南アルプス・甲斐駒ケ岳(2967m)②頂上 ①駒津峰 |
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登山道概念図と所用時間 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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駒津峰から甲斐駒ケ岳頂上へ |
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甲斐駒ケ岳へ向けて小さな登り下りが続きます。目を上げれば白く輝く大きな甲斐駒が目の前にそそり立っています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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『魔利支天』への標識。森林限界を抜けて素晴らしい見晴しの登山道になります。太陽が白い花崗岩にきらきらと反射してまぶしいほどです。登山道の草花を掲載しましたが名前が間違っているかもしれません。 |
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イワインチン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
この斜面を登ります。まことに爽快な登山道です。全体に白く輝いています。
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コガネギク
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オオヤマリンドウ
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トウヤクリンドウ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シラタマノキ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
『魔利支天』は足下になりました。頂上は近いようです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
2967メートル、甲斐駒ケ岳の頂上です。見上げた感じではもっと尖っているように見えたのですが、頂上がかなり広いのに驚きました。直登ルートの二人の青年がコッフェルで何かを調理しながら食事をしていました。私たちも握り飯を出して遅い昼食をします。北岳方面はガスが掛って見えないのが残念です。鳳凰三山ははっきりと見る事が出来ました。 |
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下山しようとすると外人が一人登ってきました。写真の依頼で社殿の前で数枚撮ってあげました。グーグルの地図を持って、尾根伝いで仙丈から北岳を登るのだがどう行くのだと聞かれました。幕場も限られていて難しいので一旦北沢峠に下って登り直した方が良いと教えてやりました。一緒に下ると云うので同行することにしました。聞けばルーマニヤから来て富士山を登ってきたが俗化していてがっかりしたとの事でした。甲斐駒は素晴らしいと感激していました。3人で下る事にしました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
下山 |
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何時までも頂上に居たいのですが日暮れがせまっています。名残惜しいのですが思いきって下ります。下り道が大変快適なのです。柔らかい花崗岩の砂礫の道です。眼前に遮るものがありません。これほど快適な下り道はそうそうあるものではありません。晴れていれば正面に富士山と北岳が見えるのですが、ガスが掛っています。それでも柔らかな砂地の心地良い下りと、すっきりと前が開けたローケンションを大いに楽しみました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
頂上からルーマニア人が一人加わり3人で下ります。ヘッド・ライトを持っているかを確認したら、強力なライトがあるというので安心しました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
柔らかな砂を踏みしめながら見晴らしの良い道を下ります。ごろごろした岩が無いので快適この上ない下山です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
六方石まで戻りました。これから駒津峰へ登りとなります。同行のルーマニヤ人も元気に付いて来ます。彼はテントや寝袋までもって登ってきたようです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
これを登ると駒津峰です。もう登りは終わりです。駒津峰からは仙水峠を経てテント場の駒仙小屋まで下るだけです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
夕焼け駒津峰 |
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駒津峰5:30、既に夕暮れがせまっています。白く輝く甲斐駒ケ岳が赤く染まり出します。素晴らしい自然の美です。一緒になった若い二人の登山者に尋ねると、双子山を登るのが大変なので登ってきた仙水峠から下ると云うのです。道を尋ねると、夜でもそれほど迷わないと云うので私たちも仙水峠から下る事にしました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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左に鳳凰三山、その右に薄く富士山が見えました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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あかりがすとんと消えて辺りが真っ暗闇に包まれました。仙水峠の手前でライト点灯します。途端に歩みが緩やかなものになります。昼間なら簡単に歩けた道が、広くなったところでは判然としません。分かりにくいところでは間違わないように慎重に道を探します。ここまで一緒だった若い二人連れの登山者が我々がヘッド・ライトをセットしている間に先に行きます。登りにこの道を使ったので様子が分かっているのか、あっという間に見えなくなりました。暗闇の中で仙水峠の標識を見つけ右へと下ります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
仙水峠から左手に町の明かりが見えました。多分甲府方面ではないかと思います。右に沢へと下ります、闇が更に深まります。峠から降りるとすぐに大きくて黒い大石の転がる場所に出ます。道が途中で消えて見つかりません、友人は、再度仙水峠へ戻り手がかりを探します。私は外人に動かないように言って慎重に踏跡を探します。何度か道を失いますが慎重に確定しながら下ります。しばらくして大石の地帯を過ぎてしっかりした登山道が現れ一安心。
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帰宅 |
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1・2 |
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06/11/2020 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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