左はホタルの動画です。見られない場合はお手数ながら無料のクイックタイム・ムービーをダウンロードの上ご高覧下さい。
村の人々は綺麗だとは言いますが、たいしてみる事もないようです。それが私には素晴らしい事に思えます。大騒ぎせずに淡々と毎年の季節の訪れとして、目の端に留めて生活を送っている様子が良いなと思いました。村の人々にとってはホタルが季節になって飛ぶことは当たり前のことなのです。 勝手に厳しい自然を生き抜いて、一生に一度の幾晩かの競演を共に自然の中に生きる仲間として見ているような気がしました。ここではホタルが居ることが普通なのです。私も静かにホタル達と漆黒の闇の中に溶け込みました。感動を胸にしまい込んで。
勝手に厳しい自然を生き抜いて、一生に一度の幾晩かの競演を共に自然の中に生きる仲間として見ているような気がしました。ここではホタルが居ることが普通なのです。私も静かにホタル達と漆黒の闇の中に溶け込みました。感動を胸にしまい込んで。
驚くことに翌晩、この二匹のホタルは逃げもしないでサツキの林の中で光っていました。多分村のホタル達が光りだす頃までは元気に新しい土地で生きていると思いました。”なんとかホタル祭り”の見世物(望んで見世物になりたいホタルはいないでしょうが)にはない、自らで生きている生き物の清らかな光です。人の目に晒されてない清冽な美しさに感動したと同時に、厳しい環境を自らの力だけで生き抜いた小さな生き物の彼等に敬意を払いたい気持がわいてきました。