彼岸花の咲く土手のジョギング 2014  菜花の土手のジョキング
 
土手の野の花

秋晴れの一日、彼岸花が延々と咲く土手をジョギングしました。4つの橋を繋ぐ往復16キロの道のりの内、約6キロ(往復12キロ)は彼岸花の花を見ながらの小さな旅です。心が解放される広々とした土手の空気を胸いっぱいに吸い込ます。わざわざ花を見るために訪れる人は見当たりません。土手を歩く人、自転車の人、走る人が目の端に止めるだけの何気ない景色です。見世物でない肩ひじ張らないあるがままの彼岸花の姿を見ると仕事で強いられた心の緊張が解けていくようです。時折撮影の為に立ち止まったので往復3時間2分掛ってしまいました。 014.09.22

 

秋の強い日差しを避け木陰を探して車を駐車しました。まず最初の難関の坂を登ります。息が切れます。登りきると冬は富士山が眼前に姿を現すのですが、秋晴れの今日は彼岸花がお出迎えです。

出発と到着の橋を背にして8キロ先の4番目の橋を目指します。彼岸花の群落は3番目の橋まで大よそ5キロにわたって続いています。

特に3キロ先の2番目の橋までの間が今年は沢山咲いていました。この季節、広大な土手の斜面の草刈りが行われます。場所によって花の数が異なるのは、3キロ先の2番目橋までは茎が伸びる前に草刈りが行われ、3番目の橋の辺りは茎がのびだした頃に行われたせいかと思います。私の経験では2番から3番目の橋までの間が最も彼岸花が多い印象があります。最も何時も花の咲いた時に訪れる訳でもないので推測です。
 

2番目の橋をくぐります、ここまで3キロ、のろのろと走るので平均で25分から30分要します。。上は高速道路です。橋の下では車の音が響き渡ります。次の3番目の橋までは約2キロ、今年は丁度彼岸花の茎が伸びる頃草刈りが行われたので疎らに花が咲いています。走りながらカメラのシャッターを押すので上手く撮影が出来ません。014.09.22

3番目の橋・オオキンケイギクの花畑

2番目の橋から約2キロで3番目の橋が見えてきました。土手に菊に似た花が一面に咲いています。街の中のお花畑です。見る人も居ません。

*2019年になると管理のお陰でほぼこの花は見えなくなりつつあります。
正確ではありませんがオオキンケイギク(間違っているかもしれません)と呼ばれる外来種で駆除対象だそうです。昨年は見なかったと思うのです。土手の改修工事を行ったのでその土砂に入っていたのでしょうか。それにしても驚くべき数の花が咲いています。

このあたりの土手の斜面一杯に広がる様はやはり尋常ではないように思います。繁殖力の強い外来種に違いないようです。見る分には晴れ渡る空と黄色の花のコントラストが雄大な感じで驚きを与えてくれます。

駆除対象の花ではあっても、咲きすぎが少し気になっては居ても、野草は感動を呼びます。どうも公園で管理された花が好みに合わないのです。
土手のまだ草刈りをしていない雑草の間に彼岸花がぽつぽつと咲いています。このような姿こそ野の花の彼岸花らしいと写真を撮りました。014.09.22
 
4番目の橋・折り返し点
@オキンケイギクの咲く土手を一旦坂で下り3番目の橋のトンネルをくぐります。上は首都高速です。中がヒンヤリとして快適です。 A再度土手への坂を登ります。目的地の4番目の橋までは約3キロです。4番目の橋を目指して土手を走ります。

B3番目と4番目の橋の間は興味深い景色はありません。ひたすら目的地を目指します。

D目的地の4番目の橋、新幹線が通りました。

⇐C途中、東京湾まで27キロの標識。

E4番目の橋の欄干にタッチして引き返します。ここまで片道8キロになります。今日は時折撮影したので約90分掛りました。
F3番目の橋まで戻ってきました。水が切れたのでここで新しいペット・ボトルを購入。 G古いボトルを捨てました。 H3番目の橋のトンネルを抜けます。オオキンケイギクの群落が見えます。

走りながらウエストバックからカメラを出してシャッターを押すので中々うまく撮影が出来ません。と言うのも、止まったり歩いたりすると、リズムが狂ってしまい却って草臥れてしまうのです。

止まらない・歩かないと決めているのです(今日は撮影の為何度か止まりました)。日差しは強いのですが心地よい風が吹きつけます。出発した一番目の橋を目指して走ります。2014.09.22

よたよたと走りながら適当にシャッターを押したので彼岸花が画面に入った写真がありませんでした。やっと一枚だけ辛うじて画面に入っているものがこれでした。みっともない写真です。汗を拭くタオルがだらしなくウエスト・バックのベルトに下がっています。お見苦しい写真で申し訳けありません。

帰路を進む土手の左側には彼岸花が延々と続いています。あと20分程で駐車場に到着します。ここまで戻ってくると安心です。少しペースを上げて見ました。

野に咲く彼岸花を見ながら走れた幸運を感謝しなくてはなりません。来年の再開という目標を与えてくれました。014.09.22

 
04/17/2021
 
土手のジョギングE
 
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