土手のジョギング№22・8月の土手の野の花4 
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菜の花の土手 彼岸花の土手のジョギング① 

土手のジョギング №22④・コバギボウシ(小葉擬宝珠) ()無断転載

ジョギングする土手の野の花スライド
土手に密やかに咲く可憐な野の花の画像をニコンのイメージ・スペース・土手に咲く野の花のスライドでご覧いただけます。現在作業中の為野草の名前等が違っている場合もある事をお許しください。2020.08.17
スライドショー・一覧表

先週8月10日の土手のジョギングより更に上回る猛暑の土手には時折自転車を走らせる人が見られるだけで人影は絶えています。時折気まぐれのようにそよと吹く風が至福の一時、新たなエネルギーを貰った気分です。画像では空のゴミとして映る黒点の頭上を横切るツバメの姿に励まされながら進みます。

どんよりとした空の下、土手の両側は草原で遮られて息苦しささえ感じます。2020.08.17

氷水の入ったペット・ボトルの水が道中の頼りです、折り返し点までは少なくても半分以上は残すように大切に口に含みます。飲むときは残量を確認する事にしています。2020.08.17

出発点から約5kmの3番目の橋の折り返し点に到着しました。トンネルの入り口には涼をとる5~6人の人がいます。首都高速のトンネルにタッチしてから涼しいトンネルを抜けてその先から土手を下りる事にしました。2020.08.17

20m程の涼しいトンネルを抜けて土手を超えて河原に下りてみます。河原に掛かる橋の下の日陰で野の花を探します。猛暑の日向の下ではすっかり見慣れたアレチハナガサが咲いているだけでした。

何気なく川を下る船を眺めていると川岸の護岸を先週お目に掛かった野良猫がこちらにやってきます。驚いことにその後から3匹の野良猫が一緒に護岸を歩いてきました。

2020.08.17

野生に返った猫は格別の愛想も注意も払うことなくさっさと通り過ぎて行きました。日向の中に歩いて行ったこの野良猫は草藪の中に姿を隠してしまいました。2020.08.17

残りの3匹は後を追う事も無く日陰に集まっています。それを見ながらシャッターを押している私の事は全くの無視です。巨大な橋の下の荒々しい荒廃した雰囲気の中で、物欲し気のかけらも見せない極めて動物らしい姿を目にして清々しい感じがしました。最も猫は通常無愛想な動物ではあるようです。

今までは折り返し点の橋桁にタッチして戻るだけでしたが、コンディションが許す限りこれからは河原にも下りてみる事にしようと心に決めました。2020.08.17

キタテハ蝶(黄立羽)

川の小灌木に木肌と同色の蝶が蜜を吸っているのが目に入りました。春先と違って夏の蝶は動きが活発で中々私には写真に収める事が出来ませんが、この地味な蝶は近づいても逃げる気配が見えません。

私には余り馴染みのない蝶だったのでカメラに収めました。家にもでっとからネットで調べるとキタテハと言う名前の蝶と推定出来ました。2020.08.17

ケイヌビエ(毛犬稗)
河原をゆっくりジョギングして出発点に戻る事にします。赤味がかった穂を付けた野草が群生しています。穂の色の美しさと姿に魅かれてシャッターを押しました。この穂の形や色などからケイヌビエでないかと推測しました。2020.08.17
チチコグサモドキ (父子草擬)

河原を更にゆっくりとジョギングをしながら進んでいると綿毛のような塊を纏った野の花が咲いていました。枯れた花なのかとよくよく見ると確かに白い菊の花に似た花弁が綿毛の下に見えます。野の花には遠慮会釈も感じられない名前が付けられる事がありますが、これもその一つで”チチコグサモドキ”と言う野の花のようです。得体の知れない不思議な花に出会いました。

2020.08.17

 ニラ(韮)

ジョギングの折りに車を停める駐車場の隅に白い花が群生しているのが目に入りました。

群落の中に足を踏み入れると強いニラの香りが漂っていました。蕾が2割ほどで殆どが花弁を開かせています。2020.08.17

汗みどろの身には落ち着いた緑の茎と白い花の組み合わせはホット一息つける姿です。2020.08.17

蕾と開花した二つのニラの花の姿を写してみました。2020.08.17

ニラの花が咲く木々の間にかなり大型の蜘蛛が静かに張り巡らした巣の中心に足を広げています。身動き一つしない沈黙する姿は不気味な印象を与えます。何故かピントが合わせやすい蜘蛛なのですがピンボケの写真しか撮れませんでした。色が綺麗なコガネグモではないかと思われます。2020.08.17

 

ジョギングが終わってから先週訪ねた桜草自生地に車で向かいました。一週間でどれ程の変化が有ったのかと言う事と掲載した野の花の追加の画像を撮るためにやって来ました。叢の生い茂る自生地の中は蒸し風呂のような熱気がこもっていました。幾つかの追加の画像と新しい野の花に出会う事が出来ました、ジョギング・ウエアーがびっしょりと汗で濡れるほどの猛暑の中を歩いた甲斐があったようです。2020.08.17

コバギボウシ(小葉擬宝珠)

一週間前の8月3日に目にしたミズギボウシ (水擬宝珠)が未だかなり咲いています。湿地帯のあちらこちらにそれより小型の可憐なギボウシが群落を造っていました。明らかに葉が小型で草丈や花の大きさも小型です。コバギボウシと推定しました。2020.08.17

 

この小型のギボウシの葉を写して見ました、明らかにもう一つの丈の高いミズギボウシ (水擬宝珠)の葉よりかなり小型です。2020.08.17

全体を一度に視界に入れられる草丈50cmの程のコバギボウシの群落を暫く楽しませて貰いました。2020.08.17
熱気の籠る薄暗い草原の中で目にする紫のコバギボウシの花が私には束の間の涼風を感じさせてくれました。花びらを下に向けてうつむき加減の咲き方も私の好み合います。2020.08.17
目を花弁に近づけて詳細に見てみると白地に紫のラインが彩を添える複雑な色合いの花です。紫色を抱え込んだような蕾も可憐です。2020.08.17
イヌゴマ (犬胡麻)

一本だけなら雑草の緑の中に紛れて見落としたかもしれない程小さな花が20本程の群落を作り咲いていました。2020.08.17

カメラを花弁すれすれまで近づけてみました。未だ咲きだしたばかりの透明感のある綺麗な花弁です。ピントを合わせるのにかなり苦労しましたが、何とか一枚でもと念じながらシャッターを押しました。2020.08.17
このイヌゴマの花は少し開花が進んだようで二つの花弁を開かせています。薄いピンクの可憐な花弁の様子がこの花では確認できました。2020.08.17
 
キクイモ (菊芋)
一週間前に目にした鮮やかなキクイモの花が未だ沢山咲いていました。野の花にしてはいささか鮮やかすぎる咲き方ではあります。花の季節が過ぎて辺りは色彩の乏しい緑色の原が広がるロケーションの中では一際目立ちます。2020.08.17
強靭な生命力から外来植物である事は推測していました。それは心の片隅に置いて、人の手を借りずに咲く野の花の一つとして楽しく見させて貰いました。2020.08.17

キタテハ蝶がキクイモの花に止まっています。薄暗い草原を彩るキクイモの花との出会いだけでも十分満足なのに加えて蝶まで目にすることが出来ました。蒸し風呂のような草原に足を踏み入れる人は居ません。一人だけで静かな生物の営みを目の前で楽しませてもらいました。2020.08.17

ケキツネノボタン (毛狐の牡丹) 

6月15日に見たケキツネノボタンは特徴である毛で覆われ た茎の画像が無かったので今回目にした花を再度掲載しました。2020.08.17

  
茎に細い毛が生えているのが見てとれます。6月に見ているのでかなり花の季節が長い野の花なのでしょう。2020.08.17
センニンソウ(仙人草) 

一週間前の8月10日見たセンニンソウは激しい花の咲き方で葉や茎が大量の花弁でハッキリ見る事が出来ませんでした。今回は少し咲き方が穏やかなセンニンソウに出会ったので葉や茎を写してみました。サイトで見るセンニンソウの特徴と合致しているようです。

2020.08.17

かなりの暑さが続いていますが、頃なの影響で今年の夏は出かける事を躊躇しています。高原の村の草刈りや草花が気になっています。思い切って出かけようかと思っているところです、そうであるなら今日が今年最後の夏の土手のジョギングなるかもしれません。 県境の村の花と木2020.08.17

10/01/2020
             
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