT字路に突き当たりました。そのT字路脇の５０号線には磐越東線・要田（かなめた）駅、珍しい無人駅なので車を降りて見物する事にします。ここは三春町に隣接する、福島県田村市船引町になるようです。

２０２２．０４．１８

要田駅から次の桜を目指して進みます。田村市立要田小学校の脇には古い桜の並木が見られました。この一帯は何処でも桜が、私には特に一本桜が目に入る場所だと感じています。

２０２２．０４．１８

２０２２．０４．１８　

この後も幾つかの桜に出会いますがこの地の桜は見通しの良い岡の上に植えられたものが多いような気がします。

わざわざでは無いかもしれませんが、桜を見るには絶好の見上げる位置に優雅な姿で佇む桜にしばしば出会えます。

２０２２．０４．１８　

３００ｍ程離れた保育園にも３本の桜が遠望できます。時折未だ小雨が落ちてくる陽気に歩く事は諦めて次に向かう事にします。

２０２２．０４．１８

成田神社住所：三春町町北成田広畑鹿島。２車線の広い道路に鎮座する成田神社は直ぐに分かりました。駐車場が分からないので道路の広がった場所に止めさせて貰い参拝をさせていただく事にしました。

成田神社の標識が道路にもあるので迷うことなく辿り着く事が出来ました。

２０２２．０４．１８

参道を緩やかに上り出すと推定樹齢 ４００年と言われるエドヒガン桜が覆いかぶさるように頭上に枝を伸ばしていました。残念ながら花の季節の最後の時に訪れたようです。

２０２２．０４．１８

小さな岡の上に神社は鎮座していました。

２０２２．０４．１８

本殿ににすすんで手を頭を垂れ手を叩き参拝をします。街を出てからの２５０ｋｍを越えるかなりの長旅の無事を感謝しました。県境の村への帰路も７０ｋｍ程残されています。これからの旅の安全も併せて祈りました。

２０２２．０４．１８

手入れのされた清冽な社での参拝は私の心にこれから先の旅への心のゆとりを与えてくれたようです。焦らずに進む事にします。

２０２２．０４．１８

日暮前に残された４～５個所程の一本桜を回る予定があるので余りのんびりもできません。参道を下りエドヒガンを見上げます。

２０２２．０４．１８

少し離れた位置から何とか全体を写すことが出来ました。

２０２２．０４．１８

寺桜住所：三春町七草木・詳細な住所が不明なのでグーグル・マップから地図を記載しました。

三春町七草木の天神桜を目指していると道路脇に桜の塊が見えました。その前は道路が大きく膨らんでいたので車を止めて桜を見る事にしました。三春町の桜のマップにもグーグル・マップにも載っていなかったので大変嬉しい驚きです。

２０２２．０４．１８

咲き方を見て正面の桜はソメイヨシノではと思います。それに混ざって右には枝垂れ桜がみられます。

桜の花弁の下にはお堂が有りました。手を合わせて有難い桜の季節に巡り合えたお礼を申しました。

２０２２．０４．１８

シダレザクラが枝を地面に向けていました。

２０２２．０４．１８

多くがソメイヨシノらしくお堂の空間を覆うように桜の花が咲いていました。

２０２２．０４．１８

次の天神桜に向かう事にして下草の生えた心地良い田圃の畦道を歩きます。入口には寺桜の標識が見えました。

２０２２．０４．１８

屋根が雨で光っているお堂が見えます。まさに桜の岡です。

次の七草木の天神桜を目指します。

２０２２．０４．１８

何とか時間を作って今年最後の北国の一本桜の地を福島県三春町に決めて２５０ｋｍ程の旅です。やはり気温の上昇が影響したのか桜の最後の季節に何とか間に合ったのですが、花の盛りは過ぎていたようです。

そうであっても誰一人見る人の居ない静かな中で、地元の方々の多くの物語が残る一本桜との対面は私には大変嬉しい春の思い出となりました。２０２２．０４．１８