村の那須連山・赤面山1701mから三本槍岳1916m往復 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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紅葉の具合を観に那須山にドライブ、2011年9月13日、秋晴れの朝、赤面山から続く那須連山がはっきりと見渡せます。前岳の後ろに三本槍岳は隠れているようです。茶臼岳の上の駐車場までドライブしてみましたが紅葉にはまだ早いようでした。それでも雲が無い青一色の空、8月29日に登った那須の山がはっきりと見えました。2011.09.13 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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那須甲子(かし)青少年自然の家(正式名称は確かではありませんが、子供たちの宿泊施設のようです)に到着。近いわけで、お馴染みのチャポランドのすぐ近くでした。丁度出勤してきた施設の職員らしい方に駐車場に止めて山に登る事をことわりました。赤面(あかずら)山までの時間を聞くとはっきりしないが2時間位と教えてくれました。これはかなり早い人だったようで、私は休憩を入れて約3時間半掛りました。朝7時出発。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
子供たちの施設のため赤面山頂上まで標識がしっかりと設置されているので安心です。牧場が近いのかどこからか牛の匂いが漂ってきました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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登山道に真新しい動物の糞を見つけました。冷静に考えれば良かったのですが、咄嗟に熊を思い出してしまいました。ブナの大きな木々に覆われ、人っ子一人出会わない登山道です。あわてて鈴の音が出やすいようにつけ直しました。思い出さないように前を注意しながら登ります。家に帰って写真を見てから何時もながらのそそかしさに頭を殴りました。恐怖の元はキノコの群生だったようです。 |
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堀川を渡り200メートルほど進むと自然の木々の間に場違いな感じの鉄の階段が表れます。赤面山へはこの階段を登ります。ここまでは道幅も広く見通しの良い快適な登山道です。エスケープ・ルートなどの標識があるので、子供達の遠足などではここから那須甲子道路に降りて施設へ戻る場合もあるのかもしれません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
真っ赤な実を付けた木が数本見えます。多分ナナカマドの実だと思いますが、木の大きさと鈴なりの赤い実に驚いてしまいました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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登山道の脇のガマズミと思われる木に赤い実が輝いていました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
足元にはリンドウの花が咲いています。今が盛り、途切れることなくリンドウの花が見られました。6月になるとゴヨウツツジ(シロヤシオ)の花が辺りを覆います。赤面山頂上までの道では、近道のスキー場から登ってきた人と会っただけでした。静かな山を一人で心から楽しみました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ガクアジサイの先残りのように見えますがはっきりしません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
野菊の一種なのかもしれませんがはっきりとしません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ハクサンシャジン:そろそろ花は終わりの季節のようです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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赤面山頂上から三本槍岳方面を望みますがガスの中に隠れてしまっています。目の前の前岳に登るために一旦がれ場を下ります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
前岳と赤面山の中間の鞍部に降り立ちました。後ろを振り返ると赤面山がかなり小さくなってしまいました。砂礫が散らばる気分の良い鞍部です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
このような鞍部を歩きます。秋の気配を感じる風が吹いて何とも快適です。那須連山にもこれほど静かな場所があったのかと嬉しくなってしまいます。赤面山の登りでスキー場から登ってきた人にあったきりずっと一人で歩いています。左手に懐かしい朝日岳が見えてきました。右手の山がこれから越える前岳です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オンタデ:鞍部の砂礫地に大きな群落を作っていました。花の名前は間違っている場合もあります。お許しください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ミヤマウイキョウに似ていますが、草丈もかなり大きい事からハクサンボウフウではないかと推定しました。 |
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赤面山から下った砂礫の鞍部に咲いていました。花の名前が分かりません。
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ミヤマアキノキリンソウ:どの山でも見られる元気な花です。
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赤面山から一旦気持ちの良い鞍部に下ります。那須にもこんな静かな場所があるのかと嬉しくなります。どこから登っても山を越えないと来られない場所です。リンドウは山道にずっと咲き続けていました。これから越える前岳をバックに撮影しました。登山道はかなり上まで登って前岳を巻いて北温泉から続く中の大倉尾根に合流します。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
栃木県の那須岳から福島県の甲子岳へと抜ける縦走路に出ました。このあたりから登山者に出会うようになりました。栃木県の朝日岳が一際目立ちます。このあたりは清水平、低灌木の平らな場所です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三本槍岳の丸い頂上が見えてきました。名前”三本槍”ですが槍のように尖っていません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三本槍岳1916m頂上 |
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三本槍の頂上です。少し雲が掛っています。那須連山の中心部にあるので見晴らしの素晴らしい頂きです。二人連れの登山者がいるだけでした。昼の弁当を食べました。 おおよそ午後一時、赤面山からの下りは結構長く薄暗くなるかもしれません。熊の恐怖思い出してしまい、中の大倉尾根を下って那須甲子道路に出ようかとも思案しました。車を止めた甲子少年自然の家まではかなり長く歩かなくてはなりません。ままよと登った来た道を下る事にしました。 |
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頂上の説明によれば、この頂きに会津藩・白河藩・黒羽藩の三藩が毎年槍を立てて境界を確認した事に由来しているそうです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
美しい姿の会津の山・博士(はかせ)山が目の前に見えます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
福島県側の旭岳、那須の朝日岳と共に那須連山で最も美しい二つのアサヒダケの一つです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
茶臼岳(那須岳)の噴煙が真っすぐ立ち上っているのが見えます。茶臼岳から三本槍を往復する道がメイン・ルートのようです。頂上からの景色を堪能してから、急かされるように下りに掛ります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
三本槍岳から下山 |
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北温泉方面に下る中の大倉尾根の分岐点です。どちらに下るか迷った末に、登ってきた赤面山方面へと左に下ります。前岳の斜面で黒い蛇を見ました、ちょっと嫌な予感がします。リンドウが道の両側に途切れることなく咲いていました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
赤面山との気持ちの良い鞍部に出ました。日が低くなり夕暮れの近い事をしらせてくれます。鞍部の笹藪で目新しい動物の糞をたて続けに2個見つけてしまいました。 |
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赤面山の頂上へ戻ってきました。これから下る甲子温泉への道は木々の間に埋没しています。熊の事を考えると避けて通りたいのですが、ここまで来ては彼らの住処を出来るだけ邪魔しないように下る以外ないようです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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村から直ぐ近くにこれだけの登山道があったのは驚きです。スーパーへ買い物にいくのと違わない時間で登山口に行けるのです。街の土手を走るより余程楽しい運動でした。機会を見つけて歩いてみようと思っています。帰りついた夕焼けの村の道から赤面山が見えました。今ではただの景色ではありません、何か親しみを感じる山になりました。<赤面山から三本槍岳の終わり。> |
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06/11/2020 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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