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福寿草

築山の上の岩陰に福寿草が元気に育っていました。一枝は花が散り、一枝は蕾が開かんとしていました。

誰も居ない庭で、高原の村の厳しい冬を乗り切って春を迎えて花びらを開かせてくれたようです。風でも雪でも、その一撃で折れてしまいそうな細い茎で良くぞ生き延びてくれたと見る者に大きな感動を与えてくれる姿です。2019.04.09

 

2009.3.29データ
3月に訪れた時、村は1メートルもの雪で埋め尽くされていました。4月1日の朝、黄色い花が朝日に輝いているのが目に入りました。雪に耐えて福寿草が花を開いてくれていました。これは昨年植えた2代目なのです。下記の2009年3月29日データの福寿草は雑草と一緒に引き抜いてしまい、申し訳なく思っていたのです。救われた気分です。2014年3月31日
2009.3.29データ

朝起きると冬枯れの庭の一隅に黄色の点が揺れているのです。あれっと、淡い期待をしながら足を運ぶと福寿草が風に揺れているのです。たった一輪・・・それだからこそ一層私の胸を打つのです。

町では桜で浮かれる頃、その気分に釣られて村に来ると一面の枯野が広がるばかり。何度も裏切られてこの季節には村を訪ねる事がなくなりました。福寿草を見たのは何年も前の事です、枯れてしまったと諦めていたのです。

消えたと思った花が何年も黙々と咲き続けていたとは・・まるで宝くじに当たったような幸運です。凛とした美しさに接した感動、その日は私に印象深い一日として記憶されるでしょう。その夜は雪が降り積もりました、厳しい自然の試練です。

村ではこのところ夕方から雪が舞うと言うのです。案の定、今日も夜になると無常にも那須山から雪が吹きかけてきます。

心配で夜の庭に出てきました。花弁にまで雪が盛り上がっています。辛うじて花弁の先端だけが見えるだけです。可哀そうで手助けをしたいのですが、私は我慢しました。人の手を借りずに咲きたいに違いないからです。いらざる憐憫は無用と雪の中にひっそりと茎を立てていました。2009.3.29

朝になると少しずつ春の雪が溶けだします。花弁の上に少しだけ昨夜の残り雪。たった一輪だからこそ、私の感動は深いようです。周りをリュウノヒゲに囲まれて根が伸ばせないようです。

最小限の手助けをしようと、リュウノヒゲを引きぬいて隙間を開けてやりました。2009.3.30

04/18/2019
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