鳥海山(2236m)・象潟(きさかた)口登山道より御浜① 地図 ②頂上へ③雪渓
鳥海山

象潟口登山路は七五三(しめかけ)地点で左・千蛇谷コースと右・外輪山コースに分岐します。多くの登山者は登りを見晴しの好い外輪山、下りを千蛇谷にとります。私もそうしました。外輪山コースから千蛇谷の雪渓と鳥海山、雪渓沿いに登山道が望まれます。斜面はお花畑が延々と続きます。

東北道から山形道を経て鉾立登山口駐車場へ

カーナビに従って東北道から山形道・鶴岡ICから7号線経由で遊佐町にでます。標識に従って右に鳥海ブルー・ラインに入りますが酷い霧が道路を覆います。写真は少し明るく加工してありますが、実際は道路の端が見えません。夜中で対向車も無いのでセンター・ラインをまたいで走ります。途中牧場の臭いがしました。どこをどう走ったのか、しばらくして大平山荘の標識。カーナビが間違っていないので一安心。しばらくで鉾立の駐車場です。夜明けを待つのか30台ほどの車が止まっていました。2010.07.26

東北道入口浦和ICから山形道・国道7号線経由の時間

街出発7月25日 6:00→東北道経由栃木・福島県境の村8:40→村出発9:45→村田JC11:45→古関サービスエリア12:00→月山IC12:50→遊佐町・鳥海ブルー・ライン入り口2:08→太平山荘2:35→鉾立登山口駐車場着7月26日午前2:45 

街を夜6:00に出てから東北道経由にて県境の村で家人を降ろし、2度ほど軽い休憩をして鉾立に到着しました。車の通りの少ない暗い山形道を経てここまでの道のりをかなり遠くまで来たと感じました。一人なので気を張っていたせいか途中思ったより眠くならないので助かりました。街を出てから約8時間ほど走ったことになります。

鉾立駐車場から賽の河原
頂上へのルートは七五三掛(しめかけ)で千蛇谷コースと外輪山コースに分かれます。かなりの人が外輪山を登り、下りに千蛇谷雪渓を横断するようです。どちらかと言うと登り下りとも千蛇谷コースを使用する方が楽で早い(往復で20~30分)と言われています。私の感想としては登り外輪山コース、下り千蛇谷コースが良いように感じました。

登り:鉾立駐車場発5:00→賽の河原6:30→御浜小屋通過7:15→御田け原7:35→八丁坂 7:40→七五三(しめかけ)分岐→8:10行者岳→10:35→頂上小屋への分岐10:35→大物忌神社(頂上小屋)10:45→鳥海山頂上着11:00 休憩は昼食と頂上を入れて表示時間内で約計50分程、何度も立止まっての撮影にかなりの時間を取られる。

下り:頂上発 11:20 鉾立駐車場着 3:05 帰路は表示時間内に30分ほどの休憩、千蛇谷雪渓横断で25分ほど撮影に費やす。帰路鶴岡に早く戻り、羽黒山を訪れようとかなり早足で下りました。お陰で鶴岡への車の運転で足がつってしまい、ペットボトルで冷やしながら走りました。

①鉾立駐車場です。夜中の2:45に到着しましたが、走行中は寝てはいけないと緊張していたので車中で寝ようとしても寝られません。横になっただけで4時半に起きて支度をし朝食をとります。既に出発した人も少なくありません。隣の車の人が地元の方で、登り外輪山コース、下り千蛇谷コースを勧めてくれました。朝5時に出発します。駐車場の車は更に増えて50~60台は止まっているようです。

②登山道入口に立つ案内板です。私は看板に向かって一番右のルートを辿ります。矢印で示した登山道で象潟口とよばれています。
③登山道の始まりです。暫くこのような綺麗な道が続きます。 ④展望台から頂上付近を見ますが雲の中です。七五三掛(しめかけ)分岐点を過ぎるまで霧が道を塞ぎます。

⑤登山道に入るとすぐに花が両側に現れます。これは時間が掛ると覚悟を決めました。中々先に進めなくなります。一つの花を撮影するには少なくても5~6分は掛るのです。花々の名前が間違っている場合があることをお断りいたしておきます。不明なものは分かり次第記載いたします。頂上に登る事が第一の目的で花を見るのは体力が残っている時に限るので詳細に観察するゆとりがありません。判明次第訂正いたしますのでお許しください。鳥海山固有の『チョウカイフスマ』だけは通りがかりの登山者の方に教えて貰いました。

クルマユリ
↑シラネニンジン

↑葉の形からミヤマカラマツと推定しています。これから満開になるところでないかと思います花がしっかりと開くと特定しやすくなるのですが。
↑ニッコウキスゲ
賽の河原

1時間ほど石畳の緩やかな道を登ると右手の斜面の影に雪渓が残る『賽の河原』の標識の立つ平原に出ます。あたりはお花畑です。この日は時折ガスが掛り山の上の景色が見えません。それが却ってガスの中に点々と咲く花々を目立たせています。背の高いニッコウキスゲが特に目立ちますが、ハクサンイチゲも大きな群落をいくつも作っています。

雪渓からの雪解け水がさらさらとあちらこちらを流れ下ります。暫らく撮影に時間を費やします。撮影時間が休憩の代りになります。余りにも多くて全てを見られた訳ではありません、目についた花を掲載しました。

↑ハクサンイチゲ:あたりにはハクサンイチゲの大きな群落が幾つも見られます。
↑↓イワカガミ:野草の群落の中にぽつぽつとまぎれて咲いていました。
↑イワイチョウ
↑ハクサンイチゲの群落の中で咲くイワカガミ
ヒナザクラだと思われますが不明
↑アオノツガザクラ
↑ハッコウダシオガマ

←ベニバナイチゴ:やがて実が成り生物たちの胃袋を満たす事でしょう。

花の群れがたまに途切れる事はあっても頂上まで延々と続きます。ついつい目を取られ写真機を構えてしまいます。それが休憩にはなるのですが、歩行が捗らないのには困ります。鳥海山の頂上に何時になったら到着するやら。あたりはガスが立ち込めどちらの方向が頂上なのか不分明です。

御浜(御浜神社・御浜小屋がある)

7時15分通過、登りだしてから2時間15分で御浜に到着しました。辺りは酷い霧です。このあたりは山が平坦な為に道があちらこちらにあって、どれが進む道かが分かりにくくなっています。右手に大平山荘からの吹浦口登山道が合わさります。御浜神社の鳥居と御浜小屋があり、トイレもあるようです。ガスが掛ってどうなっているのやら判然としません。私は小屋の前を通り上に進むとどうやら登山道と思われるところに出ました。あたり一面がガスがかかり判然としませんが先へと進みます。『②鳥海山頂上へ』に続く

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06/11/2020
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